高齢者の全死亡原因の第1位は【誤嚥性肺炎】。
症状:
発熱、咳、痰(たん)、呼吸困難、胸痛などが主な症状。
高齢者の場合、これらの症状がはっきりしません。
肺炎は、一般的に38℃以上の高熱を起こしますが、高齢者の場合、体温の上昇をみないか、あっても微熱程度のものが少なくありません。
それに対して、呼吸数は増え、皮膚や舌の乾燥などの脱水状態が多くみられるといわれています。
「何となく元気がない」、「食欲がない」場合でも肺炎を疑って検査を進める必要があります。
診断:
肺炎の診断は、胸のレントゲン検査で行われます。
誤嚥性肺炎では低酸素血症に陥っていることが多く、オキシメータが広く普及しているため、胸部X線像とともにSpO2(動脈血酸素飽和度)をモニターすることが診断の参考となります。
☆☆☆☆☆
ある日突然
「どうも嚥下(えんげ)がうまくいっていません。
このままだと肺炎を起こし、それが原因で命を落とすかも知れません。
予防のために胃ろうをつくりましょう」
と言われたら、あなたはどうしますか?
胃ろうを断り、このまま死を待つ?
それとも、胃ろうを受け入れ、人工的にでも延命を図る?
☆☆☆☆☆
介護施設に入所していたら、胃ろうをつくれば、患者の食事の手間が省ける。
とくに、少ない人数で入居者を看ている場合、食事の世話は効率的に安全にできるようになる。
さらに、患者の寿命は延びる。
日本で胃ろうが普及したのは、これが最も大きな理由らしい。
☆☆☆☆☆
「胃ろうの是非を問う。このような捉え方はしないでください」。このほど京都市内で開かれた日本医学会の市民向け公開フォーラム「いのちを考える」。「高齢者のいのちを考える-胃ろう問題とは何か」をテーマに講演した東大大学院人文社会系研究科の会田薫子・特任准教授はこう述べ、「胃ろうを便利な医療器具の1つと捉え、患者にとってより良く使う方法を考えてほしい」と訴えた。【真田悠司】
講演の中で会田氏は、医師との十分な相談が必要とした上で、▽頭やのど、食道などのがん▽ALS(筋萎縮性側索硬化症)などの神経難病▽クローン病などの腸の病気-などの場合には、生活の質(QOL)の改善のために、胃ろうは有効な選択肢になり得ると紹介した。 一方で、アルツハイマーの末期や老衰の終末期の患者には、胃ろうの造設は適切ではないと主張した。会田氏は、「高齢である場合は、体も生き終わりの時に近づいている」とし、造設が死亡の原因となる可能性があると指摘。自ら食事ができない患者に対し、人工栄養の処置を行わないことは「餓死」を連想させるが、そうした末期の患者には、これはむしろ「緩和ケア」となり、穏やかな死につながるという。
だが、医療者にとって胃ろう造設が適切かどうかの判断が難しい事例もあるという。脳卒中や事故で患者が頭部に重い損傷を負い、植物状態となった場合だ。この場合の胃ろうは、生存期間を延ばすためには有効だが、会田氏は「意思疎通が困難な状態で生き続けることを“うれしくない”と感じるか“悪くない”と考えるかは、患者本人やその家族の価値観や死生観の問題になる」と指摘した。
講演後の質疑応答では、緩和ケアの認定看護師から「経口摂取が困難な高齢者に、むやみに胃ろうを造ることに疑問を感じる。こうした患者は家族からも見放されていることもあり、このような状態で生きていて幸せか疑問に感じてしまう」との声が上がった。これに対し会田氏は、「本人がそのような人間関係を作ってきたことも事実。自身をすり減らしてしまうのではなく、その生き方を尊重し、プロの医療者としてのケアを心掛けては」と助言した。
☆☆☆☆☆
介護家族A:
点滴だけだと数ヵ月の命と言われました。家族のことさえ分からなくなっている親の姿を見ているのも辛かったです。「苦しく辛いことの連続でも、生きていることが修行である」と聞き、自分なりに解釈して気持ちを整理し、胃ろうにしました。
介護家族B:
口からと併用してよかった「お刺身を食べさせたいが胃ろうの身」という介護川柳を昨年の福井県版で読みました。当初迷いがありましたが、今では良かったと思っています。胃ろうから栄養が取れるので量を気にせず、嚥下機能の低下を防ぎ、口から食べる楽しみに、ヨーグルトなどをむせない程度に食べさせています。嚥下機能が低下してからより、回復の可能性がある間に胃ろうを造設し、口からと経管とで併用させたほうがよいと聞きました。
看護師C:
併用から胃ろう中止の例も併用されていた方で体力が回復し経管栄養をやめた例もあります。薬も経管から確実に与えられるという利点もあります。
介護家族D:
胃ろうにしてから食事の介助は楽になりました誤嚥をしないかと心配しながら、ひと匙ひと匙食べさせることや食事の準備に疲れ果て、胃ろうにしました。おかげで、家で看ることができました。
ケアマネE:
胃ろうにすると介護施設の選択範囲が狭くなることもあります経管栄養や吸たんは、医療行為になり看護師の定員が少ない施設では、ショートステイなどの受け入れが難しい場合もあります。
介護家族F:
老衰での自然な死が本人の権利では?家族の判断で胃ろうにするのは、老衰で自然に死を迎えるのが本人の権利と考え、勧められましたがしませんでした。1日も長くいてほしいという家族の願いは尊いものですが、本人にとってどうするのが一番いいのか、本人の立場で考えることが、それ以上に大切なことだと思います。お医者さんも、本人の状態を診て胃ろうを勧めない場合があると聞いています。
特養勤務G:
私個人の意見は、胃ろうにして少し寿命が延びたからといって施設にいるなら幸せとは思えません。よくあるケースは家族が親の年金などあてにして長生きして欲しいからと胃ろうにして面会なんてろくに来ない事があります。私は本人の意思を尊重すべきだと思いますよ。それが人間として自然な事。胃ろうはただの延命でしかないです。あなたはなんのために施設に預けている親を延命するんですか?
医師H:
最終判断は……。本人の意思が分からない場合、最終的な判断をするのは、やはり家族になるでしょう。難しいけれど、本人の価値観、医学的な情報、家族の思いなど十分に話し合って決めることが大切だと思います。
☆☆☆☆☆
胃ろうをつくると、口から飲食したものが誤って肺に入ることは予防できます。
しかし、唾液の問題があります。
口から食べなくても、唾液は出るわけで、唾液が肺に入って肺炎になることはあります。
また、注入したものが逆流して嘔吐することも結構あり、嘔吐物で窒息や誤嚥性肺炎になることもあります。
さらに合併症の危険も。
下痢が30~50%の人に見られ、瘻孔(おなかにあけた穴)の感染が10~30%、胃ろう造設後の呼吸器感染症は高頻度。
胃ろう造設後1ヶ月以内の死亡が5~10%。
☆☆☆☆☆
胃ろうを作るべきか
URL:
http://p204.pctrans.mobile.yahoo-net.jp/fweb/0215w1D85w4BQe1x/0?_jig_=http%3A%2F%2Fwww.med.nagoya-cu.ac.jp%2Fsurg2.dir%2Fdecisionaid%2Fgastrostomy%2Fgastrostomy.html&_jig_keyword_=%88%DD%82%EB%82%A4&_jig_done_=http%3A%2F%2Fsearch.mobile.yahoo.co.jp%2Fp%2Fsearch%2Fonesearch%3Fp%3D%2588%25DD%2582%25EB%2582%25A4%26fr%3Dm_top_y&_jig_source_=srch&guid=on
症状:
発熱、咳、痰(たん)、呼吸困難、胸痛などが主な症状。
高齢者の場合、これらの症状がはっきりしません。
肺炎は、一般的に38℃以上の高熱を起こしますが、高齢者の場合、体温の上昇をみないか、あっても微熱程度のものが少なくありません。
それに対して、呼吸数は増え、皮膚や舌の乾燥などの脱水状態が多くみられるといわれています。
「何となく元気がない」、「食欲がない」場合でも肺炎を疑って検査を進める必要があります。
診断:
肺炎の診断は、胸のレントゲン検査で行われます。
誤嚥性肺炎では低酸素血症に陥っていることが多く、オキシメータが広く普及しているため、胸部X線像とともにSpO2(動脈血酸素飽和度)をモニターすることが診断の参考となります。
☆☆☆☆☆
ある日突然
「どうも嚥下(えんげ)がうまくいっていません。
このままだと肺炎を起こし、それが原因で命を落とすかも知れません。
予防のために胃ろうをつくりましょう」
と言われたら、あなたはどうしますか?
胃ろうを断り、このまま死を待つ?
それとも、胃ろうを受け入れ、人工的にでも延命を図る?
☆☆☆☆☆
介護施設に入所していたら、胃ろうをつくれば、患者の食事の手間が省ける。
とくに、少ない人数で入居者を看ている場合、食事の世話は効率的に安全にできるようになる。
さらに、患者の寿命は延びる。
日本で胃ろうが普及したのは、これが最も大きな理由らしい。
☆☆☆☆☆
「胃ろうの是非を問う。このような捉え方はしないでください」。このほど京都市内で開かれた日本医学会の市民向け公開フォーラム「いのちを考える」。「高齢者のいのちを考える-胃ろう問題とは何か」をテーマに講演した東大大学院人文社会系研究科の会田薫子・特任准教授はこう述べ、「胃ろうを便利な医療器具の1つと捉え、患者にとってより良く使う方法を考えてほしい」と訴えた。【真田悠司】
講演の中で会田氏は、医師との十分な相談が必要とした上で、▽頭やのど、食道などのがん▽ALS(筋萎縮性側索硬化症)などの神経難病▽クローン病などの腸の病気-などの場合には、生活の質(QOL)の改善のために、胃ろうは有効な選択肢になり得ると紹介した。 一方で、アルツハイマーの末期や老衰の終末期の患者には、胃ろうの造設は適切ではないと主張した。会田氏は、「高齢である場合は、体も生き終わりの時に近づいている」とし、造設が死亡の原因となる可能性があると指摘。自ら食事ができない患者に対し、人工栄養の処置を行わないことは「餓死」を連想させるが、そうした末期の患者には、これはむしろ「緩和ケア」となり、穏やかな死につながるという。
だが、医療者にとって胃ろう造設が適切かどうかの判断が難しい事例もあるという。脳卒中や事故で患者が頭部に重い損傷を負い、植物状態となった場合だ。この場合の胃ろうは、生存期間を延ばすためには有効だが、会田氏は「意思疎通が困難な状態で生き続けることを“うれしくない”と感じるか“悪くない”と考えるかは、患者本人やその家族の価値観や死生観の問題になる」と指摘した。
講演後の質疑応答では、緩和ケアの認定看護師から「経口摂取が困難な高齢者に、むやみに胃ろうを造ることに疑問を感じる。こうした患者は家族からも見放されていることもあり、このような状態で生きていて幸せか疑問に感じてしまう」との声が上がった。これに対し会田氏は、「本人がそのような人間関係を作ってきたことも事実。自身をすり減らしてしまうのではなく、その生き方を尊重し、プロの医療者としてのケアを心掛けては」と助言した。
☆☆☆☆☆
介護家族A:
点滴だけだと数ヵ月の命と言われました。家族のことさえ分からなくなっている親の姿を見ているのも辛かったです。「苦しく辛いことの連続でも、生きていることが修行である」と聞き、自分なりに解釈して気持ちを整理し、胃ろうにしました。
介護家族B:
口からと併用してよかった「お刺身を食べさせたいが胃ろうの身」という介護川柳を昨年の福井県版で読みました。当初迷いがありましたが、今では良かったと思っています。胃ろうから栄養が取れるので量を気にせず、嚥下機能の低下を防ぎ、口から食べる楽しみに、ヨーグルトなどをむせない程度に食べさせています。嚥下機能が低下してからより、回復の可能性がある間に胃ろうを造設し、口からと経管とで併用させたほうがよいと聞きました。
看護師C:
併用から胃ろう中止の例も併用されていた方で体力が回復し経管栄養をやめた例もあります。薬も経管から確実に与えられるという利点もあります。
介護家族D:
胃ろうにしてから食事の介助は楽になりました誤嚥をしないかと心配しながら、ひと匙ひと匙食べさせることや食事の準備に疲れ果て、胃ろうにしました。おかげで、家で看ることができました。
ケアマネE:
胃ろうにすると介護施設の選択範囲が狭くなることもあります経管栄養や吸たんは、医療行為になり看護師の定員が少ない施設では、ショートステイなどの受け入れが難しい場合もあります。
介護家族F:
老衰での自然な死が本人の権利では?家族の判断で胃ろうにするのは、老衰で自然に死を迎えるのが本人の権利と考え、勧められましたがしませんでした。1日も長くいてほしいという家族の願いは尊いものですが、本人にとってどうするのが一番いいのか、本人の立場で考えることが、それ以上に大切なことだと思います。お医者さんも、本人の状態を診て胃ろうを勧めない場合があると聞いています。
特養勤務G:
私個人の意見は、胃ろうにして少し寿命が延びたからといって施設にいるなら幸せとは思えません。よくあるケースは家族が親の年金などあてにして長生きして欲しいからと胃ろうにして面会なんてろくに来ない事があります。私は本人の意思を尊重すべきだと思いますよ。それが人間として自然な事。胃ろうはただの延命でしかないです。あなたはなんのために施設に預けている親を延命するんですか?
医師H:
最終判断は……。本人の意思が分からない場合、最終的な判断をするのは、やはり家族になるでしょう。難しいけれど、本人の価値観、医学的な情報、家族の思いなど十分に話し合って決めることが大切だと思います。
☆☆☆☆☆
胃ろうをつくると、口から飲食したものが誤って肺に入ることは予防できます。
しかし、唾液の問題があります。
口から食べなくても、唾液は出るわけで、唾液が肺に入って肺炎になることはあります。
また、注入したものが逆流して嘔吐することも結構あり、嘔吐物で窒息や誤嚥性肺炎になることもあります。
さらに合併症の危険も。
下痢が30~50%の人に見られ、瘻孔(おなかにあけた穴)の感染が10~30%、胃ろう造設後の呼吸器感染症は高頻度。
胃ろう造設後1ヶ月以内の死亡が5~10%。
☆☆☆☆☆
胃ろうを作るべきか
URL:
http://p204.pctrans.mobile.yahoo-net.jp/fweb/0215w1D85w4BQe1x/0?_jig_=http%3A%2F%2Fwww.med.nagoya-cu.ac.jp%2Fsurg2.dir%2Fdecisionaid%2Fgastrostomy%2Fgastrostomy.html&_jig_keyword_=%88%DD%82%EB%82%A4&_jig_done_=http%3A%2F%2Fsearch.mobile.yahoo.co.jp%2Fp%2Fsearch%2Fonesearch%3Fp%3D%2588%25DD%2582%25EB%2582%25A4%26fr%3Dm_top_y&_jig_source_=srch&guid=on