みなさん、バッハの無伴奏チェロで一番好きな演奏はどれですか?
古くはカザルス、そしてフルニエ、シュタルケル、新しくはマイスキーなど、
みなさん、それぞれお好みがあることでしょう。
私は、近年までこの答えに窮してしまっていました。
チェロ好きな方の多くは、朗々たる胴鳴りが好き、
という方が多いような気がしています。
私は、胴鳴りばかり聴こえるチェロが苦手で…(^_^;)
そこで、最近のお気に入りは、このアントニオ・ヤニグロのチェロ。
一聴、個性が無くてつまらない、と感じるかたも多いと思います。
しかし、聴けば聴くほど味わい深い。
何しろ「歌う」チェロ。
しかも大声ではなく流れるように歌うチェロです。
あくまで自然体でバッハに向き合っています。
目をつぶると、音色が心に溶け込んでいく…。
このLP,本日やっと全曲(バラ3枚)揃いました。
結構苦労しましたが、待ちわびて探し求めてきた甲斐がありました。
写真は1番と3番を収録した
オリジナルのフラット重量盤です。