ノルサランヘ~君を愛してる~
第8夜【未来について】
ラビと朝食を食べ、今、初任務に行くべく司令室に来ていた。そこには、ラビと一緒に行くブックマンも居る。
『えぇ~と…つまり、ラビと一緒ってこと…?』
「そういうことになるね。…君にとっては、ほとんどが初めてだからね…気のおける人をと思ったんだ(微笑)」
『ありがとうございますっ』
やったぁ~♪ラビと一緒なら大丈夫な気がしてきたよ(笑)
「なっ、一緒だっただろ?(にっ)」
『うん(笑)』
「えぇと、場所はイギリスだよ。詳しいことは、現地のファインダーから聞いてね」
『…イギリスかぁ…』
一度は行ってみたい国だよねぇ。まさか、こんな形で行くことになろうとは…
「とりあえず、案内のファインダーを地下水路に待たせてるから。着替えて、直ぐにでも出発してね」
そんなこんなで一旦、司令室の前で別れ、団服に着替える。そして、地下水路の入口に集合した。
「あっ、そこに、ホントにつけてくれたんだ(にっ)」
『うん♪ラビの言った通り、ここにつけるのが一番いいんだぁ(にこり)』
ラビがくれた紐飾りを揺らして見せる彼女。互いに笑顔で船のある方へ向かった。そして、開けた地下水路に出る。
『わぁ…ホントに…地下に水路があるよ…すごぉい…』
彼女が足を止めて感心していると、船に乗り込んだラビが、声をかけた。
「ソニョ、行くぜ(にっ)」
『あっ、うん!』
こうして、黒の教団から初の外&任務に出る彼女。彼女の苦労は、これからだった。
地下水路を抜け、駅を目指す彼女達。どうやら、汽車の時間が迫っているようだ。間に合いそうにもないので、飛び乗り乗車することに。そして今回、飛び乗り乗車する場所は、塀の上だった。彼女は、その場所に来て驚く。ファインダーやブックマン、ラビは軽々と、目の前の塀に飛び乗ったのだ。しかし、彼女からすると到底無理な高さである。
『ちょっ、待って!私、この高さじゃ無理だよっ(汗)』
てか、どうやって鍛えたら出来るのよ!…あんたらオリンピック選手か!…それ以上の超人だよっ
塀の下で困惑する彼女。それを見たラビが…
「…しかたないさ…(苦笑)」
そう言って、彼女のところにおりてくる。そんな時…
「汽車が参りました!…早く乗らないと間に合いませんっ。…お急ぎください!!(汗)」
「・・・・・先にゆくぞっ、ラビ!」
「おう!」
ラビの返事を聞くか聞かないかのところで、二人は列車へと飛び乗ってしまった。
「んじゃ、俺らも行くさ」
『どうやって…』
彼女が、そう言いかけた次の瞬間、ラビは彼女を抱えて飛び、見事、塀の上に着地した。
『…っ!?(びっくり)』
す、すごい(汗)
「次の方が、衝撃が強いから、しっかり掴まってるさ」
そう言うと、彼女の返事を聞く前に、列車へと飛び乗る。それは最後尾だった。
「間一髪さぁ(汗)」
『ごめん…私のせいで…』
「んな、暗い顔すんなって(笑)…余裕のある予定、作んない方が悪いんさぁ。…お前のせいじゃないさ(にっ)」
そう言って、抱えていた彼女をおろす。
「さっ、ジジイ達んどこに行くさ」
ラビにさとされ、列車の上を慎重に歩いて、ブックマン達がいるところまで行く。そして、中に乗り込んだ。ファインダーの案内で、ブックマンの居る個室に案内される。先に乗り込んでいたブックマンのローズクロスで、既に個室が用意されていたのだ。
『ブックマン、すいません、待たせてしまって(汗)』
「うむ。無事に乗れたようで安心したわ」
「そこは、おいらの腕がいいからさぁ(笑)」
『腕って…足の間違いじゃぁ…(ボソッ)』
「まぁ、そんなことより、おぬしらも、この資料に目を通しておけ」
どうやら、ファインダーから資料を渡されていたようだ。既に読み終わっているところがまた、すごい。とりあえず、渡された資料に目を通した。
「資料によると、街の名前はナムピョンらしいさぁ」
『韓国語で夫って意味だぁ(笑)』
「あっ、確かに♪面白いさぁ~(笑)」
「まったく、おぬしらは緊張感の欠片もないわ」
『すいません(苦笑)』
「あはは…(苦笑)あっ、動くぬいぐるみだって!…ソニョ、ほらほらっ、ちょっとぶれてるけど、絶対クマさ(笑)」
ラビが見せてくれたのは、資料の一番後ろに挟まれた一枚の写真。ちょうど動いた瞬間なのか、残像のようになってしまっていた。しかし、ラビの言う通り、シルエットがクマのようである。
『ホントだぁ。クマのぬいぐるみかな?(笑)』
「…さっきのことはもうなしか…(ボソッ)」
ブックマンの呟きは、二人には聞こえなかった。
「これにイノセンスが入ってるとか、すごいさ」
『動くぬいぐるみなんて、女の子としては、手元に置いておきたいよ(笑)』
「おっ、なんか乙女チックなこと言ってるさぁ(ニヤニヤ)」
『うるさいなぁ。これでも、れっきとした乙女ですぅ(ムス)』
「…やれやれ…(ため息)」
そんなこんなで、任務の資料が見終わる。一段落すると、ブックマンが椅子から立ち上がった。そして…
「ソニョ、ちょいとよいかな?…外で話がしたい…」
『はい?』
急に、どうしたのかな?
不思議に思ったが、言われるがままに、個室を出て、人気のない通路まで行く。
「いろいろラビから聞いておるぞ。異世界から来たそうじゃな」
『はい。…自分でもよくわからないんですけど…(汗)』
「うむ。…して…おぬしに聞きたいのじゃが…もしや…今後、起こることを知っておるんじゃないか?」
『…っ!(汗)』
やっぱ、ブックマンは鋭い
「やはりな。ここが本の世界だと言っていたのが気になってなぁ」
『それだけで気づくなんて、さすがですね。確かに、すべてではありませんが、今後のことを知っています』
「やはりそうか…過去のことも知っているようだったからな…なら、何か教えてはくれぬか?」
『起きることをですか?』
「あぁそうじゃ。知らねば、回避できることも出来ぬからな。それに…疑っている訳ではないが…信じるに値するのか見極めたいのじゃ」
『もっともな、ご意見ですね。私がブックマンの立場だったら、同じことを言っていたと思います(苦笑)』
裏歴史を記録する彼らにとっては、私は予言者と代わりないだろうし
「すまぬな」
『いえ(苦笑)…えぇと、近いと言えば…あたら……っ!(汗)』
うっ…いき…がっ
『…あ…っ…がっ、う…(汗)』
く、くるし…
喉を押さえながら倒れる彼女。
「なんじゃっ、過呼吸かっ!?(汗)…ソニョ、慌てずゆっくり、深呼吸をするのじゃっ」
ブックマンに言われた通り、出来るだけゆっくり、呼吸をする。
「そうじゃ、ゆっくりとな…」
そこに、騒ぎを聞きつけたラビが、走ってきた。
「どうしたんさっ、パンダジジイ!…ソニョ!?(汗)」
「静かにせい、バカ弟子っ!…そう、ゆっくり吸うのじゃ…吐いて」
ラビを一喝したブックマンは、彼女の背中をさすりながら、呼吸のリズムを促す。そのかいあってか、彼女の様態は安定した。
「どうじゃ、ソニョ?」
『ありがとうございました、ブックマン。もう大丈夫みたいです(汗)』
なんだったんだろ?今の?…アレンの入団について言おうとしたら、見えない手に、首を掴まれたようで…(汗)
「ホントに大丈夫さぁ?(汗)」
『うん、大丈夫だよっ』
もしかしたら、また言おうとすると、あぁなるのかな?(汗)
「よかったさぁ(ほっ)」
「ソニョ、"あれ"について話せそうか?…無理なら、またにするが…」
『無理…みたいです…(苦笑)』
「・・・・?」
首をかしげるラビに、彼女はただ、苦笑いをするのだった。未来について話すことは、出来ないのだとさとる彼女。しかし、未来を変えたいという思いは、一層、強くなったのだった。さて、彼女の初任務はどんなことが起きるのか?楽しみなようで、どこか不安なのでした。
第8夜 END
第8夜【未来について】
ラビと朝食を食べ、今、初任務に行くべく司令室に来ていた。そこには、ラビと一緒に行くブックマンも居る。
『えぇ~と…つまり、ラビと一緒ってこと…?』
「そういうことになるね。…君にとっては、ほとんどが初めてだからね…気のおける人をと思ったんだ(微笑)」
『ありがとうございますっ』
やったぁ~♪ラビと一緒なら大丈夫な気がしてきたよ(笑)
「なっ、一緒だっただろ?(にっ)」
『うん(笑)』
「えぇと、場所はイギリスだよ。詳しいことは、現地のファインダーから聞いてね」
『…イギリスかぁ…』
一度は行ってみたい国だよねぇ。まさか、こんな形で行くことになろうとは…
「とりあえず、案内のファインダーを地下水路に待たせてるから。着替えて、直ぐにでも出発してね」
そんなこんなで一旦、司令室の前で別れ、団服に着替える。そして、地下水路の入口に集合した。
「あっ、そこに、ホントにつけてくれたんだ(にっ)」
『うん♪ラビの言った通り、ここにつけるのが一番いいんだぁ(にこり)』
ラビがくれた紐飾りを揺らして見せる彼女。互いに笑顔で船のある方へ向かった。そして、開けた地下水路に出る。
『わぁ…ホントに…地下に水路があるよ…すごぉい…』
彼女が足を止めて感心していると、船に乗り込んだラビが、声をかけた。
「ソニョ、行くぜ(にっ)」
『あっ、うん!』
こうして、黒の教団から初の外&任務に出る彼女。彼女の苦労は、これからだった。
地下水路を抜け、駅を目指す彼女達。どうやら、汽車の時間が迫っているようだ。間に合いそうにもないので、飛び乗り乗車することに。そして今回、飛び乗り乗車する場所は、塀の上だった。彼女は、その場所に来て驚く。ファインダーやブックマン、ラビは軽々と、目の前の塀に飛び乗ったのだ。しかし、彼女からすると到底無理な高さである。
『ちょっ、待って!私、この高さじゃ無理だよっ(汗)』
てか、どうやって鍛えたら出来るのよ!…あんたらオリンピック選手か!…それ以上の超人だよっ
塀の下で困惑する彼女。それを見たラビが…
「…しかたないさ…(苦笑)」
そう言って、彼女のところにおりてくる。そんな時…
「汽車が参りました!…早く乗らないと間に合いませんっ。…お急ぎください!!(汗)」
「・・・・・先にゆくぞっ、ラビ!」
「おう!」
ラビの返事を聞くか聞かないかのところで、二人は列車へと飛び乗ってしまった。
「んじゃ、俺らも行くさ」
『どうやって…』
彼女が、そう言いかけた次の瞬間、ラビは彼女を抱えて飛び、見事、塀の上に着地した。
『…っ!?(びっくり)』
す、すごい(汗)
「次の方が、衝撃が強いから、しっかり掴まってるさ」
そう言うと、彼女の返事を聞く前に、列車へと飛び乗る。それは最後尾だった。
「間一髪さぁ(汗)」
『ごめん…私のせいで…』
「んな、暗い顔すんなって(笑)…余裕のある予定、作んない方が悪いんさぁ。…お前のせいじゃないさ(にっ)」
そう言って、抱えていた彼女をおろす。
「さっ、ジジイ達んどこに行くさ」
ラビにさとされ、列車の上を慎重に歩いて、ブックマン達がいるところまで行く。そして、中に乗り込んだ。ファインダーの案内で、ブックマンの居る個室に案内される。先に乗り込んでいたブックマンのローズクロスで、既に個室が用意されていたのだ。
『ブックマン、すいません、待たせてしまって(汗)』
「うむ。無事に乗れたようで安心したわ」
「そこは、おいらの腕がいいからさぁ(笑)」
『腕って…足の間違いじゃぁ…(ボソッ)』
「まぁ、そんなことより、おぬしらも、この資料に目を通しておけ」
どうやら、ファインダーから資料を渡されていたようだ。既に読み終わっているところがまた、すごい。とりあえず、渡された資料に目を通した。
「資料によると、街の名前はナムピョンらしいさぁ」
『韓国語で夫って意味だぁ(笑)』
「あっ、確かに♪面白いさぁ~(笑)」
「まったく、おぬしらは緊張感の欠片もないわ」
『すいません(苦笑)』
「あはは…(苦笑)あっ、動くぬいぐるみだって!…ソニョ、ほらほらっ、ちょっとぶれてるけど、絶対クマさ(笑)」
ラビが見せてくれたのは、資料の一番後ろに挟まれた一枚の写真。ちょうど動いた瞬間なのか、残像のようになってしまっていた。しかし、ラビの言う通り、シルエットがクマのようである。
『ホントだぁ。クマのぬいぐるみかな?(笑)』
「…さっきのことはもうなしか…(ボソッ)」
ブックマンの呟きは、二人には聞こえなかった。
「これにイノセンスが入ってるとか、すごいさ」
『動くぬいぐるみなんて、女の子としては、手元に置いておきたいよ(笑)』
「おっ、なんか乙女チックなこと言ってるさぁ(ニヤニヤ)」
『うるさいなぁ。これでも、れっきとした乙女ですぅ(ムス)』
「…やれやれ…(ため息)」
そんなこんなで、任務の資料が見終わる。一段落すると、ブックマンが椅子から立ち上がった。そして…
「ソニョ、ちょいとよいかな?…外で話がしたい…」
『はい?』
急に、どうしたのかな?
不思議に思ったが、言われるがままに、個室を出て、人気のない通路まで行く。
「いろいろラビから聞いておるぞ。異世界から来たそうじゃな」
『はい。…自分でもよくわからないんですけど…(汗)』
「うむ。…して…おぬしに聞きたいのじゃが…もしや…今後、起こることを知っておるんじゃないか?」
『…っ!(汗)』
やっぱ、ブックマンは鋭い
「やはりな。ここが本の世界だと言っていたのが気になってなぁ」
『それだけで気づくなんて、さすがですね。確かに、すべてではありませんが、今後のことを知っています』
「やはりそうか…過去のことも知っているようだったからな…なら、何か教えてはくれぬか?」
『起きることをですか?』
「あぁそうじゃ。知らねば、回避できることも出来ぬからな。それに…疑っている訳ではないが…信じるに値するのか見極めたいのじゃ」
『もっともな、ご意見ですね。私がブックマンの立場だったら、同じことを言っていたと思います(苦笑)』
裏歴史を記録する彼らにとっては、私は予言者と代わりないだろうし
「すまぬな」
『いえ(苦笑)…えぇと、近いと言えば…あたら……っ!(汗)』
うっ…いき…がっ
『…あ…っ…がっ、う…(汗)』
く、くるし…
喉を押さえながら倒れる彼女。
「なんじゃっ、過呼吸かっ!?(汗)…ソニョ、慌てずゆっくり、深呼吸をするのじゃっ」
ブックマンに言われた通り、出来るだけゆっくり、呼吸をする。
「そうじゃ、ゆっくりとな…」
そこに、騒ぎを聞きつけたラビが、走ってきた。
「どうしたんさっ、パンダジジイ!…ソニョ!?(汗)」
「静かにせい、バカ弟子っ!…そう、ゆっくり吸うのじゃ…吐いて」
ラビを一喝したブックマンは、彼女の背中をさすりながら、呼吸のリズムを促す。そのかいあってか、彼女の様態は安定した。
「どうじゃ、ソニョ?」
『ありがとうございました、ブックマン。もう大丈夫みたいです(汗)』
なんだったんだろ?今の?…アレンの入団について言おうとしたら、見えない手に、首を掴まれたようで…(汗)
「ホントに大丈夫さぁ?(汗)」
『うん、大丈夫だよっ』
もしかしたら、また言おうとすると、あぁなるのかな?(汗)
「よかったさぁ(ほっ)」
「ソニョ、"あれ"について話せそうか?…無理なら、またにするが…」
『無理…みたいです…(苦笑)』
「・・・・?」
首をかしげるラビに、彼女はただ、苦笑いをするのだった。未来について話すことは、出来ないのだとさとる彼女。しかし、未来を変えたいという思いは、一層、強くなったのだった。さて、彼女の初任務はどんなことが起きるのか?楽しみなようで、どこか不安なのでした。
第8夜 END