【韓国最新ダイエット注射】韓国初のGLP-1肥満治療薬「EPPE(エペ)」とは?効果・価格・ウゴービやマンジャロとの違いを徹底解説

 

【韓国最新ダイエット注射】韓国初のGLP-1肥満治療薬「EPPE(エペ)」とは?効果・価格・ウゴ

 

2026年10月、韓国の肥満治療に新たな選択肢が加わりました。韓国の大手製薬企業であるハンミ薬品(Hanmi Pharm)が独自開発した、韓国初のGLP-1系肥満治療薬「EPPE(エペ / 成分名:エフペグレナチド)」です。

 

これまで主流だった「ウゴービ(Wegovy)」や「マンジャロ(Mounjaro)」といった海外製の治療薬と何が違うのか、韓国人を対象とした臨床データの結果や価格の考え方、処方前に必ず知っておきたい注意点まで、CELITAクリニックが詳しくご案内します。

 

1. EPPE(エペ)はどのような肥満治療薬ですか?

EPPEの有効成分は「efpeglenatide(エフペグレナチド)」で、正式な製品名は『EPPE Autoinjector Injection(에페오토인젝터주)』です。2026年10月7日に韓国の食品医薬品安全処(日本の厚労省に相当)から正式に承認を受けました。

 

メカニズム:なぜ無理なく体重が落ちるのか?

私たちの体内では、食事をとると「GLP-1」というホルモンが分泌され、脳に満腹感を与えたり、食欲を抑えたりする働きをします。EPPEはこのGLP-1と似た働きをするように設計された週1回の自己注射薬です。

 

  • 脳へのアプローチ: 食欲中枢に働きかけ、自然な満腹感を促し、空腹感や間食への欲求を和らげます。

  • 胃へのアプローチ: 胃から腸へ食べ物が送り出される速度を緩やかにし、食後の満腹感が長く続くようにサポートします。

無理な食事制限によるストレスを軽減しながら、生活習慣の改善と並行して健康的な体重管理を助けるのが特徴です。

 

2. 処方対象となる基準(BMIと合併疾患)

EPPEは「ただ美容目的で数キロだけ落としたい」という方向けの薬ではなく、医学的な基準に基づいて処方される専門医薬品です。糖尿病のない19歳以上の方で、以下のいずれかの条件に当てはまる場合が対象となります。

 

  • 基準①:使用前のBMIが 30 kg/m² 以上の方(肥満)

  • 基準②:使用前のBMIが 27 kg/m² 以上〜30 kg/m² 未満(過体重)で、体重に関連する疾患が1つ以上ある方

     
    • ※体重に関連する疾患:高血圧、脂質異常症(高コレステロールなど)、閉塞性睡眠時無呼吸症候群、心血管疾患など

【参考:韓国における肥満の現状と基準の違い】

韓国疾病管理庁の「2025年国民健康栄養調査(暫定結果)」によると、19歳以上の肥満有病率は39.5%(男性は49.1%で約2人に1人、特に30代男性は59.0%)に達しています。アジア圏の統計では「BMI 25以上」を肥満と定義することが多いですが、EPPEの処方基準は国際的な薬事承認基準(BMI 30以上、または27以上+合併症)に基づいているため、ご自身のBMIと健康状態を事前に確認することが大切です。

3. 臨床試験で確認されたEPPEの減量効果

海外製の薬は欧米人を中心とした臨床データがベースになることが多い中、EPPEは「韓国人の体質と生活習慣」を対象とした大規模な第3相臨床試験が行われた点が大きな特徴です。

 

韓国人を対象とした40週時点の臨床データ

糖尿病のない韓国人の肥満・過体重の参加者(食事管理と運動を併用)を対象とした試験では、以下の結果が報告されています。

 

減量達成の目安 中間発表データ(40週時点 / 448人対象) 製品説明書データ(446人分析)
平均体重減少率 9.75% 9.02%
5%以上の減量に成功した割合 79.42% 75.05%
10%以上の減量に成功した割合 49.46% 記載区分なし
15%以上の減量に成功した割合 19.86% 記載区分なし

※中間発表では、個別の参加者において最大で約30%の体重減少が観察されたことも報告されています。公表された中間発表と現在の製品説明書では分析対象や集計基準がわずかに異なるため、それぞれの資料が示す客観的な数値として参考にしてください。

 

ウゴービ・マンジャロと効果を比較する際の注意点

「ウゴービ(68週で平均14.9%減)」や「マンジャロ15mg(72週で平均20.9%減)」の代表的な臨床データと比べると、EPPEの数値が控えめに見えるかもしれません。しかし、ここには研究条件の違いがあります。

 

  1. 試験期間の違い: ウゴービやマンジャロのデータが約1年半(68〜72週)の長期結果であるのに対し、EPPEの発表は40週時点(約9ヶ月)の結果です。

  2. 開始時のBMIの違い: 欧米の臨床試験では開始時の平均BMIが37〜38前後の高度肥満層が多く含まれますが、EPPEの試験開始時の平均BMIは約32 kg/m²でした。元の体重が重いほど減少率(%)は大きく出やすいため、単純な数値だけで薬の優劣や順位をつけることはできません。

4. EPPE・ウゴービ・マンジャロの徹底比較

3つの薬はいずれも「週に1回、自分で皮下注射するペン型注入器」ですが、作用するホルモンや増量のスケジュールが異なります。

 

比較項目 EPPE(エペ) ウゴービ(Wegovy) マンジャロ(Mounjaro)
開発企業(生産国) ハンミ薬品(韓国国内生産) ノボノルディスク(輸入) イーライリリー(輸入)
有効成分 エフペグレナチド セマグルチド チルゼパチド
作用するホルモン GLP-1 GLP-1 GLP-1 + GIP(デュアル作用)
開始用量 2 mg 0.25 mg 2.5 mg
増量のステップ 2 → 4 → 6 → 8 → 10 mg(5段階) 0.25 → 0.5 → 1.0 → 1.7 → 2.4 mg(5段階) 2.5mg開始 → 4週後に5mgへ(以降2.5mgずつ調整)
増量ペースと期間 2週・4週間隔を組み合わせ、12週間で増量 4週間隔で、16週間かけて増量 追加増量は最低4週間隔
維持用量(継続量) 10 mg 2.4 mg 5 mg〜最大15 mg(個人に合わせて調整)

※薬ごとに成分の分子構造や性質が異なるため、「mg(ミリグラム)の数値が大きい=効果が強い」という意味ではありません。また、マンジャロの15mgは最大用量であり、全員が最大量まで増やすわけではありません。

 

5. 価格と「韓国国内生産」が持つ重要なメリット

肥満治療薬は数ヶ月単位で継続してこそ真価を発揮するため、「費用の続けやすさ」と「在庫の安定性」が非常に重要です。

 

① 費用・価格を確認する際のポイント

EPPEを含む肥満治療薬は、韓国の健康保険の給付対象外(自由診療)となります。ハンミ薬品は「治療を始める初期段階の費用負担を抑える合理的な価格体系を進める」と発表していますが、実際の処方価格はクリニックや用量によって異なります。費用を比較する際は、以下の3点を基準に確認することをおすすめします。

 

  • 4週間分(計4回分)のトータル薬代: 開始用量と、用量が増えた後の維持用量で価格がどう変わるか。

  • 診察料・検査費の有無: 薬代の中に処方料や事前の血液検査費用などが含まれているか。

  • 維持段階までの予算計画: 目標体重に到達するまでの期間を見据えたトータルコスト。

② 平沢(ピョンテク)バイオプラントでの国内一貫生産

海外からの輸入薬(ウゴービやマンジャロなど)は、世界的な需要急増によって「特定の用量が品切れになり、治療が中断してしまう」という供給不足が課題になることがありました。

一方、EPPEは原料から完成品までをハンミ薬品の韓国・平沢バイオプラントで一貫生産しています。韓国国内に生産拠点があることで、安定した供給体制が期待できる点は、継続治療において大きな安心材料となります。

 

6. 使用前に知っておきたい副作用と安全上の確認点

よくある副反応と「段階的な増量」の理由

EPPEの使用中、特に用量を増やしていく期間(増量期)には、以下のような消化器症状が現れることがあります。

 

  • 主な症状: 吐き気、嘔吐、下痢、便秘、消化不良、注射部位の赤み・かゆみ・痛みなど

EPPEが2mgの少量からスタートし、12週間かけて段階的に増量するのは、体を薬に慣らしてこれらの不快症状を最小限に抑えるためです。もし症状が強く続く場合は、無理に次の段階へ増量せず、増量を遅らせたり前の用量に戻したりして調整します。自己判断で用量を変更せず、必ず処方医にご相談ください。

 

処方を受けられない方・事前の申告が必要な方

安全な治療のため、以下の項目に該当する方は事前にお知らせいただくか、使用を控える必要があります。

 

  • 【使用不可】甲状腺髄様がん・MEN2の病歴: ご本人またはご家族に「甲状腺髄様がん」の病歴がある方、または遺伝性疾患である「多発性内分泌腫瘍症2型(MEN2)」がある方は使用できません。

  • 【使用不可】アレルギー: EPPEの成分に対する過敏症・アレルギー歴がある方。

  • 【使用不可】妊娠中・授乳中・妊娠計画中の方: 妊娠中や授乳中は使用できません。妊娠を計画する場合は少なくとも9週間前に使用を中止し、最後の注射後も9週間以上は適切な避妊を続ける必要があります。

  • 【要相談】膵炎・胆のう疾患の既往: 膵炎の病歴、胆石症、胆のう炎がある方は事前に医師へお伝えください(使用中に激しい腹痛が続く場合は直ちに中止し受診が必要です)。

  • 【要注意】脱水と腎機能・低血糖: 嘔吐や下痢が続いて水分がとれないと、脱水から腎機能が悪化することがあります。また、糖尿病の薬や他のダイエット薬を服用中の方は低血糖のリスクがあるため、現在服用中のお薬はすべて事前にお伝えください。

  • 【要注意】気分の変化: 製品説明書では、抑うつ気分や自殺念慮(自殺に関する考えや行動)などの変化を観察するよう案内されています。過去にそうした既往がある方は使用を避け、使用中に気分の落ち込みや行動の変化を感じた場合は直ちに医師へご相談ください。

7. よくある質問(FAQ)

Q. EPPEは誰でも処方を受けられますか?

A. いいえ。糖尿病のない19歳以上の方で、承認された医学的基準(BMI 30以上、またはBMI 27〜30未満で高血圧などの関連疾患が1つ以上ある場合)を満たす必要があります。医師の診察と健康状態の確認を経たうえで処方されます。

 

Q. EPPEはウゴービやマンジャロより効果が低いのですか?

A. 単純に比較することはできません。各臨床試験で「使用期間(40週 vs 68〜72週)」や「参加者の開始時BMI」が異なるためです。韓国人の体質に合わせたデータがある点や、増量ペース(12週で維持量に到達)、副作用の出方、ご予算などを総合的に考慮し、ご自身の目標に合った薬を選ぶことが大切です。

 

Q. 処方を受ける前に準備しておくことはありますか?

A. ご自身の現在の身長・体重(BMI)、健康診断の結果(血圧やコレステロール値など)、現在服用中のお薬やサプリメントのリストをご準備いただくと、診察がスムーズに進みます。

 

まとめ:ご自身に合ったメディカルダイエットを選ぶために

  • EPPEは韓国企業が独自開発した初のGLP-1肥満治療薬であり、韓国人の臨床データが豊富に蓄積されています。

  • 40週時点の臨床試験では平均9.02%〜9.75%の体重減少が確認されており、約75〜79%の方が5%以上の減量を達成しています。

  • 韓国国内に生産拠点(平沢)を持ち、実際の処方にあたっては「4週間あたりの費用」「希望用量の在庫状況」「事前の健康状態」を合わせて確認することが成功のカギとなります。

メディカルダイエットは、ご自身の体質やライフスタイル、目標体重に合わせて無理のない計画を立てることが何より重要です。EPPEをはじめ、ウゴービやマンジャロとの違いについて詳しく知りたい方は、ぜひ一度CELITAクリニックへご相談ください。

 

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※本記事は一般的な肥満治療および健康に関する情報提供を目的としています。治療の効果や副作用の現れ方には個人差があります。処方の可否や適切な治療計画については、必ずCELITA Clinicの医師による診察にてご確認ください。