勤務地最寄の駅を出ると
雨のにおいに混じって
沈丁花の香りがしました。
くちなしの花ほど甘くなく
金木犀ほど柔らかくなく
悶々とした雨の中でも
はっきりとわかる
凛とした爽やかな 春の匂い。
この匂いをかぐと思い出す あの時の出来事。。。。。
「・・・・ジョイ君、だめだよ食べちゃ。
いい匂いだけど、沈丁花は食べるお花じゃないんだから。笑))」
庭に咲く沈丁花に顔を突っ込んで
一生懸命に ムシャムシャッしているのは
ゴールデンレトリバーの男の子、ジョイ君。
人(犬)一倍 お花が大好きで(食べるのが)
庭にある多くのお花は
彼の胃の中に収まっていました。
母が大事にしていた コスモスも
父が買ってきたばかりの つつじも
みーんな ジョイ君がモグモグ。
一生懸命
がんばって
食べちゃいます。
さすがに 枝だけになった沈丁花を見て
父と一緒に植木屋へ 沈丁花の苗を買って
ジョイ君と一緒に植えました。
「来年は食べちゃダメだよ。(*^-^*)」
それから
その年の春直前
ジョイ君は その沈丁花が咲くところを見ることなく
旅に出ました。
一緒に見ることが出来なかったんだ・・・・。
ぽっかりと 空いた心に
今年の春も その沈丁花は
元気に 凛として
庭に咲いています。
ジョイ君との想い出と一緒に。
それから
二年が過ぎて
ようやく 我が家も新しい家族を迎える
準備が出来ました。
心の。
明日
トイプードルの「れおんくん」が
新しく 家族になります。
ジョイ君とは正反対の 小さい子。
家に着いたら
一番最初に
ジョイ君と植えた
沈丁花に
挨拶に行こうと
思っています。
どの子も たくさんの
愛情と癒しをくれる。
我が家の
大切な 家族です。
megu