※ゲーム&夢小説とは別物と考えてください。
出合いの物語③
【真夏の夜の…風林火山】林承(りんしょう)
医務室にて…——
コムイ:やぁ。今日は、ご機嫌いかがかな?(微笑)
ガブミカ:室長…
リナリー:(へぇ、覚えてるんだぁ)
コムイ:おっ、三度目の正直って事かなぁ?やっと覚えてくれたんだねぇ(笑)
ガブミカ:…シスコン室長…
リナリー:(えっ(汗))
コムイえ"ぇ"!?誰が、そんな根も葉もない噂をっ!(汗)
ミカ:ラビが言ってた
ガブ:…リナリーの事がウザイくらい好きだって…
リナリー:(ラビ…なに言ってるのよ…(苦笑))
コムイ:ラビめ…余計な知識を…(怒)
リナリー:兄さん…(苦笑)
ミカ:それより、室長は何のようだ?
ガブ:室長は世間話、しに来た訳じゃないだろ?
コムイ:あ、あぁ。…リナリーやラビから聞いたんだけど、だいぶ、自分の事が整理できたみたいだからね。…聞かせてくれるかな?
ガブ:…いいけど…
ミカ:1番、知りたい事は無理だぜ
コムイ:いいよ、覚えてる事だけで(微笑)
コムイに促され、二人は話す。お互いに、最後の記憶は15歳の頃で、別々の孤児院で生活していた。いつもと代わり映えのしない孤児院で、本を読んだり、自分より小さい子の面倒を見たりである。
コムイ:じゃあ、孤児院から引き取られた事も、オルフェウス・オリベ元帥の事もわからないんだね?
ミカ:あぁ。まったく覚えがない
ガブ:…記憶から2年たってるなんて、信じられないくらいだ…(汗)
コムイ:そうか。それじゃあ…孤児院に居た時…君達、お互いの事は知らなかったのかい?
ガブミカ:知らない
コムイ:ん~…なんとも不思議だなぁ…記憶喪失って、刺激があれば思い出すんだよねぇ~。二人の場合、お互いに顔を会わせればと思ってたんだけどなぁ。全然だねぇ(苦笑)
リナリー:兄さん。二人共、好きで記憶をなくした訳じゃないんだから、そんなうまくいかないわよ(苦笑)
コムイ:…だよねぇ…(汗)
ミカ:なぁ、そのオルフェウスさんの写真とかないの?
コムイ:あぁ~…それがないんだ…元帥は写真が嫌いでね。入団直後に一度、撮っただけで、現在のはないんだよ(汗)
ガブ:写真が嫌い?
リナリー:そうなの。写真を撮ると、自分の過去を知る人物の目に入るからだって。たぶん、みんなに自分の過去を知られるのが嫌だったのよ
ガブ:後ろめたい事でもしてたのか?
リナリー:違うわ。元帥は元プロバイオリニストなの…黒の教団に入る前に辞めてしまったけど…
ミカ:何かあったのか?
コムイ:元帥の恩師が"悲劇を"呼んだんだ
ガブミカ:えっ(汗)
コムイ:正確には、その現場を見てしまった。そして、それを見て見ぬふりをしたんだ。けれど、それは長続きしない…アクマになった恩師に襲われた…そこを教団のエクソシストに救われ、その後に元帥もエクソシストになったんだよ
リナリー:元帥は世界的に有名なバイオリニストだったそうよ。それがバレるのが嫌だったみたいなの
ガブミカ:なるほどな(…バイオリン…?)
バイオリンに引っ掛かる事があったけれど、言わない事にした。もう、記憶なんて、戻ろうが戻らないが、どうでもよかったのだ。二人でいくら話しても、進展がないから。それより、これからの事を考えていた。もうすぐ、医務室から出られるようになると聞かされたから…何か、ここの人達に恩返しがしたい…そう考えた。二人の結論は違ったのですが、今は知らないのでした。
『林の風を承る』END