※これは本当にあったことです。ちょっとだけ脚色してます1ミリくらい。
あるところにC太くんがいました。彼は部活の合宿で学校の敷地内にあるS館に寝泊まりしていました。合宿最終日、忘れ物はないか確認しながら、彼は荷物をかばんに詰めていました。
「あ~もっと大きいカバン持ってくればよかった。ぎゅうぎゅうじゃん」
無事荷物をまとめ終わり、顧問の先生と部長であるc太くん、そして後輩二人が他の部屋もバラバラに見回りました。結局全員が全部の部屋を確認したことになったのですが、忘れ物もなくS館に鍵をかけて、帰宅しました。
さて、家に着いたC太くんは洗濯物をだそうとカバンを開けると赤いウエストポーチが目に入りました。また、4つの黒い袋が所狭しどころかギュウギュウに詰まっています。
洗濯物を出し、合宿中に選択してしまったものの中にあったポロシャツを着ました。そのポロシャツは白い無地で薄紫のワンポイントの着いたシンプルなものです。彼はポロシャツを2着持っていたのですが、合宿に持っていたのはその一枚だけでした。そしてたしかにそれは薄紫色のワンポイントが付いているのです。
翌日、次の日に模試があるので筆箱を合宿の荷物からだそうとカバンを開けると、見当たりません。それどころかあのウエストポーチもです。不思議に思いながら家の中を見て回ります。ふと昨日出した洗濯物がなくなっていることに気が付きました。
「あー洗濯したんだなー」
そう思いこの時は気にしませんでした。
月曜日学校から連絡がありました。何でも忘れ物があるとか。
行ってみると、なんとその忘れ物は筆箱、赤いウエストポーチ、そして苦心して詰めたはずの黒い袋4つの内3つ。これはどうしたことか。4人で確認したにもかかわらずこれほどのものが忘れ去られることなどあるのでしょうか。一応中身を確認してみるとなんと洗濯物がないのです。
つまりこれは一度家に持ち帰ったということ!?
まさかと思い、そんなことはないだろうと思いながらポロシャツがあるか確認してみると……
あった
間違い無くこれは家で着たポロシャツである。その場にいて事の顛末をを聞いていたぼくは腹を抱えて大爆笑。ていうか笑うしかありませんて。
「なんで、あんの…(泣」(C太・僕)
これがC太くんに起きた悲劇です。正直ちょっと不気味ですよね。洗濯物はちゃんと家にあったそうです。
荷物を詰めた事自体が夢だったのか、それとも本当に荷物が瞬間移動よろしく移動したのか。その謎は誰にもわかりません。しかし彼が嘘をついた様子はなく、実際に起きたことなのでしょう。だって4人もの人間がしっかりと確認したのだから。ちなみに彼は荷物を棚に置くことはなく、畳の上に直に置いていたのでした。見逃しようもありません。
最近彼の周りでは不思議なことが起きています。動く千円とか、瞬間移動する釘(これは僕も実際に見ました。びっくりしました流石に)とか
うん、お祓いするしかないね。