story―①
「なぁ、死ぬつもりなら
少し 俺に
時間をくれないか?」
雨の中、
そう 声をかけられた。
どしゃ降りの雨の中
橋の手すりに立って
川の中を見ていた俺。
どしゃ降りの雨だし
夜も遅いし
誰もいないと 思ってた。
「もう 死にたい?」
俺が返事をしないからか
そう 聞いてきた。
「説得なら無駄だぜ」
どうして
人間は最後には死ぬのに
自ら死のうとするのは
止めるのだろう?
「説得じゃないよ。
俺は
君が死ぬことなんか
どうでもいい
と思っているから。」
…何だ?
このオッサンは。
どう見ても
30歳は過ぎてる。
説得する気はないって
じゃ、何で
声をかけてきたんだ?
「…それとも
止めてほしいか?」
ブチッ
その時、俺の頭の中で
そんな音がした。
だって
このオッサンの目が
言ってる。
『本当に
どうでも
いいんだ』って。
俺のこと
からかってるんだ。
きっと 見物気分なんだ。
俺が
このオッサンの質問に
どう答えるのか
楽しんでるんだ。
俺が
どうしてこんなことしてるのか
知りもしないで。
「いいよ。時間をアゲるよ」
これでどうだ。
これに
どう答える?
説明
これからのせる小説にちいて です
この物語はフィクションであり、登場する人物、団体、場所などは全て架空の物です
読んでいる時に不快、不愉快な表現があるかもしれないので、十分注意して下さい
それらを踏まえた上で読んでいただくと
ありがたいです