今まで観て来たドラマは必ず冒頭に、このドラマはフィクションだから実在するあらゆるモノとは異なるのだと、注意テロップが出ている
しかし、この「私の国」は違う
이 드라마는 역사적 사실에 기반을 둔 창작된 이야기며 일부 가상의 단체와 인물을 다루었음을 알려드립니다
このドラマは歴史的事実に基づいて創作された話であり、一部、仮想の団体と人物を扱ったことをお知らせします。
10年前 1388年 위화도 회군 威化島回軍の年
こんな崖で本当に撮影なんかしないよね？？
一部と言いながら、主人公とかは完全に仮想なんだけどなぁ、史実に基づいたと言う自信はどこから？
あの有名な 「대장금 チャングム」や「동이 トンイ」 「이산 イサン」の 이병훈 イビョンフン監督が史実に忠実に描いていると言いながら、平気で王様が宮殿内を一人でフラフラして出会った女と恋に落ちるって話を作るのと同じで、なんだか胡散臭いㅋㅋ
フィクションならフィクションだと言ってしまえば良いのにㅋㅋㅋㅋ
私が韓国の歴史を知らないからか、初めはストーリーがなかなか頭に入って来なかった
史劇特有の回りくどい表現が更に足を引っ張るㅋㅋ
KNTVさんで放送された第1話を観たけど、皆さんは直ぐに理解出来ましたか？？
主人公の서휘 ソフィ（양세종 ヤンセジョン）と妹が「幽霊の子」と言われ虐げられているのは、父 서검 ソゴム（유오성 ユオソン）が 팽형 釜茹の刑に処せられたから
釜茹の刑になった父が何故に「幽霊」と言われるのか？？
普通に罪人で良いんじゃないの？？
ソフィが武科試験の申込みに行ったが、役人が名簿を見ながら「不可」にする
「釜茹の刑」になったお前の父親は「幽霊」だ、「幽霊」は足がない、だからその子供も足がない、よって武科試験なんか受けられまいと言うのが役人の話なんだけど、何故に「罪人」じゃなくて「幽霊」なのか？？
で、ちょっと調べてみた
いつ頃からどう言う経緯で「釜茹の刑が、実際には釜で茹でられなくなったのか」までは分からなかったけど、釜茹の刑は「本当に油で茹でる」のではなく「生きてるが、死んでいるも同じ」扱いを受ける刑に変わったようだ
朝鮮時代には両班に対する一種の名誉刑だと記述している人もいる
そこに居ない人のように扱う、まさに「幽霊」な訳だ
つまりは戸籍が無くなり人間扱いをされず、従って「その子供も人間扱いをされない」ことになる
ここで疑問に思ったのが「釜茹の刑」ならば、命までは奪われなかったであろうに、フィの父の姿が見えないこと
実は、釜茹の刑となった時に「自決すれば、子供らに危害が及ばない」と言われて、フィの父は子供らを守るために切腹をしたのだった
この度の役は完全な悪者！！クスリと笑うどころか、寡黙で眼光半端ない
俳優アンネサンの引き出しの多さに敬服〜
まだ1話では出ていないが、自決し亡くなった父をせめて埋葬して欲しいと少年フィが父の旧友 남전 ナムジョン（안내상 アンネサン）に頼むが、フィの父親は既に人間ではないから埋葬の必要はないと聞き入れて貰えず、フィは泣きながら一人で父の墓を掘るくだりがある
そんなフィを手伝ってくれたのが、第1話冒頭で敵同士になってしまったナムジョンの婚外子である 남선호 ナムソノ（우도환 ウドファン）だった
ナムソノも婚外子だと差別されないために、武科試験を首席で合格しようと申し込みに来た
だが、名簿を見れば一目瞭然
ここでも役人に蔑まされてしまうソノ
フィもまた、首席合格をし武官になれば、妹 연 ヨンの高価な薬を買えると期待しながら受付に来たに違いない
だが、現実は先に言った通り「不可」
自決すれば「子供に危害はない」等とは、刑の上ではそうかも知れないが、民衆による差別はそうはいかない
トコトン不条理で酷く、フィと妹 연 ヨンは苦しめられるのだった
更に先の話では、彼は兵役を不当に免れていたと言われ突然、罪人等を中心に集められた討伐軍として徴収されてしまう
これもまた、都合が悪い時には「幽霊の子」とされ、勝手が良い時には「義務」を追及されると言う不条理な扱いによるモノだ
他にも良く解らなかったのが、ストーリーの全ての始まりとも言えないでもない「통 筒」の存在！
竹の筒の中には、妓生達がお座敷で見聞きした「噂」や「秘密」がしたためられている
妓楼「이화루 梨花楼」には「情報」と言う武器が集まるのだ
日本風に言えば「遊郭」だろうか？
한희재 ハンヒジェ（김설현 キムソリョン）は行首にせっせと筒を提出し続ける
その筒が100本になった時、自分の母親が持って逃げる途中で命を奪われた「筒」を見せてくれると言う行首の言葉を信じて…
今回、ヒジェが持って来た「筒」は…王の最側近である 최영 チェヨン将軍の動向だった
討伐にはチェヨンは動かないと言う内容
王が討伐を 이성계 イソンゲに命じたのは、イソンゲを牽制する目的があった訳だから、当たり前
この辺りは韓国の歴史の教科書ではお馴染みなんだろうねㅋㅋ
過去、「신의 信義 シンイ」のチェヨンにハマりまくっていた私は、李氏朝鮮開国の頃には超ジジィになっているだろう「崔瑩」さんは見たくはなかったㅋㅋ
幸いにして「私の国」では、名前が度々挙がるものの、出演はなかったㅋㅋ
私にとって、チェヨンは永遠にこの姿なのだ
Windows10に変えるタイミングで、そのPCともお別れとなりますㅠㅠああ、寂しいなぁ
あつきちブログから
↓
と、書いて来た辺りで1月18日から放送を予定しているKNTVさんの番組ガイドが届いた
詳しい導入は、そちらを見たら一目瞭然で「流石だなぁ〜」と思ったけど…
やっぱり普通に「罪人の子」としか言ってないから、折角書いたのでアップしてみましたㅋㅋㅋㅋ
NAVER 検索より
2019.10.04〜11.23 全16話 JTBCドラマ
監督 김진원 キムジノォン
脚本 채승대 チェスンデ
出演 ヤンセジョン（国内最高の剣客を父に持つソフィ役）ウドファン（イソンゲの側近として君臨するナムジョンを父に、奴婢の母を持つナムソノ役）キムソリョン（幼い頃、母と共に逃げる途中、剣客ソゴムに助けられたハンヒジェ役）장혁 チャンヒョク（イソンゲの息子、才覚溢れる第五王子が王座を諦めるはずはない、ソフィを右腕に反乱を起こす 이방원 イバンウォン役）김영철 キムヨンチョル（言わずと知れた李氏朝鮮開国の父 イソンゲ役）アンネサン（実はイソンゲを裏切ろうとしていた過去を持つナムジョン役）조이현 チョイヒョン（フィの妹、父が自決した姿を見て倒れて以来、癲癇を患うソヨン役）지승현 チスンヒョン（実はソゴムに信頼されフィの面倒を頼まれていた 박치도 パクチド役）인교진 インギョジン（討伐軍に駆り出された奴婢、実は医学の知識を持つ 박문복 パクムンボク役）이유준 イユジュン（ムンボクと同じく討伐軍に駆り出された一人、実は山賊の頭目の 정범 チョンボム役）チャンヨンナム（ヒジェの亡くなった母親に一番近い人物、何かにつけて突っかかるヒジェを影で見守る行首 ソソル役）
注：第6話辺りまで見たので、少々追記している
あらすじ
高麗末期、朝鮮初期を背景に各自の信念が語る「私の国」をめぐり、互いに刃を向けて権力と守護への欲望を爆発的に描いたアクション史劇
韓国語が完全と言わないまでも、そこそこ理解出来たら、もっともっと韓国ドラマや韓国映画が面白いんだろうなって思いながら…
今年もこのままかぁ…
ああ、今日もセンター試験を受けるはずなのに、日夜スマホばかりイジってる息子の「うるせーっ！！反日ドラマなんか見るなっ！！」にビクつきながら母はコソコソと韓ドラを見るのであった…