次はフジミ製「1/24 インチアップシリーズ No.105 マツダRX-8 Type S」を作ります。

私事ですが、少し古いカーモデルを作る時は実車を購入してレストアする事を想像しながら作る事が多いです。

まあ、本当に買うには庭を改修して駐車スペースを確保する必要があるので難しいのですが、妄想するだけなら無料です。

前作の”ハリアー”も「良い車だから欲しい」とか思いつつ資料探しも兼ねて中古車情報サイトを見ていたのですが、ハリアーにはMT車が無い事に気が付きました。

別に上手くはありませんがATは欲しくないのです。

 

ハリアーと同格でMTのあるクロスオーバーSUVを探したら上画像の車”T31型エクストレイル”が見つかりました。

これの20GTと言うグレードにMTが存在するのです。

2008年当時の日産は新規制対応のクリーンディーゼルエンジンの開発に成功したのですが、そのパワーに耐えるATミッションの開発が遅れていました。

新エンジン搭載車を早く発売したい思いからMTが採用されたとの事です。

少し評判を調べたらマジで良さそう。

パワーはあるし、燃費もe-POWER搭載の新型エクストレイルと同じくらいのようです。

でも格好がちょっとなあ。

悪いデザインではないのですが、好みの問題ですね。

ハードルを下げてSUVでなくていいから4人がちゃんと乗れるMT車で安くて格好良いのが無いかと検索していたらRX-8を見つけました。

スポーツカ-スタイルの車の中では格好悪い気もしますが、エクストレイルよりは格好良いと思います。

ロータリーエンジンって言うのも、一度は所有してみたい気がしますしね。

と言う事で、今回はRX-8の夢を見ながら作る事にします。

でも、あまり評判の良くないキットなので心配。

 

とにかく作ってみます。

先ずはシャーシーから。

白色成型なので見難くて恐縮です。

評判の悪い所以が分かった気がします。

とにかく大味ですね。

合いが悪いし、ディテールも大雑把です。

 

リアアクスル周辺のアップ。

燃料タンク下部が二つに分かれているのは実車もそうなので、全くデタラメに作っている事も無さそうですが2000年代のスケールモデルにしては大味だと思う。

 

前の方。

ミッションとプロペラシャフトは全く再現されていません。

実車の前サスペンションはダブルウィッシュボーン式なのですが、キットのはストラット式のように見えます。

 

前々作”ベルファイア”で採用して良い感じだったので車軸を真鍮丸棒に置き換えました。

後ろは穴を拡大するだけで済みましたが、前は一部をカットする必要がありました。

 

次は内装です。

なんか前後に圧縮された感じですね。

普通、リアシートは後輪ギリギリの位置にありますので資料を見なくても怪しいと分かります。

 

少し俯瞰で。

RX-8は4人がしっかり乗れるスポーツカーとして作られたのですが、これじゃちょっとね。

前シートは幅も狭いようです。

 

ダッシュボードも不味いですね。

箱の本物の写真が載っているのですが、センタークラスター(ダッシュボード中央部のエアコンやオーディオのスイッチがある部分)の形が違います。

本物は上底が長い逆さ台形のような形なのですが、キットは長方形です。

 

ボディです。

なかなか良いと思います。

ボディの関しては金型改修されたとの記述を読んだ事があります。

ただ、バンパーの接着が面倒くさかった。

前後バンパーは実物と同じ位置で分割されているので、接着して組み立てる必要があります。

他にノリシロが無いし合いも悪いので表面で接着する事にしたのですが、ボディとの分割線が接着剤で埋まってしまいます。

バンパーとボディの分割線が無いのも実感に欠けるのでヤスリがけの後にスジボリを施しました。

 

前言撤回。

前輪のホイールアーチが変。

バンパーの後ろ側が短いのかな?

中が見えてしまいます。

これを直すのは難しそう。

 

グリルは付属の金属メッシュを切って貼る仕様。

近所にいる本物のグリルはこんなに細かいメッシュではありませんでした。

 

ハイマウントストップランプにもクリアーパーツを入れる仕様。

テールランプの透明カバー内部に入るメッキパーツもありました。

 

まあ、ボディは前輪のホイールアーチが難題だと思います。

曲線でしかも肉厚が薄いのでプラ板を貼るのは難しい感じがします。

修正しないで、このまま進めてしまうかもしれません。

 

今日はここまで。