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公安捜査資料のネット流出事件は私たちに何を教えるか 弁護団メンバーの立場から流出資料を読み解く
河﨑健一郎 | 弁護士
2014年5月30日 10時23分

この文章は,2014年4月20日発行のウェブマガジン「αシノドス」に寄稿した論考の要約版です。
編集部の許諾を得てこちらに転載します。
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◇国内イスラム教徒の公安捜査資料流出事件
私たちの生活領域は次々と電子化されている。急激に、そして着実に、記録され、集積され、統合され、そして分析される生活が日常となりつつある。
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それは同時に、人類の歴史の中でかつてないほど、高度に監視システムが発達した社会、そして私的な領域への監視が可能な社会の到来をも意味している。高度な情報化社会の裏側には、高度な監視社会の陰がある。
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日頃の生活の中で私たちは、情報化社会のそうした陰の部分を目にすることはほとんどない。

そんな陰の部分が垣間見えたのが、二年前に発覚した警視庁公安部の国内イスラム教徒に対する捜査資料の流出事件であった。
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この事件は発覚当初、新聞やテレビ等でも大きく報道されたので、ご記憶の方もおられるかもしれない。

この事件の被害者となったイスラム教徒たちは、いまも裁判所で警察相手に争っている。
シャネルiphone6ケース今年の1月に東京地方裁判所が警視庁に対して下した1億円近い損害賠償の判決の意味については、弁護団の井桁大介弁護士の手による論考があるので、そちらをご紹介しておきたい。(井桁大介「公安テロ情報流出事件」裁判――警察はあらゆる個人情報を自由に集められるのか)

私は井桁弁護士らと共に、イスラム教徒たちの側の代理人としてこの訴訟に取り組む弁護団のメンバーでもある。
グッチiPhone 6 ケース訴訟に関わった経緯は偶然であって、私自身は必ずしも警察問題の専門家というわけではないことをお断りしておく。しかし、私はこの問題を通じて、公安警察活動の実態の一端を目にしてしまった。
オークリーゴルフそのことの責任感で私は本記事を書いている。

本記事では、流出資料に何が書いてあったのか、そこに書かれていたことから何が分かるのかを一緒に見ていきたい。
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流出資料そのものには、多数の個人名が掲載されており、プライバシーに関わる情報として、掲載するのに適さない。しかし一方で、丁寧なマスキングを施すことで、公開が可能となる。
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そうした観点から、弁護団では2年前、『国家と情報』(現代書館)という書籍を上梓した。その中では、公安警察からの捜査資料として流出した114点のほぼすべてを、丁寧なマスキングを経たうえで掲載している。
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今回は出版社の許諾を得て、その資料部分の全てを本記事の末尾に掲出した。

さきに触れた東京地方裁判所での国家賠償請求裁判において、警視庁は、これら114点の流出資料について認否を留保したまま判決を迎えた。
ルイヴィトンiphone6ケースこの資料が警察の資料であるかどうかについては、そうであるとも、そうでないとも言えない、という曖昧な態度に終始した。

そうした警視庁の側の主張に関わらず、東京地方裁判所はこれらの資料が警察作成の資料であると認定したものであることを付言しておく。
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◇流出資料には何が書いてあったのか
それでは資料を見ていこう。(本記事末尾に一覧を付した。
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【資料1】「実態把握強化推進上の要点」
平成19年9月10日作成と日付が打たれている。

(この資料から分かること)
●警察が、イスラム教徒のすべて、OIC諸国出身者のすべてを、「実態把握」の対象としていること。
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●「実態把握」においては、「居住確認」までしているということ。

OIC諸国というのは、イスラム協力機構加盟国のことで、エジプト、サウジアラビア、イラン、イラク、トルコ、インドネシアなど、イスラム教徒が多数を占める57の国のことである。
iPhone6ケース香水風世界中のイスラム国のほぼ全てがメンバーとなっている。
全てのムスリムとあることから、日本人のイスラム教徒であっても全て捜査の対象となることが分かる。
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なお、「実態把握」がどういうことを意味するのかは追って明らかになる。

【資料2】「国際テロ関連実態把握の集中的な推進について」
こちらは平成16年3月18日となっている。
iPhone6 ルイヴィトンさきほどの資料も今度の資料も、保存期限が決められているあたりは、一般的なビジネス文書と異なり、公安警察の資料としての雰囲気がある。

(この資料から分かること)
●平成16年に一斉に「解明作業」を行ったこと。
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●平成16年当時、「実態把握」を終えていたのは、都内居住の対象者4万人のうち4000人だったこと。
●「解明作業」とは「行動確認」つまり尾行であること。
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●あらゆる機会をとらえて「実態把握」につとめていること
●「実態把握」の成果に応じて警察官を表彰していること
●「実態把握」=「行確・解明」の結果をエクセルに入力し、「けいしWAN」という警視庁の統合情報通信システム(ネットワークシステム)に集積していること。
●「管理者対策」をしていること

この資料を読む中で、「実態把握」なるものが何であるかがおぼろげながら判明する。
6Plusケースルイヴィトンそれは、「行確・解明」と呼ばれる、対象者の行動確認(尾行)を通じた個人情報の調査のことを意味していたのだ。
った。
グッチ iphone6ケース当時、私は週刊誌の編集部にいて、この事件の取材に忙殺されていた。なにしろ、500人以上の人命が失われたのだから、あらゆる手を尽くして、この報道にあたっていた。
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 ところが、こんな大惨事のさなか、朝日新聞は、突如として「靖国神社参拝はおかしい」という論陣を張った。この記事を書いたのは、その後、編集委員としてテレビ朝日の「報道ステーション」にも出演していた加藤千洋氏だという。
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 中国の抗議は、ここから始まったのである。南京大虐殺も、じつは1980年代までは、忘れ去られた出来事だった。
iPhone6ケースこれが事実であるかどうかは別として、南京に大虐殺記念館ができたのは、1985年である。中国の反日教育は、このころから強化された。
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日本人が南京大虐殺記念館を訪れるということ
 2006年、私は当時、中国の南京市に留学していた娘の案内で、初めて南京大虐殺記念館に行った。家内もいっしょで、娘とともに南京市の中心街、新街口(シンジエコウ)から記念館までタクシーに乗った。
ガガミラノ 腕時計タクシーに乗り込む前から、娘は私たちに「絶対に日本語を使ってはダメ」と釘を刺した。

 中国では2005年に最初の大規模な反日デモが起こっていて、南京はとくに反日感情が強かった。
アイフォン6シャネルそれで、娘は私と家内に釘を刺したのだ。

 娘は2001年にアメリカの大学に留学し、そのときに半年間を海外授業として中国で過ごした。
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「実態把握」が行われるのは必ずしも尾行によるだけではない。「巡回連絡、交通違反、事件・事故の取扱、不動産捜査、各種取扱などあらゆる警察活動を通じて対象国人の実態把握に努めていただくことになりますので繰り返し署員に意識付けを」とある。
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