欧米がこの点についても安全重視の姿勢をとっています。

ネオ二コチノイドは害虫の神経に作用して動きを鈍くして殺す性質があるんですが、
人間に対しても、特に子供の脳や神経に影響があるという日本の研究が、国内よりもヨーロッパで深刻にとらえられています。
発達障害に影響があると指摘する公的機関もあります。

研究が遅れていて、直接的な因果関係がはっきりとしない部分もあるものの、やはりリスクは高いとされていることには変わりありません。

 

日本はこの現実についてどう捉えているのでしょうか。

日本の厚労省はこの事実を知っているにもかかわらずまだ規制をかけていません。
そのような発想もないようです・・。

※予防原則っていうのをどこまで考えるのか、という話になるのですが、

日本では「健康被害や何らかの悪影響との因果関係がある」ということが、はっきりと証明されない限り制限しない傾向にあります。


たとえ考えられるリスクがあったとしても、まるで科学的根拠に基づいていないかのような判断をしがちです。

リスクがないわけではないものを「ない」とらえてしまう。
おそらく危ないであろう、という予測があったとしても、それを制度として形にするのがとても遅い。
予防原則を考えてどれだけ政策に生かせるかということが重要だと思います。

どんな人に一番農薬のリスクが危険なのか?

年齢問わずリスクはありますが、最もリスクが高いのは、妊婦さんや胎児です。
母乳で育つ子どもや、2-4歳くらいのお子さんもリスクが高いです。

それから農家さん自身の健康リスクも問題です。
いろんな農家さんにインタヴューをしているのですが、農薬をやめた農家さんに訊くと、

「(農薬をたくさん使っていたら)重度の花粉症になってしまった」という方もいました。
使うのをやめたら改善されたとおっしゃっていました。

これは少し昔の話になりますが、ある農家の女性は農薬散布をした後、急に具合が悪くなり散布後は毎回寝込んでいた・・なんて話もあります。