story-③ | 3430さんのブログ

story-③



何だ!?

俺が逃げようとしていることに
気がついた?



「お前は どうして
死にたいんだ?」



感情のない声。


雨の中でも聞こえてくる
静かな声。


興味本位で
聞こうとしているわけ
じゃないことに
気がついた。



大波にのっているようだ。


いや、違う。

包まれているような
気になる。



でも、俺は


その質問に


答えたくない。



見ず知らずの人に言いたくない。



「別に どうでも
良くない? 知って


どうするの?」


この人は悪くない。


でも、口調は

キツくなってしまった。


そのことに


罪悪感をおぼえた。


「そうだな。
知っても 何もないな。」

さっきと同じ
感情のない声。