リメンバーミュージック 2016年5月22日のニュースはこちら
「文化財の入場料は値上げするべきだと思いますか？
「清水寺などの文化財の入場料を値上げすべき」こんな提案が財務省から全国の文化財を保有する自治体に投げかけられ、話題となっています。
財務省が4月に行った「財政制度審議会」によりますと、今後、多くの観光客を招き入れ、文化財を「観光地」としてPRしていくために、まずは「入場料を値上げして、それを費用にパンフレットや案内板を作っていくべき」と提案しました。
この提案を受け、一部の自治体では入場料の値上げを行う動きを見せているところもあります。
例えば「名古屋城」を所有する「愛知県名古屋市」は、「大東亜戦争」の戦火により消失し、現在はコンクリートで復元されている「名古屋城天守閣」を、多くの観光客を呼びこむため2020年までに木造で復元する計画を立てました。
この復元費用にはおよそ500億円かかるため、その費用を賄うために「名古屋市以外の観光客の入場料を1000円」に値上げすることを現在計画しているそうです。
このように所有する文化財に多くの観光客を取り入れるため、入場料を値上げして、文化財の整備に当てている自治体もあります。
しかし、多くの自治体では「修学旅行生など『入場料』にあまりお金をかけられない人が観光に来られなくなる事」を危惧し、入場料金を踏みとどまっている自治体もあるようです。
所有する文化財の整備などにお金をかけることで、多くの観光客を招き入れられる可能性のある一方で、料金によっては観光に来られなくなる人もいるかもしれない財務省の提案した「文化財の入場料の値上げ」。
さて、ラジオの前のあなたはこの財務省の提案した「文化財の入場料の値上げ」について、どう思いますか？
天皇皇后両陛下が熊本県南阿蘇村を訪問。一方、八代市では心ない書き込みも 今週の『平成28年熊本地震』まとめ
天皇皇后両陛下は19日、熊本地震で特に被害が大きかった「南阿蘇村」の避難所をご訪問されました。
今回のご訪問は「現地に負担をかけないため」との理由から半日の日帰りで行われ、崩落した阿蘇大橋など、特に被害状況の大きかった場所をヘリコプターで視察した後、現在も200人以上が避難されている南阿蘇中学校をお見舞いにご訪問しました。
訪問した中学校では避難している住民一人ひとりに対し、天皇皇后両陛下が「ずいぶん怖かったでしょう」「よく耐えてこられましたね」と優しくねぎらいの言葉をかけられるなど、被災者にとって心励まされた1日となりました。
しかし、その一方で多くの人から「怒り」や「悲しみ」を買う事件が起き、大きな物議を醸しています。
熊本県八代市で15日、地震で損壊し、使用できなくなった八代市役所本庁舎の外壁に「被災者をからかうような落書き」が見つかりました。
落書きは青い塗料スプレーで幅約15メートルに渡り「キャハー 全壊も少しだったネー」などと心ない言葉が書かれていました。
この落書きは発見された翌日の夕方に、職員が塗料を上塗りして落書きを消したそうですが、市では「心ない許しがたい行為」として、器物損壊容疑で八代市に被害届を提出したそうです。
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