「みんな、お帰り(にこり)」
「「「『ただいま』」」」
「大変な任務だったみたいだね」
「いえ、みんなが居ましたから、それほどでもありませんでした(苦笑)」
「けど、イノセンスの回収は出来なかったさ」
『どうやらブローカーが居て、イノセンスを持ち去った可能性が出てきたんだ』
「ブローカーが?…しかし、普通の人間がイノセンスに触れる事は出来ないはず。いったいどうやって…」
「なにか、特殊な入れ物でも使ったとしか思えねぇな」
「それも一理あるね。…まぁ、とりあえず、お疲れ様。このあとは、ゆっくり休んで(微笑)」
言われるがまま、司令室を後にしようとする四人。そこに…
「あっ、ガブリエルくん、ミカエルくん。ちょっと残ってくれる?」
「…?(もしかして、記憶についてか?)」
『わかりました(トマ、記憶を思い出したかもとか言ったなぁ)』
「んじゃ、俺らは外で待ってるさぁ」
「え?…ここで…「ほら、行くさ♪」
「ちょっ、ラビ!?(汗)」
ラビに引っ張られるままに、アレンも出ていった。
「ラビの気遣いに、感謝しないといけないね(苦笑)…さて、何か思い出したらしいだけど…聞かせてくれるかい?」
「あぁ…(やっぱ、そうか)」
『でも室長。どうやら二人共、同じ内容で、かなり断片的ですけど、いいですか?』
「あぁ、かまわないよ」
室長に促されて話し出す。
「えぇっと…ツリーハウス…って言うのかなぁ?あれは?」
『たぶんな。…あと、真っ白な鳥が、いつも飛んで来てたんだ…そのツリーハウスに。…思い出したのは、これだけ…。』
「…なるほど…そのツリーハウスはきっと、元帥の家だね。そして、真っ白な鳥は白鳩便だ。元帥はよく、それを使って知らせを寄越してたから」
「元帥の家?(なんで元帥は家なんかに居たんだ?)」
『白鳩便?(…二羽いたような…?)』
「ん~…一部的な記憶喪失なんだね…やっぱり。そして、一部的に思い出してる。最近、何か変わった事でもあったのかい?」
「『・・・・・』」
目でアイコンタクトを取る。どうやら、また考えている事は一緒のようだ。
そう、思い出したきっかけはきっと、ラグエルだ…だけど…
「別に。変わった事なんてないぜ」
『僕もない』
話す価値もない…なんの確証もない事だから…
「そう。じゃあ、また何か思い出したら教えてくれるかな?…オルフェウス元帥の事が気になるからね…」
「『わかりました』」
元帥死の真相が気になると、直接に言わないのは、彼なりの労りなのだろうか?
そんな事を思いながら、司令室を出ていく。そして、廊下で二人と合流し、歩いて居たのだが、ある事を思い出した。
「『あっ、そういえば…』」
『ラビぃ~…』
「あん時のがまだ、終わってなかったよなぁ(にこり)」
「あ…思い出しちゃったさ…?(笑;)」
『いつまでも物覚えが悪いと思ってんじゃねぇぞ(黒笑)』
「これでも学習してんだからな(黒笑)」
「ラビ、観念した方が良さそうですよ」
「他人事だと思って…この、薄情ものっ(泣)」
「だって、他人事ですから(にこり)」
「(誰か助けてくれさぁ~!(泣))」
ラビは、二人からの手痛いお仕置きをされたのでした。ガブリエルがラビを押さえつけ、ミカエルが蹴りを入れるという感じである。