小龍湯包(小龍包:ショウロンポー)の安くて美味しいお店、“富錦順小龍湯包”(前金区成功路417号)。メニューは、小龍湯包1種類のみ。その他、スープは酸辣湯(サンラータン、スーラータン)と玉米濃湯(コーンスープ)、飲料は、豆漿(豆乳)と奶茶(ミルクティー)がある。

 

 営業時間が、5:30~14;00なので、朝食か昼食に適す。残念ながら、夜のビールのお供というわけにはいかない。

 小龍湯包は、1皿7個で50元也。7個だと足りるかどうか心配だが、1つ1つがやや大きめなので、小龍湯包1皿に、スープを付けると、結構満足できる。

 

 小龍包のこちらのポピュラーな食べ方は、まず、タレに薑絲(姜絲:生姜の千切り)入れて、それから小籠包をタレにつける。それをレンゲにのせて、さらに好みに応じて薑絲を添える。そして、小龍包の側部を少し齧って穴をあけ、まずはそこから中のスープを吸う。そのあと、小龍包本体をゆっくり食す。小龍包は蒸したて熱々なので、やけど注意だ。この穴あけ吸出法は、やけどを避けるために編み出され、広まった食べ方だろう。

 小生は、小龍包の本当の美味し食べ方を知っている。タレをつけた後、一気に口に放り込む。口の中で小龍包を潰したときに、プチュッとスープが飛び出し、口中に広がる。これぞ小龍包の醍醐味。やけどを恐れていては、本当のおいしさは味わえないのだ。しかし、蒸したては、本当に熱いので、温度を見極める必要あり。冷めすぎてもだめなので、やけどをしないぎりぎりのところを見極めて、一気に口に放り込むのが極意。

 

 

“富錦順小龍湯包”の外観

 

 

店先には、蒸籠が並ぶ。

 

小龍包を包む風景。

 

蒸されるのを待つ小籠包。

 

小龍湯包。1皿7個、50元也。ひとつひとつがやや大きめ。

 

 

 

小龍湯包。中には熱々のスープが。

 

 

 

酸辣湯(サンラータン、スーラータン)。25元也。

 

“富錦順小龍湯包”のメニュー。小龍包だけで勝負。シンプルだ。