先週金曜日、JAGAT大阪が主催するデジタルサイネージセミナーに参加してきました。

第1部は、東京の印刷経営戦略アドバイザーである山田英司氏を招いて、「印刷会社のためのデジタルサイネージへの取り組み」という題目で、デジタルサイネージビジネスの現状と、取り組む上での初歩的な基本を解説。

第2部は、大阪と言うこともありシャープ株式会社を招いて、「デジタルサイネージで求められるコンテンツについて」という題目で、1部とは見方が違うもっと大きな市場でのデジタルサイネージビジネスと、シャープ㈱の実績を紹介。

正直な感想としては、1部・2部共に期待はずれでした。

1部の内容は、全てとは言わないけれども殆ど把握していた、もしくは想定できた内容で、目から鱗というような内容はありませんでした。
聞いていて、逆にこの程度をセミナー受講しなければならないような市場なんだろうか?とも思えました。
まぁ、解っているようで実は解ってない基本というのは確かに存在するので、聞かなかったよりも聞いておいた方が良いって所でしたね。
ただ残念だったのは、セミナー講師を務めて下さったのは良いんですけど、完全な実績はなく、現在進行中の案件が数件だと言うことでした。

2部の内容は、まぁ書かずとも解るかも知れませんが、中小印刷業社がそんな事例見せられてどうしろと?と言う内容でした。
他社制作の王手企業の実績事例を見て、これで●●万ぐらいと言われてビックリ!
その程度で●●万もらえるなら、サイネージコンテンツ制作に特化して独立します!って言いそうになりました。
言ってることは解らんでも無かったんですが、セミナー受講者からすれば、紹介された内容のレベルにどうやって食い込むことが出来るのか?という事の方が重要なんですよね。

最後の質疑応答で、受講者の中にシャープさんのパンフレットを制作している印刷業者の方がいらっしゃったらしく、シャープさんからサイネージに取り組まないのはなぜですか?みたいなツッコミをもらってました。
実際にそんな有利なポジションの会社がサイネージに取り組んでないのが不思議でなりませんでしたけど、現実問題としてはそうなんだから仕方ないんですよね。
思わず、じゃあうちがやります!って言いそうになりました。

デジタルサイネージは、印刷と違い、まだまだ実績や費用対効果、マーケティングなど、様々な面において未知数な所が多いのが現状ですので、こういったセミナー内容でも必要性があるでしょうし、紹介して貰った内容は全く的外れなのかと言えばそうでもないという何とも微妙な状況だと思います。

セミナー1部でも、片手間や中途半端な状態でのサイネージビジネス参入は、このご時世ではリスクが高いので止めた方がいいと思いますとの発言がありました。
確かにそうだと思います。
が、しかし、印刷業だけでは苦しくなる一方なのも事実です。

今回参加して思ったのは、今実際にサイネージコンテンツを制作していて、自分のコンテンツのレベルがどれ程の物なのか?充分なレベルなのか、児戯にも等しいレベルなのか?それを判断出来ない現状がある以上、どうやってコンテンツビジネスを売り込み、獲得し、事業として 成り立たせるのかが、今直面している問題だと言うことを改めて認識しました。
もちろん、前提として色んな要望に対応できる技術の習得も必須ですが、まだまだ市場価値を満足させるレベルではないと言うことは自覚しています。

う~ん。
突破口はどこにあるんだろうか?

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