食べながら口を痛がる | 犬・猫の食べ方で発見する病気について

食べながら口を痛がる

もし、ペットがご飯を食べながら「ぎゃっ!」と叫び声をあげたり、口元を手で引っ掻くようなしぐさをしてあわてて口の中のものを吐き出そうとしている場合には、食べ物が口の中に入ると痛みが生じるということを意味していてます。ペットの口が痛くなる原因としては歯の病気や口内炎がよく知られています。口内炎になったことのある方なら判ると思いますが、口内炎はほんの小さな病変でもとても痛いですよね。


もし、痛みが左右のどちらか一方の場合でそれほどひどくない場合には、頭を傾けて痛くないほうの片側だけでご飯を食べようとします。「この子、いつも右側でしか噛まないわ」と思ったら要注意ということです。そして、もし痛みがもっと強く口に何が入っても痛みを生じる場合には、お腹がすいているのにご飯が食べられなくなってしまいます。ご飯を前にして恨めしそうに座り、ご飯と飼い主さんを交互にじっと見ている様子がよくみられます。

ネコちゃんの場合、「カリシウイルス感染症」という病気の時にひどい口内炎になることが知られており、またネコちゃん特有の歯が溶けてしまう病気「破歯細胞性吸収病巣」という病気を持っている子も非常に多いため、口を痛がる子はたくさんいます。


また、ワンちゃんも歯石がつきやすい子が多く、そこから歯周病や歯槽膿漏になるケースがよくみられます。