過去の、つげ義春、実写映画は、単純に作品をそのまま映像化しただけのものだったので期待もせず観てみました。
今の言葉でいうと脱力系だろうか。偶然生まれる間、きまずい間。
とてもうまく表現できている。
内容は、現代の話になっていて原作から持っていったのは、この【間】だと思う。
原作にはないネタもあったり。
つげ義春の好きなところは、最後の一コマで、落とすところです。
落とすといっても、話を終わらせるわけではない。
「ゲンセンカン主人」 最後のページを載せないで途中で終わらせる(計算によるものかは不明)とか・・・
シドニーシェルダンとかも最後の一行で落としますね。
この映画にも、それにちかいオチがありました。
そうゆうわけで、このネジを締めると僕の左腕はしびれるようになったのです。