【お話】 健康診断1 | 信義(シンイ)二次小説

信義(シンイ)二次小説

りおのシンイParty☆


こんばんは

何故かコメ欄で生まれたお話
小話UP 【ミノヨン】 部長のある日1」の続きを書いてみました。

で、本当に健康診断をしたいんですが…ヨン部長の切ない設定が邪魔をして、どうしたものかと困っています

みなさん絶対忘れていると思いますが、元はといえば【画像】 リリース!?(アメ限定)こちらが発端のお話

きゃぁ、どうしよう…


ポイント♪ ヨンはドラマのヨンです
  チェ・ヨン33歳とユ・ウンス29歳の、もう一つのシンイ 「社内LOVEストーリー」

ドラマ最終回のチェ・ヨンが、天門をくぐって現代にやってきた
辿り着いた先は、2008年のソウル
天門にのみこまれたイムジャを探し求め、現代で錯綜するチェ・ヨン
そしてついに二人は再会。しかし、その時のウンスの年齢は29歳
そこにいたのはチェ・ヨンを知らない、まだ若い頃のウンスだった
社内LOVE序章1

★社内LOVEシリーズはこちらから

*********


医員の純白の装束
ウンスは前身ごろの袷を肌蹴させ、肩から羽織るようにそれを纏っていた
腰をぐるりと囲う程度の、黒色の”たいとすかぁと”を、下に身に着けている
どうやら天界の衣というものは、不埒な思いを誘い出すようだ
それを身につけておるのが、恋慕う女人であればなおさらの事
間近に愛しく思うあなたがおるのだ
止め処なく沸き立つ欲情を、どうして抑える事など出来ようものか
始めて天界に参ったあの時は、周りを気にする余裕などなかった
しかし、此度は違う
もう、この地に身を置いて、三年という長い月日が過ぎていた
時が色々な事を解決させ、慣れ始めると周りの様子が見えてくるものだ
この天界の女たちが身に纏うさまざまな衣に、我が目を疑った
俺は懐かしい昔の…
あの方との思い出を、脳裏に思い描いた
考えてみたら何時だって、俺はイムジャあなたに翻弄されているようだ
そんな自分に呆れちまう
そう、イムジャあの方とお会いしたあの時…
あの方に俺は「足もとを隠せ」と言った
あの時のイムジャの姿が思い返される
男の前で脚を露わにして歩き回るイムジャに、なんと馬鹿げた事をされる方だと呆れたものだった
だがどうだ?
あの時のイムジャの姿など、比にもならぬような、女たちの淫らな身なり
それと比べれば、あの姿はまだましな方であったとさえ思えた
今、目の前にいるウンス
男に誘いかけるように開いた袷に、ふりるが施された純白のしゃつ
そして腰を申し訳程度に覆い包んでいる、体の線を強調するようなたいとすかぁと
そして、最も気に障り厄介なのが、この黒色のすとっきんぐというやつだ
腿まで大きく露出した脚を、すとっきんぐと言う物が覆い隠している
覆い隠すと言うと語弊があるやもしれぬ
”見えておるが見えておらぬ”
そこへと誘いかけるように視界をよぎり、俺を甘く唆すのだった

(イメージ写真:アメ限定)

目の前のウンスの姿に、生唾を飲みこむ
それと共に、俺の知らぬイムジャもこのような恰好をしていたと思うと…
胸が痛み、もやもやとする
しかし、目が逸らす事ができない
それがこの天界の女たちが身に纏う、不埒な衣の恐ろしい魔力だ
魔に魅せられた男が、何をしようとも、それは自分自身が引き起こした事
ヨンは自嘲の笑みを浮かべると、あなたが悪いのだと心の中で呟く
そして、ウンスの目を真っ直ぐにとらえ、食い入るように見つめ続けた
余りに強い視線に、動く事が出来なかった
ウンスは体を硬直させた
表情も緊張からだろう、硬く強張っていた
緊張するウンスの姿が愛おしく思え、ふっと笑いが漏れ出てヨンの表情が和らいだ
そして、安心させるように目じりを下げると、ウンスに言ったのだった

「イムジャ。診察を…」
ウンスはその言葉にハッとさせられる
緊張で余裕がない、心の内を悟られまいと、慌てて聴診器に手をかけた
だが、次の瞬間、手に持った”聴診器のあてる先”が、頭に浮かんでくる
胸の音を聞くには…もちろん部長の胸元へと、それをあてなくてはならない
ウンスの頭の中にヨンの露出した肌。逞しいであろう胸元が想像された
やだ…どうしよう
体中の血がざわりと逆流をしはじめて、心臓がドクンドクンと激しく鼓動する
戸惑う様子のウンスに
「どうした?」
動揺するウンスの顔を、下から覗き込むようにして、ヨンは顔を近づけた
やだっ!顔が近い!
目の前に突然寄せられた、ヨン部長の顔
とっさに椅子を後ろに引くウンス
あっ、と思った瞬間、自分の体がぐらりと宙を舞いあがる
あまりに勢いよく強く引きすぎて、バランスを崩した椅子が後ろに倒れそうになった
ヨンは咄嗟に立ち上がり、床へ落ちかけた椅子の背を右腕で支えた
「なにをしておるのです!」
驚きから強い口調で言い放つ
きゃっぁっ。倒れる!そう思って、覚悟しぎゅっと堅く瞑った目
あれ?
ふわりと体が宙に浮いているようだった
倒れてない?
頭の上の方から振ってきたヨンの叫び声に驚いて、おそるおそる片目を開けると、先程よりさらに近く…
自分の目と鼻の先に、ヨン部長その人の顔があり、それは唇が触れ合いそうなほど近い距離だった
両目がパチリと開かれた
ャッ…とはっきりと言葉にならないような声をだし、思わず顔を背けた
ウンスの胸が、バクバクと飛び出そうなくらい激しく鼓動する
それはヨンも同じだった
すぐ間近にあるウンスの肌
ヨンは瞬時に身を起こし、ウンスが地面に叩きつけられるのを食い止めた
難を逃れた事にほっとひと安心し、止まった息をす~と吸い込んだ
鼻先から懐かしい香りを感じる
イムジャの匂いだ
鼻の奥をくすぐり、眩暈を呼び寄せるような、そんなイムジャの香り
早鐘のようにバクバクと胸が打ち叩かれる
横向けたウンスの顔をとらえ、そのまま口づけたくなる衝動が胸にわき起こる
俺はここではそれをする資格がない
少しばかり残っていた自制心が辛うじて、それを押さえ何とかやり過ごした
ヨンはふぅともう一息大きく息を吐きだすと、そのままゆっくりウンスを姿勢を戻していき、椅子を元あったところに置いた
口を小さく開くウンスを見下ろして言う
「イムジャ、あぶない所だった。全くあなたという方は…」
部長の呆れたような声に、自分でも情けなくて、身の置き所がない
「…すみません」
恥ずかしくて穴があったら入りたい気分に、唇を小さく噛みしめた
イムジャは、昔も今もそそっかしすぎる…
俺は、いつまでたっても、気が気でない。目が離せぬではないか
ヨンはそう思いながら再び席に着く
あの方は若かりし頃からこうだったのかと思うと、途轍もなく可笑しく思えてくる
イムジャはやはりイムジャだ。ヨンは肩を震わせて、声を押し殺しながら笑いだした
「そんなに笑わないでも…」
ウンスが小さく呟いた
目の前の呆気にとられるウンスの存在を思い出し、顔をあげるとにこりと微笑んだ
「イムジャ。別にとって食おうとしているわけではない。俺はただ健康診断せよと、申しておるだけだ」
ウンスは真っ赤に顏を染めた
今度はヨン部長は、声を出して笑い出した
ウンスは笑われた事に困惑し、顔をくしゃりとさせる
気まずそうに表をあげ、横目で見ようと顔を向けると、部長ははたと笑いを止め、甘い目で見返してくる
ドクンと、また大きく胸が揺れる
やめてよ、その顔が曲者なのよ
ただでさえ、部長の思わせぶりな態度に、私は困惑しているって言うのに…
そんな、そんな顔で見られたら、ドキドキしちゃうじゃないの
この人は本当にタチが悪い男だわ
壁を隔てた向こうには、たくさんの人がいる…とはいえ、ここは個室
そこに、私はヨン部長と二人きりだ
あぁ。私ったら…こんなに初心な女だったわけじゃないないでしょ?
モテない方じゃなかったし、こんな事でこんな風にテンパってしまう程、私ってば純情じゃなかったはず
私ったら本当にどうしたの?
ヨン部長の前に来ると、いつも自分ではいられなくなってしまう
部長は黒い黒曜石のような眸で、射るように私を見つめてくる
最初の頃は目があったかと思うと、逸らされているように感じてた
でも、最近は少しずつ部長の態度が変わっている気がする
そんな風に思っているのは、私の思い上がりなのだろうか
吐く息が震えてしまう
そもそも、健康診断や、イケメンの患者なんて、慣れっこだったはずでしょ?
相手が部長と思うだけで、まるで研修医になった時の気分になる
何もかも自信がなくなる
部長はやたら私に干渉してくるけど、好きだって言われた事も無ければ、デートに誘われた事もなかった
私の事をどう思っているのか…
ただ、私の反応が面白くて、かわれているだけのだろうか
じっと見られて恥ずかしい
ウンスはヨン部長に、緊張している事を気付かれたくなかった
もう、この場から逃げ出してしまいたい
聴診器を握る手が、小さく震えたのだった

   ブログランキングに参加中。ポチのご協力を何卒宜しくお願いいたします。↓↓↓


にほんブログ村