歴史上の石川五右衛門さんはこんなごっつい感じですが、
映画の石川さんもとっても人間臭い男気のある素敵な人でした。
そもそも江口洋介さんがとーってもかっこよかったのでそれだけで十分だけど。笑
紀里谷監督と言えば、CGの申し子と言われているだけあって今回の映画はフルCGの
映像の美しさがなんとも魅力的でした。
そして、もう一つの見所は「時代劇」の世界観を意識しない美術や建築・衣装。
ちょんまげはもちろん、衣装・喋り方まで時代設定を疑うほど。笑
(いいのか。)
中でも、紀里谷監督が意識したことは「安土桃山時代に存在しない素材は使わない」
「ワイヤーアクションは行わない」と言うこと。
いくらなんでもありだからと言って時代に存在しない「ステンレス」や「アルミ」は
使用しない。だってあったらおかしいでしょ。笑(監督談)
ワイヤーアクションもできるだけ行わず、殺陣も迫力を出すために体に当てにいく
指導をお願いしました。(監督談)
だって。
そのこだわりだけあってあとあと思い出しても「な~るほどねぇ^^」って納得。
そういう背景も知った後でもう一度見たい。と思いました^^
ちょっとココでキャストの紹介を♪
石川五右衛門=江口洋介
霧隠才蔵=大沢たかお(歴史上にはいないそうです)
浅井茶々=広末涼子(信長の姪)
猿飛佐助=ゴリ(五右衛門の子分)
石田三成=要潤
又八=玉山鉄二(役人)
我王=チェ・ホンマン(秀吉の家臣)
織田信長=中村橋之助
服部半蔵=寺島進
千利休=平幹二郎
徳川家康=伊武雅刀
豊臣秀吉=奥田瑛二
主要なキャストはこんな感じですがその他ちょいちょいっちょちょい役にも
かなり豪華な配役が。
佐藤江梨子・戸田恵梨香・りょう・鶴田真由・佐田真由美・小日向さん・蛭子さん・
佐藤健くん(才蔵の子供の頃)・福田真由子ちゃん(茶々の子供の頃)
ってこれだけの方が集っただけでも十分豪華
みどころはたくさんですよね^^
CGを使っているといっても殺陣の部分は迫力を重視して、江口さんも食事制限をしながら
3ヶ月かけて肉体改造をし殺陣の先生の元で個人指導を受けたり、大沢さんも「今回の忍者は
今で言うところの特殊部隊みたいなものでイスラエル軍のクラブ・マガをイメージしている」と言ったら
こっそりそのクラスを受講すると言った感じの力の入れようだったそうです。
そんな中、撮影のほとんどはセットとグリーンバックを全体に張り巡らせた体育館だったそうです。
ほとんどの出演者の方の感想が
「グリーンバックを背に、今はこんな風景の中でこんな気持ちでこんな感じで・・・」
と想像力をかなり掻きたてられ、豊かにすることを要求されずば抜けて想像力を
鍛えられたそうです。
確かに見ていても確実にココはCGなんだろーなーってわかる場面では、同じように
「きっと実際はこんな風景はないんだろーなー」
ってわかる感じ。
パンフレットを買ったのは今回が久々で映画の背景や出演者の方の感想が
細かく書かれていてとっても興味深いものがありました。
ちょっとこういったことをわかった上でもう一度みたいなー。
っておもっちゃいました。
時代劇を見ている感覚はまったくなし。
建物もヨーロッパ調の天井の高い目を引くものばかり。
みなさんもちょっと見たくなったでしょ^^
megu