南九州
九州サーキットもあと3本。
今夜は熊本、明日は長崎に明後日が佐賀と残すのみとなった。
今週は水曜日の南さつまの一本だけしかライブがなかったのだがその分、貴重な場所を訪問することができて有意義な週だった。
南さつまでのライブを控え、当日の夕方前に現地に入った。
なんせネットカフェも健康ランドも無い街なのでここではあらかじめ予約しておいたホテルにチェックインした。
そこでもらった観光パンフレットで初めて知ったのだがこの南さつま市に戦時中使われた特攻隊の飛行場跡があり資料館があるという。
ここからさほど遠くない「知覧」というまちに特攻隊の飛行場があり平和祈念の場所になっているというのは知っていたので(映画にもなったし)翌日はそこに行く予定をしていた。
ライブを終えた翌朝、一番で向かった。
「万世飛行場」。
名前は聞いたことがあるがこの街にあったとは知らなかった。
ここは終戦までの僅か4ヶ月しか使われなかった飛行場らしいが「知覧」と同じようにここからお国の為に飛び立って行った若者達が何人もいるのだ。
どこから出撃しようが同じ命。
「知覧」だろうが「万世」だろうが、また「呉」だろうが命の重さはコンマ何gも変わらない。
俺一人しかいない鎮魂碑の前で冥福を祈ると共に平和への感謝の念を置いてきた。
ここももっと有名になればいいのにという想いとそっと眠らせてあげた方がいいなという想いとが交差した。
その後「知覧」を訪問した。
ここは観光地として大駐車場があり土産物屋が並びちょっとした違和感を覚えた。
たしかに注目を浴びて訪問する人々が増えるのはいいことではあるが史実や本来の目的が薄れていっているのは明らかである。
まああそれは余談としておいて「知覧」や「万世」。
やはり多くの人に訪れてほしいと思う。
南九州には戦争を我々に伝える場所がいくつもある。
枕崎市には平和祈念展望台というのがある。
この展望台、丘の上から東シナ海を望むのだがその先には「戦艦 大和」が沈んでいる。
映画「男達の大和」に登場したあの場所だ。
「呉」で大和の産まれた場所を目の当たりにしてそしてこうして最後の場所を望む。
言葉にはできない想いが湧き上がった。
20歳前後の若者達が自らの命と引き換えに愛する人達を守ろうとした精神。
誤解がないように言っておくが俺は決して特攻が良かったとは思わないしむしろあってはならない出来事(行為)だと思っている。
ただその「精神」の面だけは引き継いでいってもいいのかもしれない。
彼ら(この国)はやり方を間違えただけ。
間違えざるをえない世の中だっただけ。
その「間違い」を二度と繰り返してはいけない。
その為にもこれらの場所を訪問してみてほしい。
そして感じてほしい。
そして誓ってほしい。
「間違い」を二度と繰り返さないってことを。