昨日は実家で母と主人と3人で夕飯を食べました。
母が海老フライを作ってくれました。
入院前は息子が帰ってくると必ず特大海老フライを作ってもてなしてくれました。
息子の大好物なんです
まずは私ひとりで実家に行き、母のお手伝い
下処理してくれていた海老に衣を付けてあとは揚げるだけに
マカロニサラダが出来上がって全ての準備が終わった時に母に今後の話をしようとテーブルに向かい合って話をし始めました。
(足が痛いのに細々動いてなかなか座らず、私が話に来たのを察していたのかな)
私がひとりで実家に行ったのは2人だけで話をしたかったから(主人にはごめんだけど)
たくさん話をしたけど要約するとこんな会話だったと思います。
「この前先生が話した事聞こえてた?」
補聴器の設定が合ってなくて先生が怒鳴るくらい大きい声で喋ると余計響いて聞きにくかったみたいです
母「響いてよく聞こえなかった」
でもあれから考えると辛くなったって言っていたので雰囲気で理解していたんでしょう
「先生は治療方がないわけではない、ただお母さんの体力がないと逆に命を縮める事になるって」
「お母さんはどうしたい?」
「私はお母さんが体力があれば治療してもっと長生きして欲しい」
母「今も骨折の所が痛いし、もう治療はいいよ
それに治療してもダメでしょう」
「あんたが悲しむのは分かっている、けど親が先に逝くのは順番だし、あんたより長生きしたかったけどね〜(母のジョーク)、孫たちも立派に育ってくれて思い残すことはない
寿命だと思う」
「あんたにはすごく良くしてもらって感謝してるよ」
もう私は涙崩壊で、「うん、分かった」
時間をかけてたくさん話をしたけど
母は覚悟を決めていました
お母さんは何かしたいこと、やりたい事ある?って聞いたら
「二人で紬の着物を着て御園座に観劇に行って二人で写真を撮りたい」
母は着物が大好きで昔はよく着物を着ていました
そんな事思っていたなんて
簡単な事なのに
もっと早く骨折する前に目が見えなくなる前に言ってくれたら良かったのに、私が毎日忙しくしているから言い出せなかったのかな
「うん行こう!」
父の思い出話やらたくさんして私は主人を迎えにいきました
落ち込んでいたらどうしようかと少し心配でしたが笑顔で主人を迎えてくれてホッとしました
久しぶりの母の海老フライと茹で卵入りマカロニサラダ、主人にお肉もプラスして
母はいつも父と主人に一品プラスしていました
羨ましくてどうして?と聞くと◯◯君に良くすれば◯◯君があんたに良くしてくれるでしょう
本当にその通りになりました
あ、主人はちゃんと私に分けてくれますよ♡
プリップリの海老が美味しかった〜
私はノンアルコール
主人は僕が運転するから飲んでいいよと言ってくれたけどたまには旦那さん孝行もしないとね
(実は昨日飲みすぎたのもある)
3人で他愛もない話をして楽しく食事した数時間がとても幸せでした。
主人にも感謝です
さて母と何を観に行こうかな
思い出しては涙が出て夜中に何度も目が覚めました
母は決めたのに私の心はまだ揺らいでいます
see you♡