ロックからの物体X-Image9085.jpg
皆おはよ。

君は布団が吹っ飛んだ

というダジャレをご存知か?
おそらく知らない人を捜す方が難しいくらいメジャーなダジャレだろう。

でもそんなダジャレの現実を俺は中学生の時に目撃したのである。

では、今から
稲川淳二さんぽく話しを進めて行きます。


田舎なもんで

辺りは一面ブアーっとタンボが広がってましてね~

綺麗な緑色なんですよ、ええ

そのタンボを挟んだ真っすぐにのびる道路を・・・
仮にH君としておきましょうか

H君は学校を終え、友達と喋りながら
「あーでもない」
「こーでもない」
「何だよ~止めろよバカヤロウ」

何てね
ふざけたりしながら帰っていたわけですよ、ええ

すると突然、友達が・・

「おいH。あれ何だ?」

と言うので友達の目線の先へ眼をやると・・・

遠くの山の方に白い何かが浮かんでるんですよ

「おいHあれ何だろうな~?気味悪いな」
「ああ、何だろうなぁ?早く帰ろうぜ」

そう言うと二人とも
誰とは無しに急ぎ足で歩き始めた

後ろの白い物体を気にしながらね・・・

すると数十メートルほど歩いた辺りで何か聞こえる・・・・
しかも大きくなってきてるっていうんですよね

「何だろうな?あの音」

「分からん、何だろうな?」

だけど音は真っすぐ
こちらへ向かってどんどん大きくなる・・・

あまりにも怖くなったんで
耐え切れず振り向いてみた!

すると真っ白な布団が!
「アバババババ!アバババババ!」
と言いながら青い空を凄い勢いで飛んでるっていうんですよ!

ギャァー!!

そう言うと二人とも
バタバタバタァー!
もう夢中で必死になって走り出した!

すぐ後ろでは!
「アバババババ!アバババババ!」
ギャー!助けてぇー!!

「アバババババ!アバババババ!被せて~被せて~」

そのまま気が遠~くなった。


眼が覚めた友達によると、その布団は実はシーツカバーだったと言うんです。

今もそのシーツカバーは

被る布団を探してさ迷ってるんでしょうね~ええ