色んな人間がいるなあ。

みんなそれぞれで幸せ って結局ないんだよね。


少し飲みたくなって、雪道を一生懸命滑らないようにして立ち飲みやに入った
財布を見ると札が一枚も入ってない。

あわてていると、座って飲んでたお姉さんが、めんどう見てな、とママに言って飲ましてくれた。
その後、晴れた日に店にお金とお姉さんに一杯飲んで欲しい代金を付けようとしたらば、

好意でやったんだぁ

と強い訛りで私を軽く叱ってくれた。



また他の居酒屋で私が一人旅をしていると言うと、皆好奇の目で寄ってくる。



頑張ってなぁと言って
私に財布を買ってくれた。

かなさん、絶対に忘れないよ。


雪が舞うように降り始め、みとれるのも束の間だ。
東北の容赦ない厳しさの中で人々は優しく暖かい。


こんなにも溢れる程の感情を体験した事がない。