やって参りました。
devlog work 第二話
第一話は 【のび太】です。
さて、今回のタイトルはテーマにもある通り
【一番風呂おじさん】
ワイの取引先(元請け)は大手企業だ。
その取引先の協力会社(下請け)は人数にして200人ぐらい居る。
もちろん、大多数の人間は喋った事がない。
喋る機会がない。
だが、詰所なる建物に5社集まって利用しており、朝昼休憩の時や、タバコ休憩、業務終了時に顔を合わせる。
業務終了時に高確率で出くわす
顔が真っ黒で作業服も真っ黒。
全身煤(すす)だらけ。
年齢にして55~60ぐらいのおっちゃん。
おっちゃん
『いやー、今日も真っ黒や一番風呂入れんな
』
ワイ、心の中で、(汚なッッッ 絶対ムリっしょ)
ってぐらい黒い。
昼飯を済ませ喫煙所へ行くと、おっちゃんが居た。
ワイに仕事の愚痴を話してきた。
おっちゃん
『昔はトレーラー運転して全部自分でやってたから月収80万はあったんよ』
『今は最低賃金よ』
ふぁっッッッ❗❓️
安い❗安すぎるッッッ❗
だが、おっちゃんと、その仕事仲間は皆、人柄良い。
毎日死んだ顔色をしてるが毎日楽しそうだ。
ちなみにその会社は、月に20日以上働けないらしい。
残業も一切なく、17時上がりで土日祝休みだ。
仕事中の休憩時間も3時間以上ある。
現代社会、毎日サービス残業して、終電で帰るなど鬼畜の所業みたいな会社よりはマシなのか?
給料が、最低賃金で定時上がりが良いのか?
前者で給料がしっかり付いて来ればいいが。
あのおっちゃんには考えさせられた1日だった。
次の日、
そして今日も無事に仕事終了❗
詰所に戻ると1台の車が停まっている。
おっちゃんだ
車の窓を開けてこっちを見ている・・・
だんだん距離が近付いていく・・・
おっちゃん
『今日は一番風呂や
』
満面の笑みだ。
顔を見てみると全く汚れていない。
たまたま汚れない現場だったらしい。
そしておっちゃんは詰所を出ていった。
よほど嬉しかったのだろう。
一番風呂
一人暮らしをしてたら絶対に入れる一番風呂
家族がいても入れる一番風呂
家族がいて入れさせてもらえない最終風呂
置かれている境遇の違いで、価値観が変わる
おっちゃん、ようやく入れたな❗一番風呂❗
みなさん、今日も1日お疲れ様でした。
