アルバム「THIS WAY」について
今回のツアー。
アルバムのプロモーション・ツアーとしてスタートした。
しかし、この第3クールは会場でのCDの販売は行っていない。
実は売り切れてそのまま仕入れをせずにツアーを続けているのだが。
仕入れていないのにはいくつかの理由がある。
まず一番大きいのは金銭的理由。
このCDを俺が手に入れるにはレーベルから仕入れねばばらない。
まあ、それはどこでもそうなのだが俺のCDの場合は30枚以でしか仕入れることができない事になっている。
しかも完全前金。
簡単に言えば仕入れ値×30以上の現金を用意するまではCDを手売りできないという事だ。
しかしそういう契約書にサインをしてしまったのだから仕方ない。
なんせ全国縦断の大規模ツアー中だ。
旅費だけで精一杯でそんな大金を貯金するなんて不可能。
売る物が無いから販売収入も無い。
悪循環ではあるのだがそれも仕方ない。
各会場でお客さんから求められるのだが泣く泣くお断りしている。
CDを持って廻ってたら30枚分どころじゃないくらい仕入れ代金を支払えたのだが全部後の祭りだ。
スタート時にはそんな大金持ってなかったんだから。
もう一つはライブとCDとのギャップを感じた事だ。
ほぼ毎日のようにライブを重ねてきた。
もう何十本もやってきた。
ライブは確実に進歩している。
演奏曲目もメッセージ性の高い曲中心に変わってきてその説得力も増してきている。
今回のライブを見たからこそCDを買ってくれたっていうお客さんはこのCDにがっかりすることだろう。
ライブのクオリティに比してCDのクオリティは低い。
ライブを重ねてきた今の自分にはこのCDは恥ずかしいとも思う(自分が成長したからってだけではない、制作秘話ってのもクオリティの低さを感じる要因ではあるのだが・・・)。
アルバムはその時点の記録でしかない。
アルバムは成長しない。
しかしライブは重ねる毎に成長し変化し、また成長していく。
アルバムを遠くに置き去りにしてきたような気がする。
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