脳神経を修復する細胞をつくるのに不可欠な物質を、広島大の研究グループが突き止めた。脳梗塞などから脳神経を守る薬の開発に役立つ成果で、英科学誌ネイチャーコミュニケーションズ電子版で25日発表する。
鍵を握るのは、脳神経修復や栄養の供給を担うアストロサイト細胞内にある、オアシスというタンパク質。大学院医歯薬保健学研究院の今泉和則教授(生化学)と斎藤敦助教たちがマウス実験で働きを調べた。
オアシスをつくる遺伝子のないマウスの胎児と正常な胎児を比較。受精後18日半で生じたアストロサイトの数は、オアシス遺伝子のない胎児は正常な胎児の約4分の1にとどまった。
成長したマウスの脳の一部にアミノ酸の一種を与える実験では、オアシス遺伝子のないマウスは神経細胞死が広範囲で起きた。脳の動脈にカテーテルを入れ、脳梗塞を起こす実験も実施。死んだ細胞の体積を調べたところ、オアシス遺伝子のないマウスは正常なマウスより約2割大きかった。アストロサイトの誕生を決める遺伝子がオアシスによりできることも突き止めた。
出典:中国新聞
アフリカ諸国では最近10年間でヒト免疫不全ウイルス(HIV)の新たな種類が発見されている。これらのウイルスには抗HIV薬の効果が現れないという。英国の医学雑誌ランセットに掲載された論文の中で述べられている。
世界保健機関のシルビア・ベルタニョリオ博士とユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンのラヴィンドラ・グプタ博士は、抗HIV薬の効果が不十分なことにより、低所得および中所得の国々ではHIVとエイズの発病率ならびに死亡率が増加する可能性があると主張している。
出典:VOR
世界保健機関のシルビア・ベルタニョリオ博士とユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンのラヴィンドラ・グプタ博士は、抗HIV薬の効果が不十分なことにより、低所得および中所得の国々ではHIVとエイズの発病率ならびに死亡率が増加する可能性があると主張している。
出典:VOR
MSDは7月23日、高インスリン血性低血糖症治療薬アログリセムカプセル25mg(一般名:ジアゾキシド)との販売名を、同日から「ジアゾキシドカプセル25mg『MSD』」に変更して販売すると発表した。同剤と全く逆の薬理作用となる武田薬品の2型糖尿病治療薬ネシーナ錠(同アログリプチン安息香酸塩)が2010年に上市されたことで、MSDの販売名と武田薬品の一般名が類似。このためMSDが名称類似に起因する誤処方防止の観点から、販売名を変更することにした。
今回の販売名変更により、アログリセムカプセル25mgは経過措置期間へ移行した。同期間満了日は2013年3月31日となる。
これまでに、処方オーダリングシステムで販売名と一般名がともに表示される医療機関から、薬剤選択時に誤処方を誘発する可能性があるとの指摘があった。その後、MSDと武田薬品が協力して医療機関に注意喚起したこともあって誤処方の報告はないが、更なる安全対策を講じるため今回の変更に至った。
出典:ミクスOnline
今回の販売名変更により、アログリセムカプセル25mgは経過措置期間へ移行した。同期間満了日は2013年3月31日となる。
これまでに、処方オーダリングシステムで販売名と一般名がともに表示される医療機関から、薬剤選択時に誤処方を誘発する可能性があるとの指摘があった。その後、MSDと武田薬品が協力して医療機関に注意喚起したこともあって誤処方の報告はないが、更なる安全対策を講じるため今回の変更に至った。
出典:ミクスOnline