第二夫人(改訂版)4 | 信義(シンイ)二次小説

信義(シンイ)二次小説

りおのシンイParty☆

  お話

「従者は、天に通ずる門を、本当に見つけ出して来ました

三日三晩、食事もとらず、その穴に向かい祈祷を捧げるよう、王に進言します

打つ手はなく、もはや神頼みも同然、しかし、幸いな事が起きました

なんと王の祈りが天に通じ、本当に天へと続く道が、開かれたのです

激しい風が吹き上がり、うず巻くような、禍々しい光が現れ、人々は慄きました

王は男に命を下します

この先、我が身がどうなるか、そんな事は、考えもしない男です

躊躇する事もなく、男は青く妖しい光を放つ、門の中に飛び込んでいきます

瞬く間に男は、光に飲みこまれ、そして次に目を開けた時には…

見たこともない光景が広がる世界、そう、天界に辿り着いていました

天界は見る物すべてが珍しく、それは大変、煌びやかな場所でした

夜だと言うのに、日中の様に明るく、馬のない鉄の馬車が走っておりました

建物は高く聳え立ち、どれも光輝いて、街を包み込んでいるようでした

天の医員を探すすべも、何も考えず、ただ、王命に従い飛び込んだ男です

男は考えました、天の医員の場所を、道行く人に聞きだそうと

そこで僧侶を見つけます

天の僧侶の教えを受け、巨大な屋敷に辿り着いた男は、天の医員を探し回りました

そして、ある部屋に入ると…」

そこまで、ヨンが言いかけた時、すかさずウンスが、間に割り込んでくる

「ふふっ、私の登場ね、ふふふっ

ついに自分の登場シーンとなれば、思わず嬉しくなって、漏れ笑いを漏らした

ウンスの軽やかに、弾むような声色が、部屋の色を、一瞬にして変える

そうなれば、ついヨンも聞いてしまう

「嬉しいですか?」

緩んだ眼差しで問いかけると、勿論よと、小さく首を何度か、細かく上下させる

「で?続きは?」

ヨンの目の中を、くるりと丸あるい、期待に満ち溢れた目をして覗き込んだ

卓に前のめりで、身を乗り出し、すっかり映画館の観客の気分だった

次は、男が、天の医員の姿を初めて、目にする場面になる

自分が登場するのは悪い気分じゃない

こうして考えてみたら、私の第一印象ってどんなだったのかしら?

そんな話になった事がないわ、と、ヨンとの思い出を、頭の中で辿って見る

そう言えば今まで聞いた事なかった

この人が私を見た、第一印象が語られるのね、と、ウンスは胸を膨らませた

期待に弾む、ウンスの大きな目が、こちらへと、向けられている

俺は、期待に応えるべきか、それとも、分かっていながら…

横目で見ながらヨンは考えた

また悪戯に違う事を言ってみるかと思ったが、まだ本題にも至っておらず

足踏みをするのは、之くらいにせねばと、止むを得ず遊びを手放す事にした

ヨンはこう続けた、中には、赤い髪をした、天の医員が一人おりました

「男はひとめ天の医員を見た途端、目が離せなくなってしまいます」

自分でも何故だか分かりません

何かに胸をつかれたような、そんな未だ陥った事のない、不思議な感覚に陥ります

「ヤダっ」

心の片隅で、どこか期待はしていた物の、期待以上の展開を見せつけられた

それも、真っ直ぐに

変化球とまではいかなくても、カーブくらいしてくると思っていた

こんな直球ストレートで来られては、顔が赤らんで、破顔した顔を隠しきれない

気持ちが華やぎ、嬉しくて、思わず、にやけてしまいそうな口許を隠す

両手の中に顔を押し込めた

ヨンも、ウンスの仕草一つとっても、懐かしく、愛おしく、胸が温かい

これでは夜が明けてしまうと、肩を小刻みに震わせ、込みあがる笑いをおさえる

「イムジャ、まだ十(とう)のうち、一にも至っておりませぬ」

そんなに、一つ一つ、反応を見せていたら、話が前に進みやしない

ヨン自身も、ウンスの反応を、見て愉しむのも、捨てがたかった

これでは自分との根競べになってしまうと、笑顔の半分は、困り顔だった

内心ウンスはすっかりご満悦だ

つまり一目ぼれってことね

「続けて」

ウンスは話に期待が湧き出した

でも、意外だった

一目見た時から、目が離せなくだって、やだぁ   そんな早くから?

そんな風に見てたなんて、ふふふっ、そうだったんだぁ

先程までの不満顔は、どこへやらだ

ウンスは、ヨンの口から過去の聞く、別の意義をみつけ出したようだ

不満気な表情が一転し華やいだ

素直に喜びを隠せない、ウンスを愛おしげに、視界の端にとらえながら続ける

イムジャは四年経った今も、相変らず、分かりやすいと、笑いを噛みしめる

横道に逸れた話を戻す

この方が、天の医員だと確信した男は、王命に従い、下界にお連れする決意をする

突然現れた男に、天の医員は抵抗し、男は力任せに攫い、そこから連れ去りました



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こんにちは、りおです

ブログ開設約2年目にして、真面目街道まっしぐら、のはずが・・・・

連載、数日目にして、鯛長から、鯛魔の囁きが送られてきまして


せっかく真面目一直線で、進もうとするのを、危うく、引き戻されそうになっています、アシガアラエナイ


と言う事で、明日は、ちょっと、番外編をアップするつもり

(↑こういうのが一番危険…)

でも、今回の第二夫人の、御話は、全部、完結まで構想があるので

多分…おそらく…かなりの確率で…完結すると思います  

ちなみに、完結しましたら、私の原本(あらすじ)をお見せしたいと思います  

あんぐりする事間違いなし ←


  お、早くも気づいたぜ、という御方が、最後まで楽しみに正解発表お待ちください  最後まで書けと怨念もよろしくです