前記事の予告通り、カウンタックのプラモデルを作り始めました。

カウンタックとは1974年当時の世界最速市販車です。

ランボルギーニ社による近年に出されたらしい公式見解によると最初に販売されたLP400の最高速度は時速309キロとの事です。

 

使用するキットは「フジミ模型 1/24 リアルスポーツカーシリーズNo.39 カウンタック LP500R」です。

LP500Rは嫌なのですが、キット購入時、フジミ製で手に入るキットがこれだけだった故の選択です。

何故にフジミ製が作りたいかと言えば、以前に挫折しているので再挑戦したいと思ったからです。

LP500R(正式なグレード名ではなく関係者が勝手に付けた名前)はブラックカウンタックとして知られる有名なカスタムカーですが、私的にはエアロパーツが付かない素のカウンタックが美しいと思うので、エアロは付けずに最初の市販モデルであるLP400に近い形で製作する事にします。

 

これがLP400の本物です。

正確には市販モデルではなく発売間際の最終的なプロトタイプのようです。

手元にある「ランボルギーニ:カリスマの神話」と言う本を撮影しました。

余計な装飾が付いたブラックカウンタックより美しいと思う。

 

シャーシーから作る事にします。

このキットの元は内部まで精密に再現したエンスージアストシリーズなのですが、リアルスポーツカーシリーズに編入される際にエンジンレスの簡略キットに改修されてしまったようです。

カウンタックは重量配分を最適化する為の特殊なパワートレインが面白いのですが残念です。

まあレリーフ状の表現でもエンジンを中心に前側にトランスミッションがあり後側にデフがある事は分かりますよね。

因みにプロペラシャフトに相当するシャフトはエンジン内部を通ります。

 

これが本物のパワートレインです。

 

カウンタックは下側がくびれていますので、このシャーシー形状だとボディの取り付けが困難です。
ボディと合わせながらカットする事にします。
全長も1ミリくらい詰める必要があります。
 
加工後のシャーシーはこんな感じです。
インナーフェンダーと言いますかエンジンルームの幅の広い部分を床板と同じ幅になるようにカットしました。
最後部のボディにパチンとハマる部分は一度切り離し、最後部を1ミリ弱カットした後に再接着しました。
 
これが本物のフレームです。
複雑過ぎる構造故にカウンタックを量産化する過程で最も苦労した部分らしい。
 

タイヤがはみ出しすぎです。

 

ホイールの内側をカットして奥まらせる事にしました。

 

タイヤを嵌めるとこんな感じ。

 

常識的な感じになりました。

前側も同様の加工をしました。

 

シャーシーはこんな感じになりました。

タイヤを奥まらせた為に車軸を短くする必要がありましたので、前後とも真鍮丸棒で車軸を作りました。

 

ボディを塗装しました。

MR.カラー68番モンザレッドを使用しました。

それにしても車高が高いです。

写真の黄色いカウンタックはタイヤ上部がフェンダー内に収まっている感じですよね。

 

今回も研ぎ出しはしません。

なるべく平滑になるように塗装して、最後に表面のザラつきをコンパウンドで取り除いただけです。

 

真横から見ると最高速度重視で設計されている事がよく分かります。

カウンタックはスピードを出すほど安定感が増すと聞いた事があります。

 

今日はここまで。