数回に分けて書いてきた、タミヤ製1/24マツダロードスターの製作記事をマトメておく事にします。
フィギュアに関しては、少し手直しをしようと思っているので、今回は車体編だけの内容にします。
今回、本物の購入を検討している1/24マツダロードスター(ND5RC型)を作る事にしました。
製作を開始します。
少し冗談で、昔からロードスターのカタログでよくある状態を再現してみました。
ちゃんとエンジンが再現されていれば、この状態で飾りたい人もいると思います。
この状態をカタログに載せる理由は、前にあるミッションと後ろのデフケースを繋ぐ鉄橋みたいなパーツをアピールしたいのでしょう。
ボディ剛性の強化にどれほどの効果があるかは分かりませんが、初代ロードスターで自分でクラッチオーバーホールをやった時に、とても邪魔だった事が思い出されます。
一部は木工用ボンドでの仮接着ですが、全体形が分かる所まで組んでみました。
合いは良好ですがタミヤディフォルメが嫌です。
本物は前タイヤの上辺りから、先端に向けてもっと急角度で下がる感じなのですが、そこを野暮ったいと判断してなだらかな感じにしたようです。
野暮ったいのも個性ですから、逆に誇張する感じで良いと思います。
あと、タイヤがちゃんとタイヤハウスの中央に来ている事は流石と褒めなくてはいけません。
斜めから。
まあ良いのだが、なんとなくグリルと言うか顔がデカい気がします。
気のせいかもしれません。
正面から。
フェンダーと申しますかタイヤの上の辺り、もっと三角形に尖っている感じがするんですよね。
実物換算で4センチくらい幅を大きく作っている事が影響しているのかもしれません。
斜め後ろ。
近所にいるロードスターは前を向いて停まっているので、私には後ろのイメージが固まっていないので何とも評価できません。
これは実車の事ですが、小さいテールランプの視認性はどうなのかな?って不安はあります。
例えばブレーキランプ点灯中にウインカーを出しても認識し難いのではないか?とかです。
真後ろです。
少し前、運転中にロードスターの後ろになった事があります。
バンパーの底辺が直線ではなく中央が凹んだ弓なりになっているんですね。
さっきから文句ばかり書いていますが、高精度であっても、ちゃんとクリアランスが確保されており、組み立てやすいキットである事は間違いなさそうです。
大らかな気持ちで完成させようと思います。
シャーシーを作ります。
私は車のプラモデルを裏返して飾る事は無いので、裏面は最低限の塗装で済ませようと思います。
キットの下回り部品は白色成型なので、全体を黒でぬりました。
次に細かい所を塗り分けていきます。
先ずはディスクローターです。
上写真のように簡易的なマスキングをして、後はティッシュペーパーを巻いて要所を指で押さえながら、エアブラシでシュっと塗りました。
仕様色はMrカラーのスーパーアイアンです。
まあ、一般に本物の車のディスクローターは、ほとんど黒に見えるのですが、模型としての見栄えを考えると、少し暗いシルバーが丁度よいような気がします。
次、ブレーキキャリパーを塗ります。
ここも最低限のマスキングで、残りはティッシュペーパーで覆って、エアブラシでシュっと塗ります。
まあ、ディスクローターより明るい銀で塗っておけば、らしく見えると思います。
キャリパーは古くなるとニュートラルグレーに見えるような気がするので、銀とグレーを半々に混ぜた色を吹き付けました。
前ブレーキはこんな感じです。
太陽光の元で撮影したせいか、銀部分が赤っぽく写ってしまいました。
後ろです。
同じく太陽光の元で、、、、
トランスミッションも適当にマスキングして、8番シルバーを吹き付けました。
トランスミッションの後ろ端と鉄橋を銀で塗りました。
鉄橋の色は少し変えてやれば良かったと後悔しています。
マフラーは私の主観でそれっぽく塗りました。
エンジン付近は焼鉄色、中間はグレー+シルバー、湯たんぽみたいな所はスーパーファインシルバー、出口はメッキ部品を無塗装で接着しました。
まあ、今どきの車は材質が違いそうなので、こんな色ではないかもしれません。
フロアトンネルの補強部品は、プラ製カバーと一体部品なので塗分けました。
フロアトンネルとは、ほとんどの車にあるフロア中央前後方向の大きな トンネル状の突起の事です。
オープンボディの場合は、ほぼこの部分だけで車体剛性を保っていると言えるので補強を入れたくなる気持ちは分かるような気がします。
ホイールは黒鉄色とスーパーアイアンを半々に混ぜた色を吹き付けました。
そしてクリアーを上塗りしました。
実車は、もっと黒っぽい色だと感じますが、模型としてはタイヤとホイールのコントラストが小さすぎると見栄えが悪いと判断してこの色にしました。
ハブに差し込む棒部分は、塗膜で太くなる事を避ける為にマスキングしてから塗りました。
全ての下回り部品が塗り終わったので組み立てます。
接着は木工用ボンドで行いました。
塗装を痛める事がないのに強力に接着できます。
フロアトンネルの補強部品を接着して、タイヤを付けました。
これで下回りは完成にします。
少し接写の画像を紹介します。
リアサスがマルチリンクになっていますから、下回りはユーノスロードスターのキットからの流用でない事は確実です。
ちなみに、間違った図面から設計したのかスタビライザーのジョイントがありません。
中央部です。
いちおうシルバーは場所毎に少し色調を変えています。
エンジンルームです。
エンジンが全くありません。
前側のスタビライザーもジョイントが無く宙に浮いています。
全体です。
ボディを付けてみました。
タイヤハウスが黒くなったので落ち着いた感じになりました。
ディスクブレーキもそれらしく見えると思います。
後ろ。
少しだけマフラーが見えるのが良い感じです。
排気口の内側は黒く塗っておいた方が良さそう。
次は内装に進みます。
上画像は、ダッシュボードです。
メッキ部品とデカールでそれらしく仕上がりそうです。
内装のプラスチック部分とカーペットと幌を塗り分けました。
実車の写真を見るとロールバーの後ろ半分は光沢黒のようなので塗分けました。
ボディの工作に進みます。
自分が本物を買うとしたら白以外はありえません。
ボディ色は白で仕上げます。
都合の良い事にキットは光沢白で成形されています。
なかなか良い感じの成形色なので、そのまま成形色で仕上げる事にしました。
成型色で仕上げると言っても、モールやウェザーストリップを塗り分けなくてはいけません。
先ずは車室開口部のそれらをマスキングしてエアブラシで塗装する事にしました。
成型色仕上げですから裏の色が透ける可能性が大きいので、最小限になるようにマスキングしました。
使用色はジャーマングレーです。
前ガラスの枠は光沢黒です。
マスキングして塗分けます。
モール類はジャーマングレーで塗ったので微妙に違った感じになります。
あと、スミ入れはタミヤエナメルのニュートラルグレーで行いました。
ナンバープレートには、インクジェットプリンターで作ったデカールを貼りました。
なんか滲んでしまって、かなりイマイチな出来です。
でも、少し離れて見ると分からないので、とりあえず今はこのまま進めます。
ヘッドライトはメッキ部品なのですが、黒い部分を塗り分けなくてはいけません。
そのまま塗るとノリが悪いので、マスキングしてからミッチャクロン→艶消し黒と塗り重ねました。
ドアミラーはマスキングしてジャーマングレーを吹き付けました。
裏面を全部塗ってしまったので、透けて少し暗い白になってしまいました。
テールランプは、最大の失敗でした。
クリアーレッドを塗って、ストーブの前で乾かしていたら熱で縮んでしまいました。
上写真の向かって右のパーツがそれです。
しょうがないので3Dプリンターで代替品を作ったのですが、現在は緑の樹脂しか所持していないので、透明感のある仕上がりに出来ません。
悔しいけど、タミヤに郵便振替で部品注文しました。
そうしたら、「現在は欠品中なので、しばらくお待ちください」とのハガキが来ました。
まあ、しょうがないですね。
気分がのっているいる時に仕上げたいので、このまま自作パーツで進める事にします。
各部品を接着して、とりあえず本体完成です。
内装のアップです。
まあ、それらしく仕上がったと思いますが、座席背面の肉抜きが気になりますね。
シートはマスキングゾルによる仮固定なのでプラ板やパテで修正するかもしれません。
あと、ハイマウントストップランプは別部品化されていなかったので、マスキングして赤+クリアーレッドを塗っただけです。
追加で写真を撮ったのでクルっと一周行きます。
斜め後ろ。
最大の失敗である透明感が無いテールランプが見えます。
木工用ボンドでの固定ですから、正規部品が届いたら交換する予定です。
まあ、少し離れて見れば悪く無い気もしますので、しばらくは我慢する事にします。
真後ろ。
バンパー底辺が弓なりな所は嫌いです。
注文したテールレンズ、早く届かないかなあ。
ラジオアンテナは折損しそうで気を使います。
そうしようと努力している感じもするけど、上下幅が小さ過ぎてマツダ顔になりきっていない所が良い。
ぼやけたナンバーは作り直した方が良いな。
まあ、これで車体は完成です。
今日はここまで。