近所の道を歩いていたら、突然声をかけられた。
「すいません、この辺に家具売ってる店ありますか?」
そこで、近くのお店を教え、立ち去ろうとした。
しかし、相手はそのまま話しかけてくる。
「学生の方なんかはそこで買い物とかしてるんですかね」
このとき、ピンっと違和感を感じた。
・なれなれしすぎる。
おそらく、宗教の勧誘である。四年間で四回ほど、
年一回のペースで勧誘される自分には、そろそろそんな
時期か、と思わせるある種の行事であった。
だが、話しかけてきた人は最初のうち
宗教の宣伝は全く出さなかった。
そこで、買い物に行く予定を延ばして、どういう風に
会話を持っていくのか、分析してみることにした。
すると、
①道を聞いて親切心につけこみ、足を止める。(足止め)
②世間話を続け、とりあえず警戒心を解く。(雑談)
③就職、恋愛、勉強など悩んでいそうな分野の話を
少し掘り下げる。(心の隙間探し)
④自分の話をして、相手も話を開示しやすくする。
(自己開示)
⑤自分を変えたきっかけを話す。(転機)
⑥軸を持つというアドバイスを伝える。(おせっかい焼き)
大体このような感じで、話が展開し、宗教の話になって
いった。
最後に「まとめると宗教の勧誘ということでよろしい
ですか?」とあまりに話が長いので会話を切って
帰った。
信じる宗教があるというのはよいことで、全く否定する
気はない。
やはり、歩き姿に隙があった自分が悪いのだろう。