表中にあるアセタミプリド、イミダクロプリドはネオニコチノイド系農薬と言われており、2009年に発生したミツバチの大量死の原因と疑いが持たれています。

またアセタミプリドについては、2004年に群馬県松食い虫の防除に同成分を使用した農薬を散布した後に、胸の痛み、不整脈、頭痛といったネオニコチノイド系中毒様症状を訴える人が相次ぎ、アセタミプリドとの関連の疑いがあると2012年日本臨床環境医学会にて発表されています。

http://www.asahikawa-med.ac.jp/dept/mc/healthy/jsce/jjce21_1_24.pdf

イチゴは最大65回以上も農薬が使われている。

たとえばイチゴは果物の中でも無農薬栽培が難しいと言われています。

<一般的なイチゴの平均農薬使用回数例>

 栃木県産・・・52回
 福岡県産・・・63回
 長崎県産・・・65回
(参考)青森県産リンゴの場合・・・36回
    青森県産イチゴの場合・・・40回

※扶桑社「希望のイチゴ 〜最難関の無農薬・無肥料栽培に挑む〜」より引用

イチゴは他の果物と比べて栽培期間が長いため、結果として農薬使用回数が多くなります。
南の地域ほど使用回数が多いのは、温暖な気候が関係しています。

 

農薬には、害虫や菌や雑草を駆除する目的があります。
古くは農家が総出で太鼓を叩いて虫を追い払い、天然由来の殺菌剤を使用し、手で雑草を抜いていく、という行為が戦前まで行われていました。

戦後、戦争で使われた兵器物質の再利用なども大きなきっかけとなり化学農薬の誕生によって収穫量は増大しました。

そして農家の作業効率化が後押しして、化学農薬は瞬く間に普及し多用されるようになってしまいました。
同時に、これらの化学農薬使用による農業従事者の事故をはじめ、農作物や土壌への農薬残留が社会問題になったのです。
政府はそれまでの農薬取締法を改正し、「国民の健康の保護」と「国民の生活環境の保全」に寄与する農薬の使用を規定しました。

現在は以前と比べれば毒性の弱く、残留性の低いものに移行しつつあるといいます。

しかし化学農薬は今も大量に使用されているのが現状です。

現に国内では慣行農法が9割以上を占めており、年々国で認められる新しい農薬の数の種類もどんどん増えてきています。
オーガニック農地の敷地は先進国の中では最低レベル。

私たちはこんな社会でどう生きていけばいいのでしょうか。