底辺駆ける底辺。 | 酔い仔のシタゴコロ

底辺駆ける底辺。

酔い仔のシタゴコロ-120617_1648~01.jpg
シタゴコロ魔んさいの酔い仔のみな様。はろぅ酔い仔のシタゴコロ-deco_d_kira_heart10.gif
 
デビ魔る!20円です。
 
σσσσσσσσσσσσσσ
 
 
刹那の眠りに堕ちたのか
浅い眠りから目覚めたのか
あの仔が気がついた時には真っ暗で
空気は重く、まるで水底のようでした。
もしかしたら水底かもしれません。
いっしょうけんめいに手足を動かして走っているのに
自分の身体ぢゃないみたいです。
重くて息苦しくてなかなか前に進めません。
 
不安定な足許にはガラスの破片が散らばり
裸足を容赦なく傷つけていきます。
 
裸足に傷がつくたびに感じる痛みは何故か胸にチクチクと響くのでした。
 
無我夢中で気がつかなかったけれど
よくみると回りには大気に浮かぶシャボン玉のような
また、水の中の泡のような
まぁるい空気がいくつも上に上に飛んで行きます。
 
まぁるい空気の中には自分よりも明らかに鮮やかで華やかで
ステキなオーラをまとった『選ばれしモノ』と呼ばれるモノたちが包まれて光のさすアチラがわへ上がって行くのでした。
 
まぁるい空気は性格が悪く意地が悪いのですが
その確かなマナコで『選ばれしモノ』を見抜きます。
 
裸足のあの仔には全く目もくれません。
目が合う度に話しかけてみるのですが
フフンとあざわらいながら、まるでなにも存在していないかのように通り過ぎて行くのでした。
 
悲しくなって鼻の奧がツンとして指の先がキリキリしましたが
今の自分には選ばれる権利の無いことは自分でよくわかっていますから
チリッと涙を押さえ、どうしたら選んで貰えるのだろうかと考えるのでした。
 
でも考えているだけでは進めません。
思う様に動かない身体を前に前に進めようとあがきます。
 
この先がまだあるとしたら進んでいこう。
この場所は自分の浮かぶ場所ぢゃないんだ。
なかなか進めなくても進もう。
景色が変わる頃には自分の心にも色が増え
両手に抱えきれないほどの必要とされるチケットを持っているのだろう。
 
上に行く事ばかり考えていた裸足のあの仔は
 
『この世界でイキル』という『覚悟』をひとつ手に入れたのでした。
 
酔い仔のシタゴコロ-ファイル0082.gif
 
にゃごご!