犬の皮膚病の種類

犬の皮膚病の種類

犬の皮膚病には、細菌や真菌(カビ)に感染して起こる細菌性皮膚病、ノミやダニが寄生して起こる寄生性皮膚病、免疫機能が過剰に働く事で起こるアレルギー性皮膚病、内分泌器官の異常(ホルモン分泌異常)によって起こる皮膚病などがあります。

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京都大学iPS細胞研究所(CiRA)の井上治久准教授らの研究グループは、全身の筋肉が萎縮し動かなくなる難病「筋萎縮性側硬化症(ALS)」の患者の細胞から作った人工多能性幹細胞(iPS細胞)を基に、治療薬の候補となる化合物を見つけ出すことに成功した。iPS細胞が特定疾患の病態モデルとなるもので、難病研究への応用がさらに進みそうだ。研究成果は米科学誌「Science Translational Medicine(サイエンス・トランスレーショナル・メディシン)」(オンライン版)に1日発表された。

井上准教授らは、50歳代の3人のALS患者の皮膚細胞からiPS細胞を作り、運動神経の細胞(運動ニューロン)に分化誘導した。健康な人から同じ方法で作成した運動ニューロンと比較したところ、信号を伝える神経突起の長さが正常の長さの半分と短く、「TDP-43」という特異的なタンパク質が凝集するなど、実際の患者の病理組織と同じ特徴が見られた。

TDP-43タンパク質が増えると、神経細胞の形成に関係する遺伝子の働きにも異常が生じる。そこで、これらの遺伝子の働きを補う作用が知られる4種類の化合物を運動ニューロンの培養液に加えたところ、そのうちの1つの化合物「アナカルジン酸」がTDP-43タンパク質の発現量を減らし、神経突起の長さを回復する効果があったという。

アナカルジン酸は、作り出した運動ニューロンに対する効果なので、そのままALSの薬剤になるとは限らない。アナカルジン酸と似た分子構造を持つ他の物質の方がより効果の高い可能性があり、安全性や体内での薬物の動態などの確認が必要となるためだが、今回の研究でiPS細胞から分化誘導された運動ニューロンは、ALSの治療薬シーズを探索する病態モデルとして有効であることが示され、新薬開発を大きく加速するものと期待される。

今回の研究は、科学技術振興機構(JST)の戦略的創造研究推進事業・チーム型研究(CREST)やJST山中iPS細胞特別プロジェクト、内閣府「最先端研究開発支援プログラム(FIRST)」、文部科学省科学研究費補助金、厚生労働研究費補助金、ノバルティス老化および老年医学研究基金の資金的支援を受けて実施された。

出典:マイナビニュース
大塚製薬は8月1日、バソプレシンV2-受容体拮抗剤サムスカについて、7月に国内で「肝硬変における体液貯留」の効能追加申請を行ったと発表した。水利尿薬として同適応症での承認申請は世界で初めて。

国内の肝硬変の患者数は約27万人。肝硬変が進展し、肝臓の機能が低下すると、様々な合併症が発生する。なかでも浮腫(むくみ)や腹水(お腹に水がたまった状態)などの体液貯留を抱える患者は約10万人おり、肝硬変患者の約3分の1を占めるとされる。

これらの患者の治療は、水分・塩分制限に加え利尿薬が使われる。利尿薬が効きにくい場合は、薬剤の量を増やしたり、別の種類の利尿薬を加えるなどの治療が行われるが、それにより電解質のバランスが崩れる、腎機能が低下する、効果が減弱するなどの懸念がある。

そのため、既存の利尿薬とは作用機序の異なる新規の利尿薬の登場が望まれているという。サムスカは新規機序の利尿薬として、電解質を出さずに、水だけを出す作用を持つという特徴がある。

国内の既存の利尿薬の市場は約300億円。サムスカは国内で10年12月に「心不全における体液貯留」の適応症で発売された。海外では低ナトリウム血症の治療薬として、09年6月に米国、同年8月に英国、ドイツなどで販売がスタートし、現在13カ国で発売されている。国内の売上高は非公表だが、全世界では67億円。

出典:ミクスOnline
医師コミュニティサイト「MedPeer(メドピア)」を運営するメドピアは、同サイトにて「ジェネリック医薬品(後発医薬品)の効果」に関する調査を実施。このほど、その結果を発表した。

抗不安薬や抗精神病薬などの精神科で扱われるジェネリック医薬品の中には、患者が症状の悪化や効果が乏しいと訴えるケースがあり、作用が乏しいと感じる薬剤があるとされている。そこで同社はジェネリック医薬品(後発医薬品・後発薬)の効果について5月30日~6月5日、全国のMedPeer会員医師にアンケートを実施。2,763件の有効回答が集まった。

「ジェネリック医薬品の効果をどのように感じていますか?」という問いに対し、57%が「ジェネリックは先発品より効果が乏しいことがある」と回答した。

その理由として、「患者から効かないと言われることがある」「先発品ではでなかった副作用が発現した」「一部効果が劣るものがある」といった意見が寄せられた。

対して「ジェネリックは先発品と同等の効果がある」と答えた医師は25%であるが、全てが問題なしとまではいかないようで、中には「メーカーによる」「使用感の違いはある」といったコメントを述べる人も。

また、「副作用の発現頻度が多い」「アレルギーが増えた」というような問題点を指摘する声も上がっている。

以下、「ジェネリックは先発品より効果が乏しい」との回答は7%で、「ジェネリックを処方した経験はない」とした医師は3%であった。

意見としては全体的に「ジェネリックの臨床試験が必要」という声がある。一方で、「患者がジェネリックを使用しているか把握してない」「ひとくくりにジェネリックと先発品を比較することに無理がある」といったコメントも見受けられた。

出典:マイナビニュース
株式会社グローバル インフォメーションは、GlobalDataが発行した報告書「Trigeminal Neuralgia Therapeutics - Pipeline Assessment and Market Forecasts to 2019 (三叉神経痛治療薬市場:パイプライン分析と市場予測)」の販売を開始しました。

三叉神経痛は高齢者に増えている慢性的な難病で、病状緩和のためには長期的な治療が必要です。

三叉神経痛の患者は、人口の高齢化にともない増加する見通しです。しかし、現在の治療薬は有効性が低く、長期的には副作用がともなうため、短期的に使用されています。

したがって、三叉神経痛治療薬市場にはアンメットニーズがあり、医薬品企業にとって膨大な市場機会が存在しています。

世界の三叉神経痛治療薬市場は、2011年の5,670万ドルの規模から、年平均3.2%(CAGR)で成長し、2019年には7,290万ドルに達すると、グローバルデータは予測しています。人口の高齢化による患者の増加が、その主な要因として挙げられます。

当報告書は、世界の三叉神経痛治療薬市場について分析し、市場動向や将来の見通し、競合およびパイプライン評価など、詳細な最新情報を提供しています。

出典:財経新聞
鳥居薬品は7月31日、室内塵ダニを原因アレルゲンとするアレルギー性喘息・鼻炎の減感作(免疫)療法薬として「TO-203」の国内フェーズ2/3試験を開始したと発表した。

アレルゲンのタンパクを抽出したものを成分とする舌下錠。原因アレルゲンを、低濃度、少量から投与し、徐々に増量、高濃度へ移行させ、アレルゲンに対する過敏性を減少させるのが減感作(免疫)療法で、プラセボ対照の無作為化・多施設共同・二重盲検比較試験を行う。上市のめどなど今後の詳細は明かしていない。

同剤は、デンマークのALK社から導入したもの。ALK社は、欧州で注射剤Alutardと診断薬を販売しており、舌下錠は開発中でフェーズ3という。導入にあたり鳥居はALK社に契約一時金3000万ユーロと今後の開発の進捗に応じたマイルストーン3000万ユーロ、総額60百万ユーロを支払うとともに、上市後は売上高に応じたロイヤリティと一定の売上高に達した場合の一時金を支払う契約を結んでいる。

出典:ミクスOnline
東京工業大学(東工大)とアステラス製薬は、東工大のスーパーコンピュータ「TSUBAME2.0」を活用した寄生原虫の治療薬候補の効率的探索を目的とした共同研究契約を締結したことを発表した。

世界では、未だに治療満足度が低く、さらなる医薬品の貢献が求められるアンメットメディカルニーズの高い疾患が数多く存在している。いわゆる「顧みられない熱帯病(Neglected Tropical Deseases:NTDs)」も地球規模での保健医療問題と位置づけられている。今回の共同研究は、NTDsの中でもリーシュマニア症、シャーガス病、アフリカ睡眠病などの疾患を引き起こす寄生原虫治療薬の探索を進めようというもので、今回の契約に基づき、同大学術国際情報センターの関嶋政和 准教授らの研究グループとアステラス製薬が共同で寄生原虫治療薬創出に向けた創薬研究が実施されることとなる。

研究は大きく2段階に分かれており、第1段階では特許や文献などの公開情報に対するデータマイニングが実施され、寄生原虫治療薬探索に関する有用な知識の取り出しが行われる。そして第2段階では、インシリコスクリーニングを用いて、抗寄生原虫活性を有する可能性のある化合物の探索が行われることとなる。TSUBAME2.0では、データマイニングおよび市販化合物を対象としたインシリコスクリーニング計算が行われ、それを元にアステラス製薬が評価化合物の選択ならびにリスト化を行い、短期間かつ効率的な創薬研究に結び付けたいとしている。

出典:マイナビニュース
塩野義製薬は7月30日、高血圧症に用いるARBイルベタン(一般名:イルベサルタン)と利尿薬フルイトラン(一般名:トリクロルメチアジド)との配合剤「S-474474」(開発コード)を日本で承認申請したと発表した。

これはイルベタン100mg または200mg と日本で最もよく使用されているチアジド系降圧利尿薬であるフルイトラン1mg を含有する。ARBと少量の利尿薬の組合せは、日本高血圧学会の高血圧治療ガイドラインにおいて推奨されている。国内治験では、1日1回の経口投与により、収縮期血圧、拡張期血圧に対し効果を発揮し、利尿薬由来の副作用である尿酸上昇についても投与前後の変化量が少ないことが確認されたという。

出典:ミクスOnline
株式会社グローバル インフォメーションは、GlobalDataが発行した報告書「Pancreatitis Therapeutics - Pipeline Assessment and Market Forecasts to 2019 (膵炎治療薬市場:パイプライン分析と市場予測)」の販売を開始しました。

世界の膵炎治療薬市場は、2011年の3,600万ドルの規模から、年平均3.6%(CAGR)で成長し、2019年には4,770万ドルに達すると、グローバルデータは予測しています。

膵炎の現在の治療オプションは症状緩和で、ジェネリック薬品が主に用いられています。

今のところ、承認された疾患修飾薬はなく、パイプラインに薬剤候補が一つあるだけです。その結果、2019年まで同市場はゆっくりと成長する見通しです。

当報告書は、世界の膵炎治療薬市場を分析し、市場動向、競合およびパイプライン評価、主要企業のプロファイルなど最新情報を提供しています。

出典:財経新聞
東京大学は、分子生物学的な方法を用いて、「減数分裂」期の複雑な生命反応を連係させて「遺伝的組換え」を首尾よく始める「調整役遺伝子(リエゾン)因子)」を発見したことを発表した。

成果は、東大大学院 総合文化研究科の太田邦史教授の研究室に所属する三好知一郎研究員と伊藤将大学院生らの研究グループによるもの。研究の詳細な内容は、7月26日付けで「Molecular Cell」オンライン版に掲載された。

両性の出会いにより子孫が生み出される有性生殖は、生物種の生存に重要だ。有性生殖をする生物では、減数分裂という生殖細胞でのみ行われる細胞分裂を経て、精子や卵が作り出される。このステップでは、両親のDNAを切り貼りして、新しいDNAを生み出す遺伝的組換えが行われる。

生命の設計図であるDNAを切断してつなぎ替えることは、一か八かの危険な反応だ。よって、この作業を行うに当たって、生殖細胞では非常に綿密な準備が用意される。

例えば、DNAが複製された後に、折りたたまれて特殊な染色体構造を作り、その染色体の特別な位置(ホットスポット)にさまざまなタンパク質を呼び込んで最終的にDNA切断を行って組換えが開始されるという具合だ。

これらの過程は協調的に進行する。例えばDNA切断はDNAが複製された後でしか生じない。また、ループ上の染色体部位でDNA切断が入るのだが、DNA切断に必要なタンパク質はループ部から離れた「軸」という部分に存在する。このことは、DNA切断の前にループ部分が折りたたまれて、軸の部分にくっつくことにより、DNA切断機構が活性化すると考えられているという。しかし、これらの複雑な過程を協調的に制御する仕組みは謎のままだった。

長年にわたって遺伝的組換えの開始メカニズムを調べてきたのが、太田研究室である。特にDNA切断機構がどのように活性化されるのかを調べ、今回いくつかのDNA切断因子がお互いに集合体を作り、染色体上で離れた位置にあるループを軸に近づける働きをすることを突き止めた。

また、その内の1つに関する遺伝子が、ループを軸に接近させる調整役の働きをしていることも解明。このリエゾン因子はDNA複製が終わった時だけ発現する仕組みである。つまり、DNA切断をするタイミングを見て染色体構造を変化させる調整因子だったことがわかり、従来の謎が一気に解けた次第だ。

減数分裂期の遺伝的組換えは生殖細胞の染色体分配に必須の役割を果たす。DNA切断因子の機能が失われて遺伝的組換えができなくなると、無精子症や卵の異常で不妊になる。また、減数分裂の異常はダウン症などの染色体異常にも結びつく。今回得られた知見から、不妊症やダウン症などの病気のメカニズムの解明が進み、治療や診断法の開発につながることが期待されると、研究グループはコメントしている。

出典:マイナビニュース
ジゴキシン(ジギタリス製剤)のようなよく使用される心臓病薬を一部の化学療法薬と併用すると、癌を死滅させる効果が向上することが、フランスの研究グループによって報告された。強心配糖体と呼ばれるこのタイプの薬剤は、数十年も前から心不全および不整脈の治療に利用されている。研究結果は、「Science Translational Medicine」7月18日号に掲載された。

この効果は、フランス国立衛生医学研究所(INSERM、 Villejuif)のLaurie Menger氏の研究チームが、患者の医療記録を詳細に調べた際に初めて認められた。研究グループは、化学療法を受けている患者で、心臓病薬を併用する患者の経過が、併用していない患者よりも良好であることに気付いた。研究著者らは、死滅した癌細胞がこのような薬剤によって腫瘍細胞を攻撃する免疫系刺激誘発因子に転換されるためであろうと述べている。今後は頭頸部癌の患者を対象に試験を実施する予定だという。

米国癌協会(ACS)のWilliam Chambers氏によると、研究グループはさらに、このような効果のある薬剤を確認するスクリーニング法も開発しているという。「この知見は、癌を効果的に治療するためには免疫系と化学療法が同時に作用することが重要であるという考えを再確認させるものでもある。これまでに、癌に対する多数の免疫反応があることがわかった。この現象に着目すればさらに多くのことがわかると期待している」と、同氏は述べている。

心臓の健常な癌患者に強心配糖体を使用することによる影響については明らかになっていない。米レノックス・ヒル病院(ニューヨーク)のKirk Garratt氏は、「ジゴキシンや類似の薬剤の効果が、心臓が健常な癌患者にとっては副作用となる可能性がある」と指摘する一方、「しかし現在のところ、研究を進めるうえで問題になるとは考えていない」と述べている。

Garratt氏によると、現時点で化学療法を受けている患者にこのような薬剤を追加することは時期尚早だが、心疾患患者にとっては安全な薬剤であるという。また、強心配糖体は長年利用されており、ジェネリック薬で安価であることもプラスになっている。なお、今回の研究では心臓病薬の使用と癌細胞死滅の増大との間に関連が認められたが、因果関係は明らかにされていない。

出典:健康美容EXPO