読了(1) | 憂 鬱 の 理 由

読了(1)

『ブラジル蝶の謎』を読了。

有栖川 有栖
ブラジル蝶の謎


有栖川ミステリを読んでいるときいいなぁと思うのは、助教授(火村)と作家(アリス)のやりとり。
ホームズとワトスンを思い出して、毎回二人のやりとりを眺めて(?)は、いいなぁと思うのである。
『ブラジル』で萌え…ちがった、いいなぁと思ったのは、「鍵」と「蝶々がはばたく」の冒頭シーン。
学会後に缶詰してるホテルにいちいち…寄 る な よ !
とか思ったが、それよりも、

「きつそうだな。邪魔したか?」

の、いつになく殊勝な(?)助教授の台詞に、ときめいてしまったよ…。
言われてみたいっつの…(アリスめ、いいなぁ)。
カステラといえば、長崎の福砂屋が美味しい。オランダケーキも美味しい。

「蝶々」の冒頭は、蟹が食べたいと言う助教授に有栖が同調して、勝手にツアー先を「北陸にしよう」と決めるのだが、その後。助教授から何かしらの抗弁があるかと思いきや、早速手帳を開いて(いそいそと<恣意的に副詞挿入)予定調整をする助教授。

そんな助教授を想像してもごらんなさい。

そんなに二人旅に行きたいか…!

(有栖川大先生すみませんすみませんすみません)
ええと、「もしもし、俺だよ」(「俺だよ」って、意外だ!)にも、萌えましたが。
いちいちそんなディテールにときめき過ぎというツッコミが予見されます。
てか、トリックとか、そっちの内容に全く触れていないあたりが…駄目…だな…。

い、いや、表題作の最後のシーンとか、イイ! と思いました。
なんだろう、ものすごく絶望的で。だけど、美しい描写で。
素敵だよなあ…。(文章がね)

ところで。「蝶々」では、「風が吹けば桶屋が儲かる」というのが出てきて、因果関係やーと思ったりした。
当時(?)は、なんで風が吹くと桶屋が儲かるのかわからなかったが、調べると助教授のおっしゃっる通り、ひっじょーにわかりにくい因果関係だな…と思ったものだ。「PなければQなし」とかいうのも(あったよな)、よくよく考えると、え…って感じだな。「火のない所に煙は立たない」なら解るんだけど。
物語中に出てくる因果関係だの、死刑廃止論だの、罪刑法定主義だの、ロンブローゾだの、ベーリングだの…は、やはり筆者の出身学部によるものなのかしら。
…とすると、以外と役に立ってるのか。(何が)
いろいろ真面目にやっときゃ良かったなぁと、後悔の日々ですよ。

さて。次は『ペルシャ猫の謎』かーと思ったら、『英国庭園の謎』を買い忘れていたことに気付いた。
つか、長編読みたくなってきた。(いや、新婚さんがね…いらっしゃ~いってね…)(遠い目)
「俺はいたって平凡な人間だから、人並みの欲望も持つさ」、です。(引用すな)

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ミステリ以外には、捜査官と神父本を読了。
ええと、個人的には、この組み合わせが好きだ…。
神父という職業が…イイ。(職業フェチ)
大学ではあの服(詰め襟のアレ)を着てる人を見かけたりするが、今度ミサにでも潜り込んでみようかしら。
って、そんなよこしまな動機で潜り込んでいいものか。(いけません)(そんな子は赦してもらえません)