貴方が好きで。
貴方に好かれたくて。
貴方が他の女を見るのが嫌で。
女が私だけだったらいいと思った。
貴方に好かれるには、
何かを成さなきゃいけないのかと思った。
でも、最初から貴方の女は私だけでした。
そうなると困りました。
片思いのほうがどんなに気楽だったか。
私は思い知ったのです。
貴方の愛を受け取りはじめて。
なんだか怖くなってしまって。
いつか、捨てられるんじゃないかと考えてしまいました。
そんなことないと思いながら、どうしても。
私は愛を探していたのです。
それを、どこかに、これです。と、示さないといけない物かと思っていました。
ずっと愛され続けるには、どうしたらいいのか。
差し出せるものは私だけです。
貴方を愛する気持ちが大きくなるたびに、また恋をして。
私は同じことを繰り返しました。
そのたびに知るのです。
貴方の愛を。
ずっとずっと前から、貴方の女は私だけ。
私は、貴方の母、姉、妹でも、友人でも、知人でも、なくて。
恋人で、奥さんにして下さいますか?
私には貴方を想う気持ちしかないのです。
心配にはなるのです。
心配にもなるのです。
私は好きな人ができて幸せでした。
そして、愛されたいと望みました。
私が、貴方の愛を探してしまいます。
私は、どこかで貴方を疑ってしまうのです。
貴方は、私を愛して下さるのに。
失われないのだ。と、何度も確かめてしまいます。
愛が愛を探しています。
愛は愛を探しています。
不思議なものです。
今では貴方を、傍に感じるのです。
実は私が知る前から、そうあったのかなと、信じられるのです。
悩ましいのです。
貴方を好きだと感じて、思い続けて。
思い焦がれて身を滅ぼすことになる前にここまで来ました。
灰はあんまり美味しくないと思います。
残らず食べていそうで心配です。
軽口をたたきながら、切なくもあります。
愛を探していた私は、もう、泣かなくてもいいですか?
現実にはまだまだ悩んだり、困ったりします。
貴方を愛したいのです。
私は愛されたいのです。
一方的に貴方を想っている時がどんなに楽しかったでしょうか。
思いが通じていると知ってどんなにうれしかったでしょうか。
貴方を愛しいと感じてうれしいのです。
思いが通じていて楽しいのです。
きっと、愛と恋が一緒にいるのです。
私は狂おしいのかもしれません。