※ゲーム&夢小説とは別物と考えてください。
出合いの物語⑥
【真夏の夜の…鏡花水月】承花(しょうか)
司令室にて…——
コムイ:あっ、ガブリエルくん。神田くんに、急きょ任務だから地下水路に直行してくれって、伝えに行ってくれるかな?…たぶん、部屋に居るから…その帰りでいいんだけど、資料室から333の資料をお願いするよ(微笑)
ガブ:わかりました
コムイ:そうそう、ミカエルくん。君もこの資料を持って行ってくれるかい?…任務内容の説明を頼むよ(笑)
ミカ:わかりました
こうして、個室になってから初めて、一緒に行動する事になった二人。しかし、ミカエルは資料に目を通しており、ガブリエルはそれを、横目で見るだけで、会話しなかった。そして、資料確認を終える頃には、神田の部屋の前である。実は、神田の部屋を訪ねるのは二人共、初めてだ。ここが神田の部屋だとは知っていたけれど。
ガブ:ここだな
ミカ:あぁ…
コンコン…——
ガブ:神田、居るか?…急ぎの任務だ
そう声をかけると、すぐに扉が開く。既に団服の神田が、そこに立っていた。
神田:…お前らか…(聞き慣れねぇから誰かと思ったぜ)
ガブ:なんか、室長から説明してる時間がないから、このまま地下水路に行って欲しいみたいだぞ
ミカ:資料はここにある。地下水路に着くまで、説明は僕がする事になった
神田:そうか
そう言った神田は、廊下へと出る。その横から部屋が垣間見えた。殺風景な部屋に、不釣り合いな花が置かれている。
ガブ・ミカ:なぁ、その花って…?(蓮…だよな?)
神田:なんでもいいだろっ。てめぇらには関係ねぇ
ガブ:んな言い方しなくたっていいだろっ?(ムス)
神田:フンッ。…てか、お前の用はもう終わりだろ?…さっさと帰りやがれ
ガブ:なにっ!?(怒)
ミカ:おい、やめろっ!時間がないだ。喧嘩してる場合じゃねぇんだよっ
ガブ:・・・チッ(コイツ嫌いかも)
ミカ:ほら、行くぞっ
そう諭され、歩き出す二人。それを、ガブリエルは不服気に見送った。そして、ミカエルは、任務について説明を始める。
ミカ:今回は…フランスだ。頻繁にアクマが目撃されてる。しかも、レベル2が居るらしい…気をつけてくれ。これの担当のファインダーはトマだ。現地の駅で合流してもらう
神田:あぁ…
ミカ:一応、大まかに説明するが、資料に目を通してくれよ
神田:わかった
細かく、街について説明するミカエル。それを、神田は無言で聞いた。一方、ガブリエルはと言うと…——
ガブ:えぇ~と…確か、資料室ってこの辺だったよなぁ…あっ、あったあった
資料室に入るガブリエル。頼まれた資料を取りに来ていたのだ。
ガブ:(確か、ナンバー333だったよな…だとすると…)
1番奥へと向かう。すると、そこから物音がした。
ガブ:…っ!(汗)・・・・誰かそこに居るのか?
ラビ:ん?…その声は・・・・あっ、やっぱりさぁ♪
ガブ:ラビ!?…何してんだ?(汗)
ラビ:ちょっと調べものさぁ~…それより…お前こそ何してるんさぁ?
ガブ:神田を呼びに行ったついでに、資料、頼まれたんだ
ラビ:なるほどなぁ(笑)
このあと、神田の態度がムカつくと、愚痴を溢していた事は、ラビしか知らない。ちなみに、二人が神田の事をちゃんと覚えたのは、ごく最近だ。しかも、二人共、別々にである…この時は、喧嘩はない…。
『華を承る』END