
学業や本業の傍らに行う仕事。

ドイツ語の「Arbeit」(労働・研究・業績 等の意味)が語源。
明治時代の学生の間で使用され、家庭教師などの「内職」の意味でつかわれることが多く
「内職」「副業」などの意味で広く使われるようになった。
日本では「パート・パートタイマー」と「アルバイト」は区別されて使われているが
その区別は慣習的なものであり、企業がそのように呼び分けているだけ。
法的にはどちらも労働者であり、単に労働時間や契約期間が異なるに過ぎない。
短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律(パートタイム労働法)では
「1週間の所定労働時間が同一の事業所に雇用される通常の労働者よりも短い労働者」。
パートタイム労働法上は、無期契約であっても「パートタイム労働者」の対象になりえ、実際に無期契約のパートも一部見られる。
労働力調査では、「勤め先での呼称がパート・アルバイトである者」となっている。
一般的に定まった定義はなく、企業によって「パート」や「アルバイト」という呼称の定義は異なる。
一般的に、正社員と比べ労働時間が短く、時間あたりの賃金が安いことが多い。
正社員労働基準法の適用範囲内だが、現状では多くの面において適用されているとは言い難い。
福利厚生などの対象にもならないことが多い。
構成は、学生主婦が多いため、男性よりも女性が多い。
また、年齢構成では15~24歳といった若い世代よりも、30、40歳といった中年世代の方が多い。
パートは略称で、正式にはパートタイマー。
語源は英語のPart Timer。
本来、通常の労働者の所定労働時間(週に40時間以内)よりも短い所定労働時間を定められていることからそう呼ばれるが、
「パート」の実態は必ずしもそうとは限らず、単に従事する業務や賃金・待遇を通常の労働者と区別するための便法として使われる場合もある。
そのため、週40時間労働しながら「パート」と呼ばれる労働者(フルタイムパートタイマー)も存在する。
「パート」と呼ばれていても、その職場の通常の労働者と同じ所定労働時間を定められていれば、パートタイム労働法の短時間労働者(パートタイム労働者)には該当しない。
逆に、「パート」と呼ばれず業務や待遇に差がなくても、その職場の通常の労働者よりも短い所定労働時間を定められていれば、パートタイム労働者に該当する。
ちなみに
英語でアルバイトの意味を持つ言葉は「part-time job」となる。
ドイツで 「Arbeit」といえば労働全般を指し、あえて日本語でいうアルバイトに近い言葉をさがせば英語からの外来語でジョブ(Job)となる。