日米音楽事情
今日はいつもオープンマイクをやっている店に通常ライブを見に行った。
この店は月曜の夜がオープンマイク、その他の曜日は3、4組の出演でライブが行われている。
出演者は日本のように素人ではない。
お客からお金をもらうのでプロではあるがそのニュアンスに日本との違いがある。
日本ではプロというといわゆるメジャーレコード会社と契約しているミュージシャンに限られる。
メジャーとの契約が切れ、インディーズからリリースしているミュージシャンを「元プロ」と呼ぶ者もいる始末だ。
スケジュールを見るとCDリリース記念ライブと銘打ってあるシンガーがいたので行ってみた。
きっと気合の入ったライブをやってくれるだろうと期待して行ったが裏切らないいいライブだった。
その店はノーチャージ、飲食代だけ払えばいいシステムだ。
やり方は日本でも同じだがチップ・ボックスが廻ってきてそこにお客はチップを入れる。
日本でいう「投げ銭ライブ」というやつだ。
日本では無料ライブだと勘違いしてチップを入れるのを躊躇う人が多い。
入れてもらっても10円玉、50円玉がほとんどだ。
1円でも頂けるだけありがたいと思え、と言われればそれまでだが…。
こっちはしっかりとチップ・ボックスは満タンになり全額ミュージシャンに渡される。
こういうミュージシャンはこれが生活の種だ。
チップが少ない気持ちは俺にもよく解る。
予算ぎりぎり、最低限のチップを入れた。
今日はCDリリース記念ライブ。
新しいCDを買ってもらうためのライブだ。
終演後、当然何人ものひとがCDを買っていた。
こういうライブでCDが売れない悔しさや悲しさは俺にもよく解る。
ライブがコケたならまだしもいいライブだった。
俺も1枚購入した。
アメリカが全面的に正しくて日本が全面的に悪いとは決して言わない。
しかしアメリカの方がいい所をたくさん持っているのは事実だ。
昨日までのウイリー・ナイルやスティーブ・フォーバート、そして今夜のライブ。
いつものオープンマイクもそうだ。
これが音楽の本来在るべき形だと思う。
日本に持ち帰っても決して形にはできない、根本的な考え方の違い。
それがある限りいつまでも日本は本物になれないだろう。