No,1018

超時空要塞マクロス40周年企画

☆ YAMATO群雄(動) マクロスVF-X2  VF-19A エクスカリバー

発売日:2008年12月 

今回はPS2ゲーム MACROSS VF-X2のイメージを再現した VF-19Aエクスカリバー 限定カラー

マクロスプラスの試作機YF-19をベースに複雑なカラーリングの塗り分けにより正式採用されたVF-19のゲームカラーを再現しています

なので 通常VF-19エクスカリバーというと F型の脚部と主翼が変更されたタイプや 改(熱気バサラスペシャル)を思い浮かべるのですがこちらは造形的にYF-19と変更なしとなっています

個人的にはYF-19が好きなんですが このブルーのカラーリングは格好良いと思います

それ迄は変形を盛り込むことに注力してきた やまとからの新シリーズ群雄ということで やまと無き現在 今更ながらのレポートなのですが 手に取ったイメージをレポートして行きます

バトロイド形態一択により 各部のバランスは設定画稿に近く 心地良い眺めです

 

可動についてですが

肩周り・ヒジの関節ともデザイン的な制約もあり 特に広いという感じではない印象です

足周りも ヒザ部分はアーマー上下に関節のある2重構造ながら やはりデザイン優先ですのでどちらかというと狭い可動域で せめて引き出しにする工夫があれば当時的には画期的な物になっていたんじゃないかなあと思います

群雄シリーズが本来 インナーフレームシステムを謳い 可動部分をアピールしていただけに実際に動かしたときの期待感とのギャップが少なからずあったんじゃないかと思います

造形スタイルや彩色のクオリティー重視という目線で見れば かなり良い感じですので この部分は逆効果かなあと思っちゃいます

ただし 当時ガンダム関係だと完成トイはMIAが主流のころだったと思うので コンセプト的には先進的な試みだったんじゃないでしょうか

 

サイズ的には全高約120cmという事で 1/144ガンダム関係に近いサイズです

 

質感はエッジの効いた各部パーツの構成でスミ入れもされていることから

成型色中心でつくられている 現在のロボット魂よりもやや上質なイメージです

 

流石に フル彩色仕上げや 当時のハイエンドトイと比べるとやや見劣りする印象ですが 税抜き3000ギルダンという価格からは高いパフォーマンスだったんじゃないかと思います

 

おなじく やまとの完全変形1/60YF-19と比べてゆきます

やはり脚部回りが特に群雄版の方が設定画稿に近い印象です

丸みを帯びたややボリュームを感じる造形を上手く再現しているのと同時に 1/60版は完全変形でここまで再現できているのは逆に考えると凄いことだったんだなぁと思えてきます

群雄シリーズは 当時どのくらいのリアクションだったのかは定かではないですが 造形的なクオリティーや精度の高い彩色のわりには ヒット商品という感じでは無かったんじゃないかという事からすると

バルキリー的には 非変形トイに対しては需要的には低いジャンルという気がします

やはり これで変形するとか もしくは同スケールでファイター形態とガウォーク形態が存在していたらなあとか思えてきます

 

ここからもうちょい動かしてゆきますが

肩周りの可動域は軸の長めのボールジョイントにより 可動域が広くガンポッド両手持ちが楽に再現可能です

パッケージ画像でも両手持ちさせていますので この部分はメーカーとしても自信のある部分だったんじゃないかと思います

という事で

 

シリーズ的には初の群雄ブランドのレポートでしたが 可動域が若干気になるものの 造形・彩色的には非常に満足感の高いVF-19です

 

このカラーリングで 1/60完全変形でとかあったら良いなあと思えてきます

今年はマクロス40周年という事で 先日組み始めたハセガワのプラモも更に組んでゆきますし ちょこちょこ定期的にマクロスの日々で行く予定ですが そろそろボトムズの方も手を付けてゆこうかなあとか思っています

 

まずは溜まっている未塗装を減らさねば という感じですね~(^^;)