私が小学生の頃に読んだ本のタイトル↑
【ビンのなかの手紙】
ベルリンの壁があった時代の東西ベルリン在住の少年少女が出会う物語
少年がビンの中に手紙を入れて流す
少女はそれを見つけ手紙を読む
2人が会おうとした時、そこには壁があった
同じ国の同じ街のはずだったのに会えない…
日本では1989.06出版
私はその年の誕生日にプレゼントして貰い読んだ
あとがきにはこのような内容が綴ってあったかと思う
『私が生きている間にこの壁がなくなることはないだろう』
戦争に負けあちら側はアメリカで、こちら側はロシアで………そんな街があることを初めて知ったのがこの本
そして1989.11.09
現実世界であるきっかけをもとに壁は民衆に壊された
ベルリンの壁崩壊!
こどもながらに『ここってあの本の舞台、壁がなくなることはないって話ではなかったの?』と記憶に刻み付けられている
本が書かれ海外で出版、日本語に翻訳され日本で出版
その工程の中に作者の考えと世界情勢に時差が生じたのだと今なら思う
しかし当時の私はそんなことに思いいたることもなくただただ驚いた
こども達に読んで貰おうとしたこともあるけど、当時の私の驚きをこえることはないだろうと結局渡さずに手元にある
過去に戻るようなことがない世界を望む私でした