さぁ、いよいよやって参りました台北
地下鉄もバスもとにかく本数が多いので移動がラクラク♪
ちゃんと安全に歩ける歩道もあるんですよ!高雄とは大違い!
口頭試験は午前3部、午後2部と5つの時間帯に分かれていて
それぞれ考選部から割り振られた時間帯に行けばOK
私は13:35〜受付という最後の回でした・・・トホホ
(嫌なことは早く終わらせてしまいたいのに)
その時間なら試験当日に台北に行っても間に合うのですが
何分口頭試験の時間が発表されるのが試験本番の1週間前なもので、
念のため1ヶ月前からホテルをおさえておいたのもあり
試験前日に会場近くのホテルに1泊することに。
「Just sleep」という快適な睡眠をコンセプトにしているリージェントグループの新しいホテルです。
ここから試験会場に向かうバスが出ているのと、タクシーでも会場まで20分ほどだったのでこのホテルに決めました
ちょっと面白いのが、台湾大学の敷地内?にあるホテルなので
「受験生応援プラン」なるものが宿泊プランに組み込まれていて
グミとカロリーメイトはお腹空くと困るので自分で用意
とても静かで過ごしやすかったです◎
そしていざ試験当日。
もう緊張しすぎてこの時点で冷や汗ダラダラかいてました
でも、受付をしようと教室に向かっていると
高雄の筆記試験会場で「次は絶対国家試験会場で会いましょう」と約束していた子(連絡先は知らず・・・)や
塾で一緒に練習した子
台北で迷っていた時に助けてくれた子
以前同じ機関に勤務していた上官
などなど、何だか沢山の知り合いに会いました
日本語のツアーガイドの受験生だけでも600人以上いる中で、同じ時間帯に振り分けられるのって本当に奇跡なので
とても不思議です
そして受付を済ませて教室で待機。
ここから面接室までは受験生1人ずつ移動になります。
順番がまわってきたら、試験官に(がっちりガード?)誘導されつつ面接室まで移動し・・・というのが昨年までの流れなのですが
いや、今年は受験生多すぎてがっちりガードもなにも
試験官: アタシまだお昼ご飯食べてなくって・・・お腹空いちゃったわよあなたお昼ご飯は食べた?もう今日は暑いし人多いし、まとめるのが大変でねぇ・・・
というお喋り好きな試験官と
楽しく移動したという感じでしょうか?
試験官も朝早くから準備したりで大変なのですよね。分かります
面接室のあたりについたら、まずは面接室外にある机椅子に腰かけます。
そこでまず、1〜10の数字が書かれた10個の丸いプレートを目の前で袋に入れられます。
この10個の数字にはそれぞれ面接で聞かれる問題が割り振られています。
実際に今年出題されたものだと・・・
1.台湾の春節&台湾の米食文化について
2.台湾の観光の安全性&特色ある歴史的建造物について
3.台湾の四季の変化&都会公園について
4.台北MRT&タロコ
などなど。
1つのテーマにつき、約4分で説明します。
そして目をつぶって?(試験官もそこまで細かくチェックはしていませんが)先ほどの袋の中からプレートを1つ引きます。
ドキドキ・・・
ドキドキ・・・・
ドキドキ・・・・・
試験官:はい!8番ね!
ここで、8番の問題が書かれた紙を渡され
その場で5分間考える時間をもらえます。
ただし!資料などは一切閲覧不可なので、どれだけ自分の知識をもとに起承転結をはっきり組み立てられるかが勝負の鍵です
そして8番の内容とは!?
8.電音三太子&離島(もちろんそれぞれ約4分で説明)
はああああああ!?
実は数年前にも英語のツアーガイドでは出たことのあるらしいkusso意地悪問題・・・あと搶孤や内門宋江陣などもありました。。。
お、終わった・・・←まだ面接始まってすらいない
完全にノーマークだったものを引いてしまい、
自分のくじ運の強さにほとほと嫌になってしまいました
因みに9番だったら「タピオカミルクティーの紹介&中医の治療法について」でした。何この難易度の差!
とりあえず知っている情報を再度頭の中でまとめて
流れ出る冷や汗を拭く余裕もなく、面接室の中へ。
部屋に入ったらまずビデオカメラに向かって
受験番号、名前、先ほど引いた番号を中国語で話します。
(試験結果の発表後、結果に納得がいかない場合は再審査を申し込めるため、すべて録画されています)
そして席に着き
まずは2分間の自己紹介
これは日本語ネイティヴであれば、きちんと練習しておけば全く問題なし!
万が一時間が余って何か聞かれたとしても十中八九答えられますしね♪
そしてその時は来た・・・
試験官:はい。では電音三太子について説明してください
私:かしこまりました。では、ただ今から電音三太子についてご紹介いたします・・・
(途中多少言葉に詰まりながらも)・・・以上です。
くっっ・・・4分も持たなかったぜ
試験官:はい。ありがとうございます。
この電音三太子ですが、どうしても生で見たい場合はどうしたら良いですか?どう探したら良いですか?
どう探したらも何も・・・
お願いだからもう聞かないで〜と思いつつ、苦し紛れに
私:そうですね・・・その点につきましては、正直なところ私も今まで考えたことがありませんでした。確実な方法が分かりかねるのでこの試験が終わったらすぐに調べたいと思います。
今思いつく方法としては、廟のHPなどでしょうか?例えば日本の上野で去年も行われた日本台湾祭りでは・・・
なので、もしかすると台湾の廟のHPにも載っているのではないかと・・・
試験官:とすると、1つ1つ廟のHPを自分で見ろということですか?(半笑い)
くっっ・・・この状況つ、辛すぎる
完全に自分のペースが乱されたまま次の質問へ。
離島に関しては自分の旅行経験も踏まえて紹介できたので、そこそこだったかな?
ただやはり緊張もあり、伝えたいことの60〜70%くらいしか伝えられなかったです
普段からアウトプットに慣れている方の場合は
そんなことないと思います。
そして面接開始から10分の経過を知らせる鐘が鳴り、退室へ。
人によっては最大12分面接が続くようです。
この二次試験のために私が準備したものといえば
・国家公園(含生態系)
・国家風景区
・台湾全土の市や県の特徴/名産品/観光名所/発展の歴史
・民俗行事とその由来(観光局のサイトにも載っています)
・最新の観光政策
なのですが、まだまだリサーチが甘かったですくじ運も強すぎる。。。
日本語ネイティヴといっても「絶対有利」にはなり得ない(相対的には有利かも知れないけど)
それがきっと国家試験なのですよね。
不完全燃焼でこの試験を終えることになるとは・・・トホホ
でも、自分の足りない部分についてハッとさせられた部分が多くあり、
まだまだ精進しなければと思います
志は高く、腰は低く、そして丸く!