井上 もしも川で少年が溺れてるの発見したらどうする?

石田 そんなもん決まってるやんけ自分。二度見。

井上 助けろよ。そこは自分の命顧みずに助けろよ。

石田 無理やってそんなもん

井上 自分ビビリやねん

石田 誰がビビリやねん俺は唯一のクズ。

井上 もっとアカンやんけ。そこはなやってみたら意外とできるかもしれんから、「おい石田、あそこの川で少年が溺れてるぞ」

石田 おい井上、俺あの少年を助けたことによって女性にキャーキャー言われたいっていう欲に溺れてるぞ」

井上 言わんでええやろ!

石田 俺の煩悩!

井上 捨てろそんなもん。「しかし流れが速いな」

石田 「最近のお笑いの波はな」

井上 川の話や!

石田 乗り切れてない!

井上 頑張ろうぜ「よし飛び込むぞ」

石田 「ばしゃーん…腹うち」

井上 我慢せえよ!

石田 運動不足!

井上 黙っとけ自分、さっきからちょいちょい自分戒めるのやめろ、腹立つ、クロールで少年の所まで泳いでいって少年を抱きかかえたまま岸に少年を寝かせんねん

石田 「おい井上!」

井上 「どうした!?」

石田 「俺ただ泳いで行っただけやん」

井上 知らんがな!

石田 意味ゼロ!

井上 じゃあ頑張れよ。そこは少年の心配せえ。

石田 「おい井上、この子びしょびしょやんけ」

井上 当たり前やろ!

石田 俺もびしょびしょ!

井上 当たり前や、今の今まで溺れとったんや、もっと心配することあるやろ

石田 「あー!!…携帯潰れた」

井上 どうでもええ!

石田 さよならアドレス!

井上 何を言うとんねん

石田 でもこんな時のためになちゃんとアドレス帳の方にも書いとんてん…水性ペン!

井上 アホすぎるやろ!そこは話しかけて意識の確認。

石田 「あのーそのー、あの、あれ、うん、大丈夫かー?」

井上 人見知りしてる場合か!

石田 以外に根暗!

井上 興味ないねん。もうどけ!「大丈夫かー!?」

石田 「返事せえ」

井上 できたらやってんねん!

石田 俺の二面性!

井上 出すなそんなもん、意識が無いとなっなったら口元に手を当ててやな

石田 「うわー口元隠したら松潤そっくり」

井上 コンパか自分!

石田 コンパか!

井上 言うた今!そこは息してるかの確認。

石田 …

井上 匂い嗅がんでええねん、もうどいとけ

石田 ファイ!オー!

井上 しょうもないことすな!

石田 ファイ!オー!ファイ!オー!このハッピー野郎!

井上 どっか行け!腹立つから。「息してないから、気道確保や!」

石田 「今度一緒に旅行行こうや。だから金曜日と土曜日空けとけな」

井上 金土確保やーん。

石田 ボケが無理やり!

井上 じゃあやるな!「気道確保!」

石田 どうやってやるの?

井上 こうやってやこうや!

石田 こうやってこう!

井上 自分でやってどうすんねん!その後脈の確認!

石田 ヨー!

井上 ヨー!とかいらんねん!

石田 漫才楽しい!

井上 余計なことするな!心臓マッサージ!

石田 「行け・行け・井上!ドクドク・心臓!!」

井上 うるさい!

石田 この宴会部長!

井上 必要ないねん!ほんで人口呼吸や!

石田 ちょっと待ってくれそれはやばい

井上 リップを塗るな!

石田 …ステックのり!

井上 間違うか!もうええわここは俺がやるから自分は救急車呼べ

石田 オッケー、はあ潰れてた…

井上 面倒くさいな!

石田 頭の中の消しゴム!

井上 すぐ忘れんな自分「。

石田 くそおこんな携帯!びよーんびよーん、バネ付のストラップ!

井上 何着けとんねん自分、電話せえや!

石田 携帯潰れてんねん

井上 俺の携帯使え、これ防水携帯やから

石田 何?自慢?

井上 うっとうしいな自分!

石田 顔がウザイ!言うこともウザイ!でもそんな自分が嫌いじゃない!!

井上 何を言うてんねん自分!ええからさっさと119せえ!

石田 いちいちうるさい!

井上 自分やそれは、「こちら救急センターどうなさいましたか?」

石田 「電話なさいました」

井上 わかってるわ!「なんで電話したか?」

石田 「となりのヤツにやーやー言われたからです」

井上 違うやろ!溺れてる子供!

石田 「発見しました。返して欲しければ…」

井上 誘拐犯か自分!ちゃんとやれ!「少年の状況を教えて下さい」

石田 「仰向けです」

井上 バカか自分!もっと伝えなアカンことあるやろ

石田 ビショビショです!

井上 どうでもええわそんなこと!

石田 同じことばっか叩くなやー!痛いよここが!どうすんねんここへこんだら!俺全身真っ白の服着てここだけへこんだら米粒やと思われるよ

井上 知らんがなそんなこと!

石田 「頭痛いので救急車一台」

井上 自分のために四版でええねん、少年のこと聞くんねん。「少年の意識はありますか?」

石田 「意識はないです。あともうやる気もないです」

井上 自分の話はいらん!「息はしてますか?

石田 「息はしてません!てか息が合ってません!」

井上 俺らの話はどうでもええねん!「気道確保しましたか?」

石田 「ええ楽しみにしていましたけどね。キャンセルですわ!」

井上 金土確保の話ちゃうねん!「体温は下がっていませんか?」

石田 「下がっていますねー、誰かさんの好感度とともにね」

井上 どっかいけー!