台湾では鴨肉をよく食べる。漢字で「鴨」と書くが、実際にはアヒルだ。鶏肉と比べて、味がしっかりしており、歯ごたえがあり、油ものっている。とても美味しいので、台湾に来たら、ぜひ試してほしい。

 

 今回は、台湾人の知人から美味しいと聞いた“金城鴨肉専門店”(前金区五福三路62号)に行ってみた。五福路と自強路の交差点にあるお店で、小生の普段のジョギングコースの通り道なので、気になっていたが、いつも混んでいる様子なので、これまで行きそびれていた。混む時間帯を外し、3時半頃行ってみたら、並ぶことなくすぐに注文できた。

 

 鴨肉飯と、鴨心湯(ハツ(心臓)のスープ)を注文。お値段は、それぞれ55元と50元。鴨肉飯には、味のしみ込んだ厚めの鴨肉が数切れ、煮キャベツ、搾菜等がのっている。ご飯にも味が染みており、とても美味しい。これまで台湾で食べたことのある鴨肉飯の中でもトップクラスだ。スープは、生姜の細切りが入ったあっさり味のスープに、鴨のハツが入っている。こちらも文句なしに旨い。ご飯に乗っている鴨肉や、スープに入っているハツは、そのまま食べても行けるし、一緒に出てくる甘めのたれにつけて食べると、また少し違った旨味が楽しめる。

 

 台湾庶民の味、鴨肉を味わってみたいということであれば、金城鴨肉専門店は、お薦めの一軒である。

 

 

 

金城鴨肉専門店の外観。五福路と自強路の交差点近くにある。

 

鴨肉飯。肉にもご飯にも味が染みており、絶妙なおいしさ。

 

鴨心湯。細切り生姜が入ったあっさり味のスープ。旨い!

 

金城鴨肉専門店のメニュー。