秋のアオリイカシーズン
以前は週末ともなれば夜な夜な釣り場へと出掛けておりましたが、歳のせいか…夜の釣りが、磯歩きが少々億劫に…。
老眼もすすみ足腰もおぼつかない今(笑)単独での釣行は特に注意を払わなければなりません!
やはり日中と夜間では視界の良し悪しから危険度もかなり違って来ますので、最近はアオリイカに限らずシーバスもデイゲームが中心となっております
先日はnaoキャプテン にご教授いただき、清々しい秋晴れのもと自身初となる『ティップランエギング』にチャレンジし、また新たなる釣りの楽しさに触れる事が出来ました(^o^)
そして翌週末は『陸っぱりエギング』へ
この日の予報は東の風12メートル、東北の日本海側では通称『だしの風』と呼ばれる陸から海へと吹き下ろす風
以前、ガッツリ船釣りをやっていた頃にどの船頭さん達も口を揃え『だし風だがら今日は釣れねど〜』と言っていた、確かにシーバス等はベタ凪になるので釣れ難くはなりますが、正直その真意はわかりません(笑)
しかしながら、アオリイカ釣りに関して言えば、経験上『東風で釣果が落ちる』なんて事は感じた事も、考えた事も有りませんでした
どちらかと言えば、海は『凪』になり『追い風でエギが飛ぶ』等、プラスな面が多い様に思います
超シャローエリアへの釣行が多い自分にとって『飛距離』はかなりのアドバンテージとなりますから♪
この日、朝イチは予報通り結構強めの東風が吹いていたので、少しばかり風を交わせそうな磯へとエントリー
午前6時
普段ならシーバスアングラーの姿さえ殆ど見る事の無いポイントですが、流石はアオリイカハイシーズン!先行者が2名
そのうちのお一方は既に帰り支度をされていたので『おはようございます、どうでしたか?』と声を掛けると
『全然釣ダメでした…。』との事
もうお一方は岬の先端に陣取りアオリイカとタコの二刀流の様です、とりあえずこのエリアのどん詰まりで歩き釣りを開始します
狙いは手前のシャロー帯、水深は約1〜2メートルで底は丸見え!沈み根だらけなのでエギを投げる方など殆ど居ません、風裏と言っても真後ろからまぁまぁ強い風が吹いています
風が止むまでは遠投で沖にいるであろう個体を狙っていきます
既に日も上がっているので、実績のナチュラルかつ強アピールカラー『チラツキイワシ』をキャスト
着水直後、軽くシャクリを入れたらロッドを立てリトリーブを繰り返し、チラツキイワシの強フラッシングでアピールします
すると、すぐ様『パシッ!パシッ!』とイカパンチを捉えますがイカが小さいのか?なかなかヒットにはいたりません、エギを3号から2.5号にサイズダウン
カラーも個人的デイゲーム最強カラーの『ケイムライワシ』に替えキャスト、着水して糸フケを取っている途中でいきなりラインが走ります!
『ギューンギューン』となかなかの引き
何だ!小さいんじゃなく下手クソなだけだったか(笑)
更に続けざま、リトリーブ中のヒット
ヒットは続きます
今度は沖の根際にキャスト、普段なら2.5号では届かない距離ですが追い風が味方します
際どく根のキワキワを通すと『グッ』とティップを持って行く!またも胴寸15超え
間違い無く竿抜けですね(^o^)
足下まで追いかけて来るのはチビッコばかり、勝負は沖!!
とは言え3.5号にはお触りも無し…。
そのうち風も止み攻撃範囲が拡がったので、更にガチャガチャなポイントを果敢に攻めてみます
おそらく誰もやってませんよね〜だいたいの方は岬の先端に立ちますから(^o^)
そして!ここから怒涛のヒット劇!
ヤル気満々な真っ黒な子、沈み根のスリットからワラワラ出て来てるみたいです
チャチャッとシャクリを入れスリットに来たらフォール
『ギュン!』と狙い通りのヒット!
少しずつトレースコースを変え今度はリトリーブに『バシッ』と!
こちらも胴寸15超え♪いったいどれだけ居るんだろ…リリースサイズも多数おります
アタリか止まったら廃盤となってしまった、反射板入りのエギで連発もオモリが取れるハプニング(汗)
何だかんだで19杯の釣果、それならあと1杯を狙います
着水後にシャクリ上げ水面ギリギリからのリトリーブ、水深の無いポイントでは『横移動でいかに長く見せるか!』
1秒1回転程のスピードです、根を越し少し深く見える場所でじっくり見せると『パシッ』と明確なイカパンチ
アワセも決まり20杯達成
シャローのアオリイカゲーム楽しすぎます
今回はたまたま竿抜けだったかもしれませんが、アオリイカに限らずどんなターゲットもシャローに入って来る個体は基本ヤル気満々な子が多く『居たら答えは早い』
そして、なんと言っても↓のカラー
YAMASHITA(ヤマシタ)エギ王シリーズのリアルカラーは昼夜問わず釣れる印象ですが
とにかく晴天のド日中にめちゃめちゃ強く、特に『金アジ』『チラツキアジ』『チラツキイワシ』『ケイムライワシ』は自分の中のド定番カラーなのです(^o^)b
そして↑の『ケイムライワシ』は個人的最強カラー!出番も多くロストの確率も高いのでストックは必然的に増えていきます…こちらは『釣り人あるある』ではないでしょうか?(笑)
シャローエギング
一見すると、全体が浅く底は丸見え、岩が頭を出し沈み根や海藻もビッシリ、根掛り多発でエギのロストも半端ない…。
反面、竿抜けになっている事が多くアオリイカの活性は高い、根掛りには要注意ですがその分隠れ家となるストラクチャーが多いのでそれなりのストックがある等
確かにデメリットもありますが、人気の堤防や漁港等はアングラーも多くプレッシャーも高いうえ釣れるピンも限定的な事が多々あります、また防波堤周りのテトラポットに乗って釣りをする事を思えば、いかに磯と言えどはるかに安全です♪
もちろん風向きや波高を考慮し、スパイクシューズや救命胴衣等の安全対策をする事が大前提ではありますが!
『こんなポイントじゃ釣れないよな〜』から『こんなポイントでも釣れるんだ♪』へ
いつもと違うポイント、いつもと違う釣り方を試しながら、また新たな発見があったら良いな〜それこそ釣りの醍醐味ですね(^o^)
シャローエギング
磯やサーフ等でチャレンジしてみて下さい♪
※ここ数年、険しい磯場でもカップルさんや小さなお子様連れのファミリーを良く見かけます、殆どの方は安全対策をされていますが中には救命胴衣等を付けてない方も結構見受けられます、特に女性や子供さんは足元!スパイクシューズやスパイクブーツを履いていないケースが殆どで見ていて不安でなりません、小さなサイズ(24センチ以下)のスパイクシューズ等がなかなか市販されていないのでしょうが無い事なのかもしれませんが、何かあってからでは取り返しがつきません
以前、お父さん+お子様2人…こちらのケースを目にしました、救命胴衣は付けておられましたが足元はスニーカー、お子様2人が釣りに飽きたのか急斜面で遊んでましたがお父さんは釣りに夢中…『ここ危ないからあっちで遊んだら?』と声を掛けましたが
赤の他人はそれくらいの事しか出来ません
もしもお子様が落水したら?泳ぎが得意なお父さんだったら助けられるかもしれませんが、お子様2人とも落水したら…『2人』はまず助けられません!
結局子供達が気になって釣りになりませんでした、それくらい危険な場所でした
釣りは楽しいレジャーですが命を賭けてまでする事ではありません、釣れなけば面白くない…そんな事はありません、釣れなくても楽しい♪
それが釣りです
先ずは安全に、これが大前提となります、釣りは自然が相手、絶対はありません
男性の皆さん、お父さん、大切な彼女さんやご家族を危険な目にあわせる様な事は絶対に止めましょう、なにはともあれ安全第一です