スーパーボーナス | Letter From Ume Jima

スーパーボーナス

ボクのボーナスの話ではないです(;´д`)
ボーダフォンが9月から「スーパーボーナス」なるサービスを始めるみたいですね。
(1)契約期間に応じて基本使用料の割引き(スーパーボーナス継続割引)
(2)「デュアルパケット定額」2カ月無料+端末価格実質10000円引き
(3)割賦販売分に該当する金額を割引き(スーパーボーナス特別割引)
の3つを組み合わせたサービスのようです。
(1)は今までの「ハッピーボーナス」や「年間割引」が名前を変えたもので、(2)はスーパーボーナスを契約した際のいわゆる「アメ」というやつですね。(デュアルパケット定額は3ヵ月後には解約していいとかどうとか・・・)で、気になるのは(3)の「割賦販売」という携帯を買う際にはあまり聞き慣れないコトバ。現在、携帯電話の販売形態は購入者が店頭表示されている金額で購入できるのですが、0円ケータイなんかもあり、販売店や携帯電話会社はどこでモトを取っているの?っと気にされたことありません?
実はコレ、インセンティブ商法という販売形式で、販売店が端末を販売すると携帯電話会社から奨励金が支払われます。これが店舗側の利益ですね。で、携帯電話会社はその奨励金をどこから回収するかというと、私達が月々払ってる基本料金や通信費から回収しているのです。(違ってたら誰かフォロー頼みます(;´∀`
ボーダフォンがやろうとしているこのサービスは、そのインセンティブ商法を将来的に廃止するんじゃないかという予想外の動きを示しているのです。実はこれは前会長の津田氏も懸念していたことの一つです。(ケータイWatch
で、この割賦販売ですが、スーパーボーナス契約で購入した端末のローンを払いつつも、その分のローン金額をボーダフォンが値引いてくれるということで、実質的には契約者がローンを負担しているわけではありません。そのローンですが、携帯購入後3ヶ月後から発生して24ヶ月続き、月々880円~2280円になります。(新規・機変・3G・PDCにより格差あり)
ところが、ローン完済前(27ヶ月以内)に機種変更をしてしまうと、今まで使っていた携帯の残高をユーザーが負担しないといけなくなります。定価はいくらかわかりませんが(3ヶ月以内の機種変価格より高いと考えてOKかと)、要は携帯の定価に近い金額をユーザーが負担するということですね。ハッピーボーナスでも途中解除料として10500円支払わないといけないのですが、このサービスは機種変でも負担金額が発生する可能性があるというのが今までと違うところです。


スーパーボーナス適用端末価格(8月24日現在)

  Vodafone 3G PDC
Aグループ

905SH、904SH、

904T、804SHなど

V604SH、V604T、

V603T、V603SHなど

新規 54,720円 42,720円
機種変更 37,920円 28,320円
Bグループ

804NK、804N、

705SH、705Tなど

V502T、V403SH、

V302SHなど

新規 45,120円 35,520円
機種変更 28,320円 21,120円


それにしても、同じ端末を27ヶ月ですか。。。携帯が途中で壊れても残高は払うんですよねー。んー、(1)と(2)だけの「アメ」じゃ足りない気がしますね・・・。せめて契約期間に関係なく基本料を割引く+契約期間割引きとか、音声定額サービスを家族やLOVEだけじゃなく、全てのボーダフォン同士の通話を対象にしてくれるくらいの意気込みを見せて欲しいですねー。 ちなみに基本料金は値下げしません(これまで通り契約期間による割引きはアリ)ので、ボーダフォンにとっては(a)基本料金からの携帯価格回収費、(b)販売店への奨励金の削減、(c)ユーザからの割賦徴収費で利益三重増しということになります。

MNP前にコレを始めるのは潔いというかなんというか・・・。

(9/2追記)