全日本選手権第2戦があっという間に始まってしまった。

前戦の不完全燃焼を晴らすべく鈴鹿に乗り込んできたが、フリー走行初日はまたまた寒い一日となり、朝方からほとんど温度が上がらず、午後になると西風も強くなりコンディションは悪くなる一方。今回は、前回のテストで良好だった車体データからリヤのバネレートをアップして120Nでスタートを予定していたが、路面温度18度とあまりにも寒いので、柔らかいバネの116Nに戻してスタートしました。

ファーストアタックで11秒6を記録し、感触は良好。路面温度(18度)が低く全体的にグリップ不足だが、リヤサスはやはりバネが柔らかいせいか底付き気味で低いところで作動している。イニシャルを上げてみるが、効果は上がらず、逆に初期の作動性が悪くなり、シケインなどの追従性が悪くなりNG。それでも午前中は総合7番手とまずまずの出だしでした。

午後の走行はバネレートを120Nに上げた仕様でコースイン。路面温度は24度に上がったものの風が強く、ストレートでは追い風となる状況。更に、今回は参加台数が多く、コース上は非常に混雑しておりクリアラップを見つけるのが難しい状況なので、午後の走行では真っ先にコースイン。

先ずは中古タイヤで10秒9を記録。リヤのバネレートアップも良い方向に決まりピットインと同時にタイヤをフレッシュにして若干のイニシャルアップで再びコースインしました。
このセットアップでマシンのまとまりが出てきたのですが、タイムアタックに出た3周目の1コーナーで追い風に押し出されて止まり切れずにコースアウトしてしまいました。

走行後のコメントでもマシンのセットは最後のセットでほぼまとまってきたのでこのまま翌日の予選に臨むこととなりました。


公式予選

放射冷却で冷え切った朝を迎えた土曜日。それでも走行時間の11時には路面温度も30度近くまで上がり、風も弱い向かい風となりコンディションはまずまず。
しかし夜に小雨が降り、路面の埃が浮き上がってしまい全体的にグリップ不足。更に今回は2&4のため、4輪の走行ラインやゴムの違いからベストとはいえない状況。まーそれは皆同じですが・・・。

トップでコースインして2周目に2分10秒862を記録。バックストレートで前に出た中須賀選手の背後につけて3周目に突入。セクター1、セクター2、そしてセクター3と自己ベストで通過して8秒台が見えてきた拓哉ですが、中須賀選手の真後ろに迫って進入した最終シケインの1個目でブレーキペダルが縁石に当たり転倒を喫してしまいました。

すぐにマシンを起こしてピットに戻りマシンを修復して予選に復帰しましたが2分10秒04までタイムを上げてところで予選終了となりクラス7番手。総合11番手となりました。


転倒直後はフロントフォークが切れ込んだと思い込んでいた藤田は、フロントのイニシャルを固めてコースインしましたが、その結果2次旋回を悪くしてしまいました。走行後のビデオでペダルの接触が原因と解り明日のフリー走行はセットアップを元に戻して臨むこととしました。ファイナルを1丁ロング(16*44)も試してみたいのでフリー走行が良いコンディションになることを祈ってねます。


写真はキッズピットウォーク
子供に人気の拓哉です・・・ファンの方々いつもありがとうございます。

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