"高ブロラクチン血症のときも、間脳からの命令のホルモンの分泌に異常があることが考えられますが、大多数の人は、間脳からのホルモンに反応する卵巣の代謝低下があります。すぐに排卵誘発剤を服用したりしないで、適度の運動を始めるなど、生活を活動的にしてください。最近、尿中のLH(黄体化ホルモン)を測定するキットが販売されています。中には、この反応が陽性になって数日経っても低温相のままでいる人が多いようですが、これは、卵巣の代謝を上げることが、まず大切だということを教えてくれます。 コラム多胎妊娠/減数手術① 双胎(ふたご)は、自然妊娠の場合、1%以下の頻度で起こるとされていましたが、HMG製剤を用いた治療が普及した1985年以降、双胎のみならず、3胎、4胎も数倍に増加しました。体外受精で複数個の受精卵を移植するのが一般的になった最近では、多胎妊娠は20年前に比べて5倍以上に増えています。多胎妊娠の場合は、流早産率が高い、未熟児の可能性が高い、母体にも妊娠中毒症のような合併症が発生しやすいなど、いくつかの危険性が伴ううえ嶋出産後も育児に関する負担が増加します。こうした問題の対策として、胎児の減数手術を行う医師が増えているという報告があります。しかし、死亡させる生命を選択する権利が誰にあるのかという倫理上の問題のほかに、一部の胎児への手術操作や薬物注入が、他の胎児へ影響を及ぼさないかといった安全性にも問題が残されています。"
