#8池岡大蔵 「高いレベルでやることに意味がある」 | 同志社大学体育会フットサル部TREBOL

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同回でいち早くトップに上がるも試合に出れずにいた池岡。チームになくてはならない存在になるため何を考え、行動したのか。

僕がTREBOLに入った理由は全国大会・日本一を目指して真剣にフットサルをしたいと思ったからです。

1回生の全国大会終わりに練習に呼ばれるようになり、全日の登録で一度トップに上がりました。
でも、この頃は全然試合には出られず、年明けの学生リーグはサテライト登録に戻されました。その後選考期間を挟み、4月の関西リーグのメンバー登録で再びトップに登録されました。


4年間で最も印象に残っていることは3回生のインカレ関西大会のびわこ成蹊戦です。勝たないと決定戦に残れない状況の中、自分自身何度もシュートを外してしまい、ベンチに戻った時に「決めて〜」と言われました。

メンタル的にもしんどい中、後半自分のシュートが決まって勝ち越し、最終的には4-3で勝てて安心した時のことは忘れられないです。


最も辛かった時期は1回生のトップに上がって少し経った頃です。周りは全国優勝メンバーで、たくさんアドバイスを受けながらプレーしていましたが、当時の自分では試合に出られないことに気づきました。

その頃から練習に行きたくない気持ちになりましたが、休むこともできませんでした。もちろんトップで試合に出たいと思っていましたが、出ても何にもできない自分が嫌でした。

そして新チームになりサテライト登録になった頃、「やっと試合に出れる」と出れる嬉しさを感じていましたが、徐々に近くに高いレベルがあるのに低いレベルでやっていることに違和感を感じ、そこで頑張らないとやっている意味がないと再確認できました。この経験が今の自分の原点になったことは間違いありません。


特に同じセットで出ている人の特徴を知ることは意識していました。自分が一人で打開するプレーヤーでない分、周りをカバーし活躍してもらいながら要所で自分が活躍できればと考えていたからです。

正直、自分の経験や意識していたことがどうチームに還元できたかはわかりませんが、インカレ関西大会連覇、関西リーグ3位という結果としては表れてくれたんじゃないのかなと思います。そして、この引退ブログが現役選手の誰かの何か役に立てたらなと思います。



後輩に伝えたいことは、今試合に出ていない人にはもっと頑張って欲しいということです。僕は全国大会前にのり(4回生#10)が怪我をした時に出ている選手と出ていない選手のレベルの差を痛感しました。

トップの出ている選手はもちろんですが、サテライトの頑張りでチームの強さは変わってきます。それで「日本一」が一歩近づくと言っても過言ではありません。

自分の OJTにいた人にはこの1年言い続けましたが、受け身でなくもっともっと自分から出ている人に聞きに行くべきです。出ている選手に聞きにいくことで、チームの最前線で出ている人の動きの感覚も少しはわかります。

これはサッカーではわからないフットサル特有の動きの感覚じゃないかなと僕は思っていて、フットサルでは特にチームメイトのそういう感覚を知ることも試合に出るための一つの要素かなと思います。

あとは新たなチームで僕たちの成し得ることができなかった「日本一奪還」を成し遂げてください。学生リーグをしっかり優勝し、すでにここ数年とは違うチームになりつつあるので期待しています。


最後に、大学一のフットサルサークルでありながら、応援してくださったOBの皆様のお力もあり、僕たちは4年間続けることができました。直接関わりのあった先輩方からない先輩方まで本当に縦の関係を強く感じ、大会の度に愛されたチームだなと感じていました。

これからは僕も1人のOBとして現役を応援していきます。これまで応援していただきありがとうございました。